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UX戦略の教科書

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「UX戦略の教科書」シリーズのまとめです。
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記事一覧

おわりに _ UXと戦略を分断させないために(UX戦略の教科書)

本記事は、UX戦略の教科書シリーズにおける「おわりに」的な位置づけのものになります。あまり…

小城 崇
8か月前
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#3-5 デザイン思考は「はやすぎる」(UX戦略の教科書)

サービス仮説を立案するための方法論としては、一般的に「デザイン思考」や「デザインスプリン…

小城 崇
9か月前
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#3-4 UX起点で考えるコンセプトワーク方法論(UX戦略の教科書)

本書の第3章では「顧客理解から、顧客体験の理解へ」をコンセプトとしたデザイン方法論の確立…

小城 崇
10か月前
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#3-3 UX起点で考えるサービスグロース方法論(UX戦略の教科書)

前節では「顧客を深く理解すれば、良質な仮説を立案できる」という言説は間違いであり、このよ…

小城 崇
11か月前
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#3-2 顧客理解・ユーザ理解にサヨナラを(UX戦略の教科書)

昨今では、顧客理解 / ユーザ理解に取り組む必要性が様々な所で主張されており、一般常識にな…

小城 崇
1年前
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#3-1 UX戦略の策定プロセス(UX戦略の教科書)

第3章では「UX戦略を策定する方法論・プロセス」を紹介する。本章の位置づけを明確にするため…

小城 崇
1年前
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#2-3 時代遅れになりつつある「ブランディング」を再設定する(UX戦略の教科書)

前節(#2-1、#2-2)では、事業戦略の検討枠組みである「STP」とマーケティング戦略の検討枠組みである「ファネル」がともに時代遅れになっているにも関わらず多くの人に信じられており、そのためにUX戦略の策定・実行が妨げられていることを説明してきた。そのうえで「STP」や「ファネル」の検討枠組みを、時代の変化に合わせてアップデートする方向性を提示した。 本節(#2-3)ではブランド戦略を取り上げる。デジタル社会の到来によって、これまでのブランド戦略を捉える枠組みが時代遅れに

#2-2 ファネルからダブルループへ_後編(UX戦略の教科書)

前回の記事では、これまでのマーケティングの検討枠組み(=ファネル)の概要を提示したうえで…

小城 崇
1年前
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#2-2 ファネルからダブルループへ_前編(UX戦略の教科書)

前節(2-1)では、いまだに多くのビジネスパーソンがSTPの思想・枠組みを事業戦略を策定する場…

小城 崇
1年前
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#2-1 STPにサヨナラを_後編(UX戦略の教科書)

前回の記事では、伝統的な事業戦略の検討枠組みである「STP」が時代遅れになっている理由・背…

小城 崇
1年前
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#2-1 STPにサヨナラを_前編(UX戦略の教科書)

第1章では、デジタル社会が到来したことでUX戦略を策定する必要性が高まっていることを説明し…

小城 崇
1年前
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#1-3 UX戦略とは何か?(UX戦略の教科書)

前節(#1-1,#1-2)では、デジタル社会が到来したことで企業の競争ルールが変わっており、ライ…

小城 崇
1年前
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#1-2 ライフスタイル提供型への転換事例(UX戦略の教科書)

前回の記事では「デジタル社会の到来が企業にもたらす変化」について解説した。今回は、ライフ…

小城 崇
1年前
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#1-1 道具からライフスタイルへ(UX戦略の教科書)

UXはこれまで、個別の顧客接点(Webサイトなど)の体験価値を向上させる文脈で語られることが多く、事業戦略の定義などのハイレイヤーな論点とは縁が遠い概念であった。 しかし、デジタル社会が到来して企業を取り巻く外部環境が変化した結果、今やUXは経営イシューとなっている。「どのような顧客体験(UX)を提供する存在になることを目指すのか」という視点に基づいて、事業戦略を検討することが必要になっているのだ。だが、そのことに真の意味で気づいている経営者・ビジネスパーソンはそれほど多く