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「努力は富とはほとんど関係ない」と、努力よりも正しい方向が大事です。『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』

『シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント』は、富を生み出す仕組みと幸福について語るビジネス書です。

「人生に何はなくとも、無条件に愛してくれる人が一人でもいれば、強い自尊心を保つことができるんだ」「リッチになるということは、“何をするか”“誰とするか”“いつするか”を理解するということなんだ」「特殊知識を見つける:子どもの頃や10代の頃に苦もなくやっていたことを考える」など、投資マインドの価値観を教えてくれます。

特に「新世代の富はすべて、コードかメディアを通じて生み出されている」は、労働や資本のレバレッジとは違う、新しい富の創造方法を教えてくれます。

「労働力のレバレッジ:他人に従ってもらう必要がある」「資本のレバレッジ:他人から投資やプロダクト生産のための資金の提供を受ける必要がある」と、労働と資本はレバレッジに他人を必要とする許可型の問題があります。

しかし、他人を必要としない非許可型の場合は、誰の許可も必要ないのです。

「コーディング」「本の執筆」「ポッドキャストの収録」「ツイート」「YouTube動画の作成」などです。

自分の富を増やしたいサラリーマンは、レバレッジが効き、非許可型なジャンルを探してみてはいかがでしょうか。

 

「自分の名のもとに失敗するリスクを張れる人が、莫大な力を得るんだ」「限界費用ゼロで複製できるプロダクト:本/メディア/映画/プログラミングコード」「欲望とは、欲しいものを手に入れるまで不幸でいますという契約を自分自身と交わすことだ」などを通して、幸福に近づくために必要なことが学べます。

特に「幸福は選び取るものだと信じて初めて、幸福になれるように努力し始めることができる」は、普通の人たちが勘違いしている幸福の条件を覆してくれます。

「人間が一番犯しがちな間違い:外的環境に何かが起こったら幸福になれると信じること」と、幸福が「お金持ちになる」「宝くじに当たる」「大企業に入る」などの外的環境ではないことを教えてくれます。

「本当の幸福は、平安な状態になることからしか得られない」と、仏教のように、「すべてをあるがままに受け入れる」ことが大切です。

幸福になりたいサラリーマンは、「会社が」「同僚が」「家庭が」などと周囲の環境に文句を言わずに受け入れるといいでしょう。

 

オタクの視点から言うと、「何を読むかなんてほとんどどうでもいい→(興味のおもむくまま)読んでいるうちに、人生が劇的に好転する」に刺さりました。

「読了した本の数は見栄を張るための指標だ」と、本を買っても読まずに積読してしまう罪悪感を払拭してくれます。

「本を読み捨てのブログ記事や短いツイートと同じように扱う→本を最後まで読まなくてはという義務感がなくなった」というようにすれば、自由に本を買って読むことができるのです。

前山のように積読で苦しんでいるオタクは、逆に家が崩壊するくらい本を積んでいけばいいのです。

 

#シリコンバレー最重要思想家ナヴァルラヴィカント #エリックジョーゲンソン #櫻井祐子 #サンマーク出版 #読書の秋2022

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