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「平行線」の向こうには明日がもう待っている

(5434文字)

 おはようございます。

 昨日は娘の修学旅行時の写真が2ヶ月ぶりにアップされていました(遅!)。

 ちょっと前までは、大量の写真が学校の廊下に並べられ、休み時間に欲しい写真の番号を確認して注文するスタイルでしたが、最近では、すべてネットで見ることができるようになったのでありがたいですね。

 ということで3人で見ていたのですが、私は視力が良くないので、ついつい画面によってしまって、近づくたびに娘が反応し、必要以上(必要最低限?)に距離をとってくることが何度も続いたので、なんかこっちも写真に集中できず、お互いにとっても良くないと感じ、私1人離脱。

 そして、いつもより早くふて寝^^;

 おかげさまで早く寝た分いつもより早く起きることができました!(^^)v

 昔から全然早く起きれなかったので、朝活をすると決めてからはきっちり思った時間に起きることに感動しています。

 もちろん睡眠時間が6時間を切ると相変わらず目覚ましで普通に起きれないですが、それでも6時間以上睡眠を確保するとばっちり目が覚めます!

 不思議ですね。

 それでは、昨日の記事でお伝えした通り、ちょっとした口論についてお話ししたいと思います。

🔹 🔹 🔹 🔹

 事件はその日の前日から起きました。

 結論から言いますと

 「あなたのお子さんのスマホはどこまで自由度がありますか?」

 という問題です。親子間でかなり温度差がある場合、折り合いがとても難しい。

 少し前から娘が、部活の友達が大勢入っている「グループLINE」に登録したいということを言っていた。

 最大の理由は、今気になっている藤本君(仮)と繋がりたいのである。
 藤本君は卓球がとても強く、県大会でも上位に食い込むほどの実力なんだそうで、娘も尊敬している。
 しかも顔は普通なんだけど、性格は良いとのこと。

 あったことはないけど、娘の話を聞く限りではなかなか良さそうではないか。まだ意識する前は藤本君のことを「頭の形に特徴がある子」だったのに、大昇格である^^;

 なので、このナイショの話から続いている問題については細心の注意を払ってきた。

 そのままパートナーに伝えればもっと話は簡単なのにと思うのだが、娘のしょーもないプライドが今回も邪魔をして、そのプライドを保ったまま乗り越えたいのである。

 こういうことはよくある。

 現在もピアノ教室に通っているのだが、娘はもともと何事にも器用ですぐに上達する。しかし、自分が納得するある一定レベルまでくるともう満足してそれ以上はやらないのである。だから最終的にはなんでもそこそこのレベルで終わってします。(納得するある一定レベルもハードルは低く設定しているように見える^^;)

 私も娘にはできる限りその壁を突破して欲しいとサポートしてきたものの現在でもそこは変わっていない。

 小学校5年でピアノ上達のピークで、あとは惰性で通っている感じだ。
 もうすっかり家でも練習はしていない。
 弾きたい曲があり、楽譜を取り寄せて欲しいというので購入した。なので、せっかく習っているので先生に教えてもらったら良いのにと思うのだが、そこはなぜか自分の力だけでやりたいと弾けない部分は弾けないままなのである。

 ここでもしょーもないプライドが邪魔をしている。っていうか、先生に習った時点でもう「自分の力」ではない気もするのだが、本人の中ではそういう考え方なのらしい。

 やめてもいいよとは言っているのだが、練習するつもりはあるのだと言ってやめる気配はない。

 習い事は娘が一生懸命取り組むものであればお金は惜しむつもりはないが、頑張っていない(親からの一方的な目線?)状態のまま続けさせるなんてお金も時間ももったいないことはしたくない。

 それでも、以前に比べ、少しずつではあるけど、自分のことをするようになってきた。

 「どうやったらLINEの時間制限やYOUTUBEを見させてくれるのか?」と聞かれたことがある。

 そう、我が家のルールは他の家と比べるとたしかに厳しい。

 小学校の時には電話を持たせていたが、スマホは与えていなかった。
 ゲームもさせていない。
 スマホは高校生になってからというのがルールだった。

 しかし、娘の周りでもスマホを持っている友達も多く、話についていけないとか色々訴えてくるので、中学生になった時に条件付きで買うことにしたのです。

その条件とは

  • TONEモバイルであること(YOU TUBEは重たくてほとんど見れない)

