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2021年本屋大賞予想

1ヶ月に及ぶ壮絶な戦いが幕を閉じました。


5人それぞれが臨んだ1ヶ月100冊読書チャレンジ。

言い出しっぺの自分が達成しないわけにはいかないと眠たい目をこすり、本を片手に1ヶ月を過ごしました。


1ヶ月100冊読書について色々語りたい気持ちもありますが前置きはこの辺にして、2021年の本屋大賞予想を発表していきたいと思います。

1ヶ月100冊読書会 個別の大賞予想と各々のコメント

まず2021年本屋大賞ノミネート作のおさらいです。

①『犬がいた季節』伊吹有喜(著)双葉社
②『お探し物は図書室まで』青山美智子(著)ポプラ社
③『推し、燃ゆ』宇佐見りん(著)河出書房新社
④『オルタネート』加藤シゲアキ(著)新潮社
⑤『逆ソクラテス』伊坂幸太郎(著)集英社
⑥『この本を盗む者は』深緑野分(著)KADOKAWA
⑦『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ(著)中央公論新社
⑧『自転しながら公転する』山本文緒(著)新潮社
⑨『八月の銀の雪』伊与原新(著)新潮社
⑩『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう(著)中央公論新社

この中から
瀬迫貴士
尼子慎太(ページ薬局薬剤師)、
大矢堅太郎さん(瀬迫の同級生)、
竹谷裕基さん(瀬迫の後輩)、
生田勇人くん(ページ薬局のお客様)、
それぞれで大賞を予想しました。

以下、大賞予想と感想です。

・瀬迫貴士 (1ヶ月100冊読書達成*2回目)
大賞予想:①『犬がいた季節』伊吹有喜
感想:第1話から最終話の短編6つで構成されていますが、正直第1話を読んだ時点でほとんどこの本に気持ちは決まっていました。そして読み終えて確信!どんな世代にも青春は存在するのだなぁと心温まりました。
・尼子慎太
大賞予想:⑦『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ
感想:「心に刺さる」という表現が、まさに当てはまるような、読後の余韻が大きい作品でした。重いテーマを扱いながらも、優しい気持ちで読み終える事ができる作品の根底にある愛が素晴らしいです。ミステリーではないのに、次のページが止まらなくなる感じと、作品全体が綺麗にまとまっているのも高評価でした。
・大矢堅太郎 (1ヶ月100冊読書達成)
大賞予想:②『お探し物は図書室まで』青山美智子
感想:仕事に対しての価値観の変化を色々な物語から見て感動した。
短編集だが、心の奥深く突き刺さり、正に現代の悩む若者達にもぜひ読んでもらいたい。
・竹谷裕基 (1ヶ月100冊読書達成*2回目)
大賞予想:⑧『自転しながら公転する』山本文緒
感想:結婚・仕事・親の介護などの対人関係に感じる、心の奥の方まで覗いているような錯覚に。泣いたり迷ったり、揺れ動く主人公と一緒に「自分の幸せ」について自問自答させられました。
・生田勇人
大賞予想:⑧『自転しながら公転する』山本文緒
感想:悩みのどれかが良くなれば別の悩みが悪化していく山と谷の繰り返し。それでも主人公は同じところを右往左往するのではなく、徐々にどこかへ進んでいく。終盤では、今までの悩みが積み重なって現在があるのだと気づく。
未来は暗いだけではない。そう思わせてくれる、人生を煮詰めたような傑作。

『自転しながら公転する』が2票、他1票ずつと良い感じに割れました。

私が選んだ『犬がいた季節』は読了後にカバーの仕掛けでも楽しんでもらえるのも個人的に高評価です。

結果発表は4月14日(水)。

100冊読書に挑んだメンバーの予想は果たして的中するのでしょうか?


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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