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キャリアのフレームについて

キャリアの語源は馬車が通った跡にできる轍(わだち)らしいです。
つまりキャリアは進んだ後に振り返るもので、計画するとか、フレームで整理してデザインするというのはそもそも違うって考え方もあるみたいなんですが、これまでに色々な記事や本やインタビューを読んで自分なりになんとなく整理ができたので書き残しておこうと思います。

いきなりですがまとめの図。


図にあるようにだいたい20〜50代くらいで、5〜10年周期くらいでフェーズが切り替わっていくという考え方は個人的にはしっくりきました
(もちろん、個人差はあります)

VSOP

けんすうさんの記事で初めて知って、ちきりんさんの記事でより深く知ったのがVSOPという考え方。
20代:Variety 色々やってみる時期
30代:Speciality 専門性を絞って、強みを決める時期
40代:Originality 自分らしさ・その人らしさを作る時期
50代:Personality あの人とだから働きたいと思われる時期

いきなり得意なことや好きなこと、自分らしさは作れないので
まずは色々やってみて、段々と得意や、らしさを磨いていくというのはこれまでの自分のキャリアを考えてもそのとおりだなと思います。


加減乗除の法則

楽天大学仲山さんの加減乗除の法則も、近しい考え方だと感じます。
20代:加 苦手なこともやる、量稽古
30代:減 強みに集中する
40代:乗 強みと強みをかけ合わせる
50代:除 複数の仕事が同時に進むようにする


ただ、自分がまだそのフェーズに至ってないからか、
加減乗除の、除はいまいち腹落ちできていません。一つの作業で複数の仕事が進むとか最高ですね。


1/100の掛け算によるレアカード化

また、元リクルートで教育改革をされている藤原さんによる、1/100を3つ掛け合わせることで1/100万のレアカードになる方法というのも、目指していきたいと思えるキャリアの考え方でした。

3つのキャリアを組み合わせて「3つのキャリアを掛け算して、非常に希少性の高い人材になりましょうね」という話です。

具体的には100万人に一人の希少性を獲得する。そのためにだいたい1万時間くらいかければ、どんな仕事をやっても、100人に一人の営業マンや100人に一人の美容師、100人に一人のタクシードライバーになれます。

1万時間かけて100人に一人になることを3回繰り返せば、100分の1×100分の1×100分の1だと、100万人に一人になれますよね。これが、オリンピックのメダリスト級を意味します。オリンピックのメダリストって、だいたい100万人に一人の確率なんです。ノーベル賞がだいたい1,000万人に一人ですから。

1万時間の法則といいますが、その道のプロになるには大体1万時間必要と言われています。週40時間フルタイムで働く想定だと、大体5年なので、20〜50代よりもうちょっと前倒しできるかもしれないですね。


その他、どこで聞いたか忘れましたが
スキル・ポジション・リレーションという考え方も、自分ならではのキャリアを作る上で心に留めておこうと思います。

ちなみに今自分は30代中盤で、まさにSpeciality、減→乗ステージ、2つ目の1/100を創っているフェーズにいるなと感じています。

1つの競争軸で誰かと比べてしまうと常に上位互換がいて、苦しくなってしまうけれど、強みや「らしさ」を組み合わせることによって、誰とも比べる必要のない、自分ならではのキャリアを作るというのを目指していければと思います。

誰かの参考になれば嬉しいです!

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