I.Takashi @ NED

日本・中国で商業施設開発コンサルタントやってます。 不動産開発の事業戦略/企画とデザイ…

I.Takashi @ NED

日本・中国で商業施設開発コンサルタントやってます。 不動産開発の事業戦略/企画とデザインマネジメント。 NED Japan代表。 http://www.ned-c.com/

最近の記事

商業・店舗のAI化の加速がデザインに与える影響

コロナ対応でも積極的に利用されている中国のAIの近年の発展は止まらない。 中国政府の後押しもあり、民間ユニコーン企業を巻き込んで事業の創造は続いている。画像認識技術などの分野では政府と民間企業がタッグを組み、2020年時点で2億台弱の監視カメラ、そこから毎年2億台設置、2022年には街中に6億台のカメラを設置、ビッグデータとして活用予定。  「南翔印象城 MEGA」が2020年8月25日に上海市にオープン。このモールには深圳のAI企業「Intellifusion(雲点励飛

    • AZUMI - NEW HOTEL BRAND

      今までずっとアマン リゾートが気になってきた。 その創業者エイドリアン・ゼッカーもしかり。 エイドリアンゼッカーはアマン リゾートを立ち上げ、 運営管理も行うGHM(General Hotel Management)も立ち上げ、 アマン グループを去った後はAZERAIブランドも立ち上げた。 多くはアジアにおけるリゾートの再定義、 新しい可能性を生み出したと個人的には思っている。 そのエイドリアン・ゼッカーは昔日本に住んでいた時期もあるらしく、 日本への思い入

      • 【妄想デザイン 6:ニオイ・デバイス】

        未来の世界を調べるのが好きです。 いろいろ調べてみると運用目前の5Gの次、 6Gの世界というのは、もはやスターウォーズの世界に近い。 ハイパー3Dによる同時通信 、 海上・空中・宇宙をまたがる交信、 超低電力にによる通信が実現する無線技術などなど。 そのなかでも早く出てきそうな予感は、 iPhoneのコンセプト画像などでもよく見かける、 立体画像投射のできるデバイス。 いわゆるフォログラフィーだ。 情報端末を持ち、 情報を立体化して、 より多くの情報を受け取る。 立

        • 【妄想デザイン 5:浮遊プロダクト】

          子供の頃から空を飛ぶことを妄想している。 車窓から外を見れば、そこには宙を浮く自分の姿。 ドローンのようにブンブン音を立てて浮くことではなく、 どちらかと言えば、リニアモーターカーのように浮遊する。 ・物理的な風によりホバリング ・眼に見えない磁力 ・超伝導浮遊 色々と実際に可能なんですが、 どれも特殊な状況や装置を必要とします。 浮くことをデザインしたプロダクトを考えるとするなら、 それはせめてSegwayくらいの装置である必要。 その装置が、人が支え

        商業・店舗のAI化の加速がデザインに与える影響

          【妄想デザイン 4:ブレスレット・デバイス】

          スマートフォンの通話機能はほとんど使わない。 僕がスマートフォンを使う主な用途は、 ・メールチェック ・SMSチェック ・情報検索 ・音楽を聴く ・カメラで写真を撮る ・キャッシュレス決済 ・SNSをブラウズ 等等。 今iPhone8を使用しているが、 画面のサイズは縦半分でも十分だ。 最近まで「Project GEM」という細形スマートフォンが計画されていたが、 昨年、開発中止になってしまった。 そしてRoyoleという中国深圳の会社からは、 折り曲げられるスマート

          【妄想デザイン 4:ブレスレット・デバイス】

          【妄想デザイン 3:超小型 虫型ナノ・ドローン】

          映画などではみたことがある。 そして実は現実化してそうな「超小型ナノ・ドローン」 子供の頃から、虫の視点で移動する妄想をしておりました。 問題は大きさです。 小さければ小さいほど虫と見分けがつかず、 捕まったときのリスクを最小限化できます。 小さければ電力を最小化出来、 太陽光で給電すれば、飛び続けることも可能。 小ささゆえに、静電気を活用して、どこにでもとまることができるようになります。 風で飛ばされてしまうことも考えられますが、 教室やオフィスなどに潜り込むことも可

          【妄想デザイン 3:超小型 虫型ナノ・ドローン】

          【妄想デザイン 2:横に動くエレベーター】

          横に動くエレベーター。 それは宇宙空間にあるように、 そして夢にまで見るように、縦横無尽に空間を行き交うエレベーター。 そんな建物内の移動手段がもう目の前に現れようとしている。 エレベーターというのは、ケーブルで吊られ、 縦に動くことを想定して作られている。 狭い建物の中で、効率的に縦に移動することを前提に、 エレベーターは発明された。 でも、自動車の自動運転技術により、 人は場所から解放されて、僻地のオフィスで働きやすくなる。 電車と徒歩に縛られ、駅近が

