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カメラをセンサークリーニングに出す

カメコの職業病とでも言うべきか、カメコのセンサーダスト問題について語ろうと思います。
とにかく高速連写を使いまくっていいシーンを狙うカメコにとってセンサーダストは切っても切り離せない関係です。

人によるとは思いますが、現場に通う頻度、1回の撮影枚数とかいろんな要因で必要なセンサークリーニングの頻度が変わってくると思いますが、センサークリーニングは写真の品質維持の観点である程度定期的に行う必要があると思います。(まあ、基本的に暗いライブハウスで撮影しているカメコは基本的に開放での撮影ばっかりなのでなかなかセンサーダストが写真に出てくることは少ないが)

今回、自分が気になってセンサークリーニングに出す決定打になったセンサーダストです。背景が均一で明るい会場だとセンサーダストが気になるので、近々控えてる大事な撮影に向けてセンサークリーニングを行うことにしました。


センサーダストの評価

センサーダストを探す方法として一般的に言われていることは、絞りを絞って青空を撮影する方法です。

しかし、実際はカメコはライブ後に夜な夜なPCをポチポチして画像編集する夜型人間が多いので、屋内でもセンサーダストを評価したいですね。(天気が悪い日もあるし)
適当に屋内のシーリングライトをF10とかで撮影すると十分にわかります。シーリングライトに混入してるゴミとの区別がつかなくなってしまうので、ピンとは無限遠にして撮影するのがコツです。

【コツ】
1,無限遠で撮影する(近い側のピント距離で撮影するとシーリングライトに混入したゴミなどとの区別が必要なので)
2,複数の明るさで撮影する
3,複数枚撮影する(複数カットで同じ場所にあることが重要)

問題箇所を伝える

センサークリーニングに何度も出していて手慣れてくるとわかると思いますが、メーカーの人に「気になっているダストや撮影例とかありますか」的なことを聞かれることがあるので、センサーダストの位置のデータがあるとうまく伝わりやすいです。

メーカーのサービスセンターでは検査装置で写るセンサーダストを探してくれるので別にやらなくても大丈夫ですが、患者の「主訴」は大事なので自分が不便に思っている点は伝えたほうがいいです。

うまく伝えるポイントしては以下

  1. 写真の向きをちゃんと記載する(ただの単色の写真だけ見せられても向きはわかりません)

  2. トリミングや左右反転などの操作は行わない

  3. 撮影条件はちゃんと書く

  4. 印刷時は縁無し印刷を行わない(周辺部に出やすいし、センサー面全体の状態を正しく伝えられなくなる)

印刷した写真に赤ペンでダストの位置を書き込んでみるとこんな感じ。
最後のセンサークリーニングから7万ショットくらい撮影したので、センサーダストを意図的に探しに行くと結構な数のダストがありますね(実際に写りに影響するダストはもともと見つけた1つしか自覚していないが)

実際に預けてみる

今週センサークリーニングに行ってきましたが、めんどくさかったのでこの間センサークリーニングに行ってきたあとの報告書を載せますので参考程度に。

センサーダストの予防

私はセンサーダスト対策として以下のようなことを日常的に行って極力センサークリーニングの頻度を下げられるようにしてます(センサークリーニング高いし)

  1. レンズ交換時にボディ(マウント付近)に付着してるホコリを飛ばしてからレンズ交換する

  2. レンズ交換はスピーディに行う

  3. レンズ交換後ボディは無駄に開けっ放しにしないで、速やかにボディキャップを装着する

  4. 埃っぽいところ、雨が降ってる場所でのレンズ交換は行わない

  5. 定期的に自宅でレンズ側、ボディ側のマウント面を清掃する

無駄にレンズ交換をしまくらないとかも対策として考えられますが、レンズを付けた状態で運搬して落下させたりするとボディもレンズも痛むので、自分はレンズ外して機材は運搬する派です。


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