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できそうでできませんが、節約こそがお金持ちになるための条件です。『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者 富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣』

『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者 富裕層に学んだ一生お金に困らない29の習慣』は、日本人のお金持ちの傾向を掴むためのビジネス書です。

「億単位の資産をもつ富裕層も、その人生をたどれば、仕事をして、倹約に努め、地道に資産を蓄えてきた人ばかりです」「いくら安くても価格に見合わないければ買わない」「財産を失った証拠を残しておくことは、遺産分割でもめるのを避けるためにも役立ちます」など、ムダなお金を使わない節約家が日本でお金持ちになることを表しています。

特に「富裕層だからといって好き勝手にお金を使えるのはごく一部に限られます」は、日本のお金持ちですら、自由にお金を使えないことを示しています。

なぜなら、「日本の富裕層の多くは、預金や株式などの金融資産より、土地などの不動産を多くもつ資産家だから」と、不動産という動かせない資産は持っていても、現金や金融資産という動かせる資産は持っていないからです。

ある意味、お金持ちの幻想を破りたいサラリーマンにオススメです。

 

「現預金を不動産にかえるだけで、相続税の課税価格を2割程度下げられる」「まずは倹約してタネ銭をつくり、長期投資で複利のメリットを享受すること」「成功者であればあるほど、人から直接、情報を得ることを心がけています」などを通して、お金を投資に回し、長期投資でお金を増やしていくことの大切さがわかります。

特に「お金があることが、精神的なゆとりにつながることは間違いありません」は、心の知能指数EQと年収が、相関関係にあることを示しています。

「生産性が高いハイパフォーマーの90%はEQが高く、平均して毎年約3万ドル(420万円)多く稼いでいる」と、EQを高めることがお金持ちへの近道と考えられます。

EQは自分の努力で高められます。

「他人の立場になって物事を考えたり、意識的に謙虚に振る舞ったりすることは、EQを高める効果がある」とされています。

お金持ちになりたいサラリーマンは、自分のEQを高める努力を始める必要があるでしょう。

 

オタクの視点から言うと、「戦略的に働きながらお金の余裕を得る方法」に刺さりました。

「在職老齢年金の減額に注意しながら60歳以降も働き続ける」「年金はすぐに受けとらず、繰り下げを活用して受給額を増やす」と、ごく当たり前のやり方ですが、効果的な方法でしょう。

オタクは趣味にお金を使い過ぎる傾向があり、また老後も現役時代と同じだけ趣味に走りがちなので、老後も働き続ける必要があるでしょう。

ある意味、趣味に走るオタクこそ、働きすぎるサラリーマンに陥るのかもしれませんね。

 

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