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検索連動型データフィード広告のLPは「ポゴらせない」

こんにちは。Webマーケターの朝山です。
@taasayan

今働いてる会社で人材紹介事業をやってるのでIndeed広告をけっこう使ってます。

Indeed広告経由のランディングページ、すなわち求人の詳細ページのCROをしている中で、検索連動型データフィード広告特有のコツみたいなのがわかってきたので、書きますね。


検索連動型データフィード広告とは?

検索連動型データフィード広告というのは

「検索結果に自社商品がリストとして表示されるタイプの広告」

求人専門のIndeed広告、eコマースに特化したGoogleショッピング広告とかがそれにあたります。

IndeedのUI

Googleショッピング広告はこういうの。


ポゴらせない

indeedとかgoogleショッピング広告で求人や商品を探しているユーザーにとってあなたのwebサイトは商品詳細ページの一つに過ぎません。

例えばindeedの場合、一般的なユーザーの行動はこんな感じ。

indeedの求人一覧を見る
→「この求人いいな。見てみよっと」
→ クリックしてあなたのサイトに入る
→「ちょっと探してるのと違うな。indeedに戻ろう」
→ ブラウザバック
→ indeed内で他の求人を探す
→ 良いのがあればクリック
→ またindeedに戻る

こういうユーザーの行動を僕たちは「ポゴる」と呼んでます。

ポゴるとは「ポゴ・スティック」のようにビヨーンビヨーンと、入っては出て、また違うとこに入っては出てを繰り返すことを表してます。

ポゴスティックってこれのこと

検索連動型データフィード広告では「ユーザーをポゴらせない工夫」をすることでCVRを大きく改善することができます。


あなたのwebサイトの専門性を訴求する

indeedやGoogleに戻って再探索するよりも、あなたのwebサイト内で探しものをしたほうが良いとユーザーに思ってもらうことが必要です。

indeedやGoogleは膨大な量のデータと最適な検索結果を表示する優れたアルゴリズムを持っているため、「求人」や「買い物」といった大きなジャンルでより良いUXを提供することは難しいです。

あなたのwebサイトが専門にする分野であれば、より良い探しものができることをアピールしましょう。

例えばあなたがギター関連機材のECサイトを運営しているのであれば「ギター関連機材なら "〇〇楽器"」、webデザイナー向け人材紹介サービスなら「webデザイナーの転職に特化!」といった具合。


レコメンドを充実させる

ユーザーが興味を持つ可能性が高い商品を見せることで、あなたのサイト内での探索行動に没頭させます

レコメンドの種類はこんな感じ

・関連商品

商品ページと関連度が高い商品を表示します。

Amazonの「この商品を閲覧している人はこんな商品もチェックしています」みたいなアレです。

過去の訪問ユーザーが一緒にチェックしていたものや、商品のカテゴリが同一のものなどを表示するといい感じです。

求人系サイトだったら、「業種」「給与帯」「勤務地」「雇用形態」などのカテゴリが同一の求人をレコメンドします。

・ユーザーとの関連度が高い商品

ユーザーのサイト内行動データを元に好みの傾向を割り出し、興味を持つ可能性が高い商品を提示します。

・人気ランキング

過去に最も購入されている商品をランキング形式で表示します。

・新着

新しく入荷した商品、求人を表示します。


離脱時に訴求する

ユーザーがブラウザバックをする行動をトリガーに、商品の購入や登録などを促すバナーをポップアップして、離脱を防止します。
※Googleショッピング広告にはランディングページの要件があるのでご注意

この際、バナーに盛り込む情報の量に気をつける必要があります。

ユーザーは離脱する際、さっさとindeedやgoogleに戻りたいと思っています。あなたが伝えたいことをモリモリに盛り込んだバナーを表示しても、ただのめんどくさい広告だと思われ一瞬で消される可能性大。

伝えたいことを少ないテキストでシンプルにまとめて、ユーザーの目に訴求が飛び込むようにしましょう。

また、ポップアップバナーは「関係ない外部の広告」だと思われている可能性があるので、「あなたのWebサイトからのメッセージ」であることが一瞬でわかることも重要です。

サイトのロゴやキャラクターなどを記載してみることもオススメです。


広告媒体ごとのクセを理解してCROする

こういった施策をするとCVRがけっこう上がります。

広告媒体ごとのクセを理解して、ランディングページを最適化することが重要です。

参考になれば幸いです。

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