  • LINEは親も知っている友達で許可した人だけ

  • 宿題などは後回しにしない

 まぁ大きくはこんな感じでお互いの合意のもとスタートした。

 ところが、スマホにすぐ魅了され

  • 朝早くから友達にLINEする

  • 自分はかなり時間があるので、何度も友達にLINEを送っている。

  • スマホはほっといたら何時間でもしている

  • スマホに気を取られて宿題などは後回し

 全然言うことも聞かなくなり、LINE使用時間も

 無制限→2時間→1時間→30分

 と、どんどん制限かかかり、ここ1年以上ずっと30分のままだ。

 そりゃ娘の不満がたまるのは理解できる。

 なので私から言えることは「まずは自分のすべきことをすること」だと。

  • 帰ってきたら、荷物は自分の部屋に持っていく

  • その日にもらった便りはすぐに見せる

  • 宿題を先に終わらせる

  • お願いされたらすぐに行動に移す(ご飯やお風呂などの基本的なこと)

 と、常々言っている。

 娘「それができたら解除してくれるのか?」

 とよく言ってくるけど、答えがある訳ではない。

 どうも娘は条件が良ければするけど、やっても目的が達成できないものは最初からしない子にと成長させてしまったのである。

 だから、いつも答えを求めてくる。

 「人生に答えなんかない、自分から考え、行動するしかない。

 と伝えているのですが、親の答えはあるんでしょ、だったら教えてよという。

 まずは自分のすべきことをしなさい。その繰り返し^^;

 そしてとうとう直接対決となったのである。

 しかも、またいつも「ここ?」という悪いタイミングの時に突然話が始める娘からの提案。

娘「グループLINEに入りたんだけど・・・」

P(パートナー)「何でグループLINEに入りたいの?」

娘「卓球部のみんなが入っているから、私も入りたい」

P「みんなってみんな?」

娘「みんなではない・・・」

P「前にも言ったけど、みんな入っているのであれば、あなた1人だけにしたらかわいそうだから仕方なく許可するけど、みんなではないということは部活の連絡手段でもないので許可できません」

娘「何で?」

P「そういう約束でスマホを渡したのだから」

娘「みんな制限なんかないのに、何でうちはいっつもこうなんか!」

P「誰かと繋がりたいのなら今まで通り『@@さんとLINEがしたいので登録させてください』って言えば、できるでしょ。それが言えないってことはただ男のことLINEがしたいだけじゃない」

 またいつものバトルです。お互い感情に任せてぶちまけてしまう。

 口論になることは悪ことではないけど、感情に任せてでは何も生まれない。

 ここで私の出番ということになるのだが、

 ことスマホに関していえばたしかに制限がかかっていることに不満を持っている娘の気持ちははわかる。

 そして、パートナーの言い分もわかる。自分がコントロールできない状態で自由に外部と接触できるツールは魅力ではあるが、危険でもある。

 特にグループLINEは一度登録すると自分の許可の有無に関わらず、誰かが招待すればいくらでも増えていく。しかも今回のケースは卓球部のお友達しかいないとはいえ、卓球部LINEという訳ではないので、今後卓球部の友達以外でも増えていく可能性もある。まぁそもそも許可制である前提が崩れていくからです。

 私の回答?は、

 「最初に約束をしたことは覚えているよね? あの時はまだスマホを持っていなかったので、理解できない部分もあっただろうけど、持ちたい一心で合意したんだと思う。
 でもね、そういうことも含めてきちんと約束をしたんだよ。
 だからまずその前提は忘れてはいけない。

 その上で、あれから1年以上経ち、あなたもスマホについてはある程度理解してきたと思う。そこで最初決めたことに対してやっぱりここは変更して欲しいと思うところが出てくるのも当然だと思う。

 あなたはいつも『どうしたらできるようになる? 具体的に言って。』って聞いてくるけど、答えなどないのよ。

 もちろん私なりの思いはあるよ。でも、それはあなたが自分で考えて、試行錯誤しならやっていくものであって、人から聞くものではない。

 『どうしてLINE登録をしたいのか?』についてよく考えてみて。

 最近勉強は以前に比べ、早めにするようになったね。それはとても良いこと。でも、それでLINE登録できるようになると思う?

