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30代無職の方の将来は?

30代無職の将来について
若い世代の貧困化や格差が急速に広がるこの日本で「30代無職」、もはや決して珍しい存在ではなくなってしまいました。

30代無職と聞いて一番に連想されるのが、ひきこもりやニートでしょう。

様々なきっかけから社会との繋がりを失ってしまったままどうすることもできずに時間だけが過ぎ、気付けば高齢ひきこもりへの道を突き進んでいるのです。

逆になんとか社会に出て働いてはきたものの、自分にはどうすることもできない事情で不遇に陥ってしまったケース。

倒産やリストラなどの自分の能力では避けようのない事態に陥り、働かないと生きていけないのに、どこにも受からず行き場がない…。

失職のショックから全ての気力を失い、そのまま引きこもってしまう人も、後を絶ちません。

この二つ以外にも、病気や事故などのアクシデントで20代を思うように生きられなかった人。

就職氷河期で正社員の座にありつけず、フリーターをする他なかった人。

全力で取り組んだ事業に失敗し、借金だけが残った人…。

ひとえに「30代無職」と言っても辿ってきた経過は、人それぞれです。

もう決して若いとは言えない自分の末路を思えば、すぐに絶望でいっぱいになることでしょう。

彼らは決して甘えてきたとは限りません。

むしろ多くは、人知れずおおいに苦しみ抜いてきたのです。

でも、そんな個人の事情や頑張りに関係なく、絶望はすぐそこまで迫ってきています。

このまま絶望に身を委ねるか、それとも、何としてでも這い上がるかの分かれ道はもう目前に迫っています。

そこで今回は30代無職の将来についてご紹介していきますので、あなたの未来の延長線上にあるかどうか、しっかりと確認しながら最後までご覧ください。


30代無職

自殺する・犯罪に走る

攻撃対象が自分か外の世界かの違いはあるものの、どちらも考えうる最悪の結末です。

日本の若者の死因の第一位、それは自殺。先進国の中でも群を抜いて高い割合です。

先行きを悲観するあまり、この世からドロップアウトしてしまう。

この先の人生が好転することなど考えられず、人生の半分にも満たない年齢で死を選んでしまう人が後を絶ちません。

不幸のあまり、世の中を恨んでしまう人も残念ながら存在します。

自分の絶望などつゆ知らず回っている(かのように見える)世の中が憎くてたまらず、ヤケを起こしてとんでもない凶行に走ってしまう。

自分がどんなに不遇だからといって、犯罪を犯してよい理由にはならない。

人の道を踏み外してよい理由など、絶対にありはしないのですが……。


精神疾患になる

不遇な環境に置かれたストレスからうつ病や適応障害などの精神疾患を発症してしまうケース。

職もないまま更に困窮し、再起不能に陥ってしまう人が大勢存在します。

こんなに生きづらい世の中でなければ、もしかしたら彼らは精神を病むことなどなかったかもしれない。

だとすれば、「彼らは日本全体の病理を背負っている」、そういっても過言ではないかもしれません。


そのまま引きこもる


絶望に囚われて一歩も部屋から出られなくなり、ただ時間ばかりが過ぎていく。

あと数十年はそれで生き長らえられるかもしれませんが、頼みの親の財産が尽きた後は生活保護か。

その手続きもできないほどに生存スキルが落ち、孤独死するか…。

いよいよ危機感に駆られて、引きこもり脱出に向けて動く


引きこもってしまったとしても、全員がそれで終わりとは限りません。

それまでのプライドをかなぐり捨てて自分のありのままの現状を受け入れ、土壇場で再起を図る人だってわずかながら存在するのです。

人間、背水の陣に立ち、悲惨な状況を抜け出すためなら、どこまでもストイックになれるかもしれません。

少ない可能性に賭け、就活を続ける

雇用してもらうことを諦めず、僅かな可能性にチャレンジし続ける。

これだけ中年無職が増えている時代、「捨てる神あれば拾う神あり」も無いとは言いきれません。

非正規の派遣やアルバイトは40代以降から雇われ先がぐっと減るといいますが、全く何もしないよりは経済面だけ見ればマシと言えます


人から雇われることを諦める

雇ってもらえないなら、自分で自活の道を見つける他ありません。

就職先を見つけるのは難しくなるにせよ、生きていく術が全く無いとは限らないのです。

例えば、起業やネットビジネスで仕切り直すことも可能でしょう。

その気になれば、野宿やホームレスだって死にはしない。

自分からそれを選び、楽しく生きている人たちだってこの世にはいるわけですから。


既存の枠組みに囚われず、新たな生き方を模索する

失うものが何もなければ、それまで様々なしがらみの中では生み出せなかったスゴイ発想が生まれるかもしれません。

どん底まで絶望した人だからこそ、できることが残されているかもしれません。


30代無職でも様々な選択肢がある

いかがでしょうか。

世の中複雑すぎて、個人の頑張りや精神論根性論で乗り切れるほど甘くはないのです。

日本は公的支援や生活保障を受けようとする人達に「自己責任」「甘え」のレッテルを貼り、とりわけ厳しく当たる風潮があります。

でも、自分にはどうにもできない事情で後に引けない状況にまで陥った人達に対し、そのようなレッテルを張ることは正しいのでしょうか。

ひょっとしたら、この日本を変える原動力となりうるのは、人生の折り返し地点よりも前の時点で絶望を知った彼らなのかもしれません。

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