          【妄想デザイン 2:横に動くエレベーター】

          【妄想デザイン-01:可変するデザイン】

          僕はインテリアや建築のデザインに関わっていて、 常々こうなればいいのにな、と思っていることがある。 それは「可変するデザイン」だ。 例えば日本の首都圏の駅、渋谷、新宿、横浜など、 ほとんどいつも、どこかが工事中で、駅の全貌を見ることはない。 完成を迎えては、又別の場所を改装している。 これは本当に終わりのないことで、もはや工事中が日常。 ということは、日常の工事中の風景が、絵になるような、 可変することが楽しめるようなデザインになっていればどうだろう? 例え

          【妄想デザイン-01:可変するデザイン】

          [新刊出版]杭州デザイントラベルガイド

           7年前にはまだまだ古臭さが残っていた杭州。まだその名残は残ってはいるが、今は豊かな自然と共に新しい業態が次々と生まれる最先端の街へと変貌している。その最たるものはアリババの躍進だ。  キャッシュレスの利便性をいかし、体験型商業と呼ばれるオフライン型の商業を次々と展開し、アリババのお膝元杭州では様々な実験店が生まれてて、それは杭州全体に波及している。同時に、杭州には上海や北京にはない山や湖など変化のある自然がある。それと一体化して存在する美術館、博物館、商業店舗も続々と生ま

          [新刊出版]杭州デザイントラベルガイド

          [新刊出版]上海デザイントラベルガイド

           僕は2011年より上海に住み、デザイン・クリエイティブに関わる仕事をやってきました。中国や上海の情報は玉石混合で、何がよくて何がいけてないのか、WEBのページを見てもいまいちよくわかりません。特にデザイン情報は口コミしかないと言っていいほどです。お店のデザイン、おしゃれスポットに関して中国や上海が話題に出ることは非常に少ない。  クリエイティブ人のためのガイドブックを作ろう、と思いました。同志のために少しでも役に立ちたい。そんな思いからガイドブックを作りを思い立ち、今回が

          [新刊出版]上海デザイントラベルガイド

          杭州デザイントラベルガイド2020(予告)

          世界最先端のクリエイティブシティ・杭州。 デザインの見所を厳選した20件のフォト・ルポタージュ。 2020年1月末、アマゾンキンドルストアにて発売開始(予定) 乞うご期待!!

          杭州デザイントラベルガイド2020(予告)

          上海デザイントラベルガイド2020(予告)

          上海にもクリエイティブはたくさんある。 2020年最新の上海クリエイティブデザインガイド。 2019年版の内容を大幅刷新。厳選した20件のフォト・ルポタージュ。 2020年1月末、アマゾンキンドルストアにて発売開始(予定) 乞うご期待!!

          上海デザイントラベルガイド2020(予告)

          [裏]上海ビジネスレポート 発売中

          Amazon Kindle Storeでも絶賛発売中です。Kindle Unlimitedに登録している方は無料です! [裏] 上海ビジネスレポート2019: 上海で人づてに聞いた秘密の話 上海シリーズ ---------- 上海で生活する中で、信じがたいことを見聞きしてきた。それが本当のことなのか、ただの噂かは知る由もないが、一人からではなく、何人もの人から同じことを聞いたりした。中国の食にまつわること、政治や政府に関すること、そして表に出ることのない中国人同士だ

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          [裏]上海ビジネスレポート2019

          上海で生活する中で、信じがたいことを見聞きしてきた。それが本当のことなのか、ただの噂かは知る由もないが、一人からではなく、何人もの人から同じことを聞いたりした。中国の食にまつわること、政治や政府に関すること、そして表に出ることのない中国人同士だけが語ること。その全てをここに記すことは残念ながら怖くてできない内容もあるのだけれど、この程度なら大丈夫ではないか、というお話を「裏」ビジネスレポートとしてまとめてみました。はっきり言ってギリギリの内容です。中国で生活する人はどこかで見

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          [裏]上海ビジネスレポート2019

          【上海Report-5】シンガポール株式会社

          湖南省に長沙という街がある。その街の中の新興都市に ショッピングモールの初期企画で携わった。新興都市らしく、 そのエリアは新しい企画で埋め尽くされている。その象徴が隣 の敷地の美術館。故ザハの設計。派手な建築が好きな中国らし い形態だ。 商業施設の企画の仕事の際は、日本同様にマーケット調査か ら始める。その調査を進めていく上で注目に値すべきものが あった。私の関わったプロジェクトの敷地は湖畔にあるが、競 合となるのは隣町の中心部の商業。そのど真ん中にとてつもな く深い穴を

          【上海Report-5】シンガポール株式会社

          【上海Report-4】中国大型商業開発の推進体制

          大きなプロジェクト、そして大きなデベロッパーになると、 中国人だけでは経験が足りない、ということで中国語に精通し た香港人や台湾人、シンガポリアン達が重要な役職についてプ ロジェクト体制が組まれることが多い。場合によってはそれが 韓国人や日本人になることもある。 今上海でやってる大型商業施設は延床面積で 14 万平方メー トルほど。日本だと非常に大型の部類。中国でも比較的大型で す。そして建築だけは計画が進んでいて、肝心の中身(テナン ト構成)はまだまだ決まっていないという

          【上海Report-4】中国大型商業開発の推進体制