 そう、勉強は親のためにするもんじゃない。自分のためにするものだから。

 だったら、どうやったらLINE登録できるようになると思う?」 

娘「それが分からないから聞いているんだよ!」

私「だから、自分で考えてって言ってるでしょ。答えはひとつじゃない。最初は制限なかったのに、どうして今制限がかけられているの?」

娘「あの時は初めてだったからついついやってしまったけど、もうそんなことはない」

私「親は、それをどう信用したらいいの?」

娘「子どもの言ってることが信用できないんなら何を言っても意味ないじゃん」

私「そう思いのならもうLINEのことは諦めて。今信用している、していないを親に聞いてどうするのよ。自分が信用していないと思うのであれば、信用してもらえるような行動をしなさい。

 あなたは大体が人前でやるのが嫌いって言っている。それは親の前でも一緒。別にそのこと自体がいけないとは思わない。でも、あなたの場合は、その結果、家でも学校でも人前なので、隠れてやる場所がないというかやってない。信用して欲しいのなら、自分は頑張ってますよアピールをすることも大事だ」

娘「何でそんなわざとらしいことをしなきゃいけないのか」

私「別にしなくてもいいよ。でもあなたが今叶えたい目的は何? そのための努力は必要なんじゃないの? 例えそれが見え見えだったとしても、少なくとも、そこまでしてLINE登録をしたいんだなっていう思いは伝わる。あとは自分がそこまでしてでも、叶えたいものかどうか。

 私はあなたによく言っているけど(この言葉は娘が嫌いらしいが私はよく使っているみたい^^;)、やっぱり自分をコントロールできるようにならないとスマホの誘惑に負けてしまうよ。
 時間を決めてその時間になったら必ず本を読むのをやめて明日の準備をするとか、お風呂の時間になったら言われるよりも先にお風呂に入るとか。
 嫌なことほど先に済ませてしまうようにしてみるとか・・・」

ここでP「あんたは一体どうさせたいん? 私は約束したんだから、何でその約束を変えようとするん? 高校まではLINE登録をさせるつもりはないって言っているでしょ」

 とうとうやってきました^^;

 そうなんです。娘に説教しているようで、どうしたら解除してもらえるかのアドバイスを言っているようなものなのです。

 そりゃパートナーは納得しないですよね。

 でも、例え結果は同じであっても、可能性を閉ざす言い方は良くないと思ったのです。

 オリンピックの選手になりたいっていう子がいて、でも本当にオリンピックの選手になれた方はごくわずか。「お前はオリンピック選手になんかなれない!」ってたくさん言われてきたと思う。それでも、実際に努力をしてなれた方はいます。

 そう、つまりどんなことでも、努力を続けていけば、叶うことがある。でも、その努力は続けなければ、絶対に叶うことはない。

 だから、今回はたとえ親に反対されていても、自分は絶対にしたいという気持ちを持って努力を続けていれば叶わないことはないんだよと伝えたかったのです。

 そして最後はお決まりの

娘「▲※✖️◉親!」

 と発し、天岩戸あまのいわとに閉じこもってしまいました。

 その後2人になり、先ほどの意見の不一致についてパートナーからのお叱りを受けるのでありました^^;

 そして次の日の朝、重苦しい雰囲気の中私はいつものように朝活。

 娘を起こす時間になり(今日ぐらい自分で起きてくれー)、そこからまた

P「あんた(娘のこと)は高校について全く興味がないし、進路についての説明が学校であっても何にも教えてくれないから何を考えているのか分からないけど、どうしてもスマホがしたいのなら、高校に行かず就職して自分のお金で好きなようにすればいい。」

 一気に昨夜の状態に・・・、これが呪術廻戦のいうところの「領域展開」というやつか!?

 寝たことにより内容が整理されたパートナーの口から、娘が学校に行き、私が会社にいく時間までずっとその領域は展開されたままでした。

 どちらの言い分も間違いではない。そして、それぞれの家族で正解は異なると思う。

 これから先どうなるのか私にも分かりませんが、私の個人的な意見としては

・・・もう子どもに伝えていますね^^;

 早く自分をコントロールできるようになって、自分の人生を豊かにするための道具としてスマホを活用してもらえたらいいな。

 最後まで読んでくれてありがとう!
 今日も一日お元気で!

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