【auじぶん vs 住信SBI vs ソニー】人気の3大疾病団信を比較してみた
住宅ローン競争の舞台は金利→がん団信→3大疾病保障に
ここ最近、住宅ローンの商品競争が激化しています(ということをここ何年もお伝えしていますね(笑))。
住信SBIネット銀行は23年4月から団信※を中心に大幅に商品改定しました。従来はSBIマネープラザなどの店舗でしか申し込めなかったスゴ団信(三大疾病保障がついている団信)をウェブからでも申し込めるようにし、金利も0.41%→0.32%へ大幅に引き下げたのです。
※住宅ローンに付帯する生命保険のことです。債務者に万が一のことがあった場合、住宅ローンがチャラになります。
auじぶん銀行も商品改定しました。23年7月融資実行分からは、住宅ローンに5疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中・腎疾患・肝疾患)の50%保障が無料付帯します。
住宅ローン業界は、5〜10年ぐらい前までは金利引き下げが中心でした。そして、ここ2~3年はがん団信で差別化する銀行の動きが活発になりました。がん団信をつけると0.2%の上乗せ金利が一般的だったのですが、金利競争の中、0.1%に引き下げる銀行が相次ぎました。
そして、今は三大疾病の上乗せ金利を競争する時代になりつつあると感じています。それに伴い、住宅ローンは三大疾病をつけることが標準になると思います。
お得な三大疾病保障はどれだ?
3大疾病とはがん・心疾患・脳血管疾患のことを指します。日本人の死因上位3つですね。罹患すると働けなくなるリスクが高いため、これら疾病をカバーする団信(3大疾病保障)が商品化されているのです。手厚い保障を求める人には人気ですね。
では、この3大疾病ですが、どの銀行の商品がお得なのでしょうか?代表的な銀行として、auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・ソニー銀行の3つを比較したいと思います。
まとめるとこのようになりました。まず、三大疾病保障ですが、3銀行とも保障内容は同一です。差は無いとお考え頂ければ。
続いて、その他の保障部分です。ここは多少違いがありますね。ソニー銀行はauじぶん銀行や住信SBIネット銀行と比べると正直、見劣りすると思います。
では、auじぶん銀行と住信SBIネット銀行はどうでしょうか?結論、auじぶん銀行に軍配が上がると思います。肝疾患と腎疾患の保障の有無、がん診断給付金100万円の有無の2点ですね。ただ、この保障の有無の差は大きいかと言われると「そこまで大きい訳では無い」です。理由は肝疾患や腎疾患の必要入院期間が60日というのは相当長いので、該当ケースはそこまで多くないと考えられるからです。
別件になりますが、「auじぶん銀行の長期入院保障と住信SBIネット銀行の就業不能保障はどっちがお得?」と時々聞かれることもありますが、実質的な差はあまり無いと考えています。以前、生命保険会社に「就業不能による団信の保険金支払はどれぐらいあるか?」と聞いたのですが、ほとんどないとの回答でした。180日以上の入院が必要となる長期入院保障も同様でしょう。
金利はどれがお得?
三大疾病の保障内容は整理できましたね。さて、金利はどうなのでしょうか?こちらの表にまとめました(2023年6月現在)。
三大疾病のような手厚い保障になると、そもそも年齢が高いと加入できないケースがあります。auじぶん銀行とソニー銀行は51歳以上は三大疾病には入れません。
これらを踏まえると年代別にお得なローンがわかります。
・50歳未満:auじぶん銀行の0.469%
・51歳以上:住信SBIネット銀行の0.720%
となりますね。なお、auじぶん銀行はau金利優遇割が適用されると0.369%になるため、お得度合いがさらに増します。
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