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ページ薬局3周年記念企画 推し本POPグランプリ 結果発表

2023年6月1日に3周年を迎えたページ薬局。

今年は推しの1冊のPOPを募り、そしてそれらを投票によって大賞を決めるPOPコンテストを記念企画として行いました。


4月1日よりPOPの募集を、6月1日からは集まったPOPの中からノミネート作10点を選出して投票をしてもらい、6月30日に締め切りました。

本企画としては投票による大賞の他に、POP作りに精通した方が選ぶPOP職人賞、またページ薬局賞も設けていました。

3つの賞に関して早速受賞作を発表していきたいと思います。

ページ薬局スタッフ内で選ぶ「ページ薬局賞」

ページ薬局賞を受賞したのはこちらのPOPです。

『すしねずみ』のPOP

作成されたのは現役書店員のうさぺっつさん。

以下、本を選んだ理由などコメントをいただきました。

そもそも「すしねずみ」の発売を知ったのもTwitterでした。何度か流れてきた表紙のイラストに「なんだか可愛いなぁ〜」と惹かれたのですが…
働いている自店には新刊の配本がなく…発注しました。
読んでみると、Twitterで表紙を見た最初の印象以上に可愛くて、でも、イラストはさすがの「はらぺこめがね」さん!という感じで本格的!
読み聞かせをするにも楽しそうな絵本だなぁ〜とみんなに紹介したくなりました!
失敗ばかりだけど、傷だらけになりながら次に次に進んでいく姿もページをめくりながら応援したくなります!

素敵なPOPのおかげで何冊もすでに店頭から飛び立っています。

おめでとうございます!

審査員こな・つむりさんが選ぶ「POP職人賞」

「POP職人賞」は審査員として、元書店員でPOP作りにも精通しておられるこな・つむりさんに審査をお願いしました。

こな・つむりさんが企画の宣伝用にと作成いただいたPOPを見れば審査員をご依頼したのも頷けるかと思います。

『ぎょらん』のPOP

ハイクオリティなPOPを作られる審査員こな・つむりさんが選んだのはこちらのPOPです。

『漁港の肉子ちゃん』のPOP

まず審査員こな・つむりさんのコメントから。

「『漁港の肉子ちゃん』をPOP職人賞に選出させていただきました。POPをじっくり拝見いたしますと、肉子ちゃんに対する愛情深い〝オタク心〟を感じました。わたしはPOPを書く時に自分が1番大切にしている事は、作品に対する絶対的なリスペクトと、自分がオタクになるぐらいその作品に、のめり込むことだと思っています。ほとばしるほどの熱い気持ちがPOPから伝わってきたことが選出の理由でございます。」

次にPOPを作っていただいたN.Mさんにも一言頂戴しました。

絵も文字もあまり得意ではない私ですが、〝オタク心〟から、このような素晴らしい賞をいただきとても嬉しいです。漁港の肉子ちゃんを初めて読んだ時、無償の愛を捧げてくれた自分の母親を思い出しました。この本を読んだ方が、家族、友人、恋人など大切な人から受けた愛に気づくことができたらいいなと思いPOPを作成しました。このPOPを機に、漁港の肉子ちゃんを手に取ってくださる人がいればとても嬉しいです!

POP職人賞受賞、おめでとうございました!

推し本POPグランプリ大賞

お待たせしました。

ノミネート作10点に対して187件もの回答が得られました。

「もっとも本が手に取りたくなったPOPはどれですか?」との問いに、おそよ4分の1ほどの方が投票されて大賞に選ばれたのは…











石田ゆうすけさんが書かれたエッセイ『行かずに死ねるか!』のPOPです!

シンプルだけど、内容が気になるポップだと思います。わかりやすく疾走感を感じさせるイラストも良い。

イラストと文章のバランスが良く、すっきりしていてパっと目に飛び込んできました。

自転車こいで遠くまで行ってしまいたくなるようなPOPに惹かれました!

7年半の世界一周を自転車で!?と興味を惹かれました。きっと過酷な体験もたくさんあっただろうけど、POPの男性の表情は生き生きとしている。元気付けられるようなテイストの1冊なのかな?と期待が膨らみます。

目に飛び込んできました。 行かずに死ねるか!なぜか、涙が出ました。沢山の魂を削られるような経験から、へこたれるのではなく、前へ進んだ勇気に感動。このpopを見たら、本を買って読んでみたくなりました。

上で紹介した以外にも多くの感想が寄せられました。

見事大賞受賞となったPOPの生みの親、古賀真由美さんのコメントです。

 この度は、「推し本POPグランプリ」大賞に選んでいただき、誠にありがとうございます。
 POPで推薦させていただいた本、「行かずに死ねるか!」は、鬱屈した私の人生に、風穴を開けてくれた、私にとって救世主のような本です。
 POPの補足をさせていただきますと、著者がこのクレイジーな旅に出たのは、1995年、スマホのマップも翻訳アプリもない時代です。そんな不便な条件下でたくましく自転車をこぐ石田氏。待ち受ける困難、試練。ぜひこの本で、氏の冒険を追体験し、氏のユニークでみずみずしい感性の世界をお楽しみいただきたいと思います。
 私のPOPが、皆様にこの本を知っていただける一助になるとしたら、こんなに光栄な事はありません。今回は本当にありがとうございました。

推し本POPグランプリ大賞受賞、誠におめでとうございます!

おわりに

本発表を持ちましてページ薬局3周年記念企画、推し本POPグランプリは終了とさせていただきます。

POP募集から投票まで告知にご協力いただきました方々、POPをお送りいただきました方々、投票してくださった方々、そして審査員を引き受けてくれたこな・むつりさん、本当にありがとうございました!


最後に、今回大賞受賞作のPOPについて著者石田ゆうすけさんよりコメントもいただきましたのでご紹介します。

さらに店頭では『行かずに死ねるか!』のサイン本も限定10冊置かせていただきます!

なお、受賞作のPOPのコピー、ならびにデータを使いたい書店様はお気軽にページ薬局の各種SNS、もしくはpage_pharmacy@yahoo.co.jpまでご連絡いただけますと幸いです。

4年目に突入しましたページ薬局を引き続き宜しくお願い致します!

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