tofubeatsと水曜日のカンパネラ ケンモチの、企画、対談の仕切り、執筆担当しました

小林"mimi"泉美さんによる「ラムのラブソング」セルフカヴァーからの、リミックス企画に参加していただいたtofubeatsさんと水曜日のカンパネラのケンモチさんの、企画、対談の仕切り、執筆担当しました。

アニメ版「うる星やつら」が40周年、そしてコミックを連載していた小学館が100周年ということで、「うる星やつら」の再アニメ化が発表されました。偶然にもそのタイミングで、「ラムのラブソング」を作曲した小林泉美がセルフカヴァーを発表(そこに関わってきた自分達もこの再アニメ化は知りませんでした)。それを元に、世界各国のリミキサーに依頼したリミックスをEPという形でリリース。そこに参加していただいたのがtofubeatsさんと水曜日のカンパネラのケンモチさんでした。

せっかくなので、リミックスの話だけじゃなくて、アニメからの影響とか、ミュージシャンがアニメと関わるときの昔と今の感覚の違いみたいな話も振ってみました。
したら、80年代以降の感覚の変遷みたいなものが浮き出る、面白い対談になりました。

自分のようなおっさん世代だと、普通のロックやポップスの世界とアニソンって完全に切り分けられてたんですよ。だから、例えば杏里が歌った「CAT'S EYE」の主題歌は大ヒットしましたけど、杏里本人はレコーディングを拒否ってスタジオから逃げ出したとか、ヒットしてもライブでは歌わなかったなんて話もありますし、TM NETWORKの「GET WILD」もアニソンというよりはTMの人気があったからという側面が強かったと思います(この頃はまだコラボという感覚もなかった)。

要するに、昔のアニソンは、ロックやポップスから見たら下という感覚が確実にあったんです。だから、アニメ歌手はそれ専門という感じでした。「下」と書きましたけど、世界が完全に切り分けられているというのが正解でしょう。ただ、そこが混じると「上下」という感覚が生まれてしまう。

でも、それがいつしか交わるようになって、むしろ今ではアニソンの方が自由な表現の場になっているし、しかも話題にもなるということで、誰もが積極的に関わりたい分野になりました。その感覚は何をきっかけに生まれ、どう浸透してきたのか。そんな話に発展しました。なかなか面白そうでしょ?

というわけで、以下のリンクからよろしくおねしゃす!


小林泉美「ラムのラブソング(Reboot)/万物流転」

ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.1

ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.2

ラムのラブソング(Reboot)Mimix EP.3


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