HATCHが3歳に!1年間の学生の挑戦を紹介
こんにちは🌞🌝
HATCH学生スタッフの未央です。
HATCHは、起業をお考えの方のための、また起業に興味のある方のためのインキュベーション施設です。
こう聞くとちょっとハードルが高いように感じますが、HATCHではアルバイトで入っている学生スタッフを筆頭に、「学生がチャレンジできる場」づくりもしています。
今回そんなHATCHが3周年を迎えました。そこで学生、特に「仲間集めピッチNEKONOTE」という学生イベントにフォーカスしてHATCHを紹介していきたいと思います。読んでいる方(学生さんも、もちろんそれ以外の方も!)に何かエネルギーを与えられるような記事になっていればなと思っておりますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
「仲間集めピッチNEKONOTE」って?
そもそも仲間集めピッチとは、自分のプロジェクトを持っている学生と何か富山(内外)でチャレンジしたいけど、明確にやりたいことが決まっていない学生のマッチングができるピッチイベント。
学生向けのイベントをするということで、どうすれば学生にとって魅力的、集客のできるイベントになるか、ということを元HATCH学生スタッフだったもってぃさんと徹底的に話し合いました。
まず初めに候補に上がったのが「令和の虎の学生版」。ですが、学生にとって少しハードルが高いのと、クオリティを大人に依存してしまう可能性があるということで却下に。これまでの経験から実感として、富山で何か挑戦してみたいけど何からやればいいのかわからない学生って多いよね、という話題になり、先述したような形が生まれました。
登壇者については別のコミュニティで活躍している学生やサークルに熱心に取り組んでいる学生、起業している学生などさまざま。はじめ登壇者の募集がネックになるのではないかという話もあったのですが、募集をかけるとすぐに登壇者枠が埋まるイベントになりました。「起業」など範囲を狭めてしまうとなかなか難しいとは思うのですが、サークルなど学生の多くが所属しているような場所で頑張っている学生にも登壇してもらったことで、参加者が集まりやすいのかなと思います。
形式として約5分のピッチのあと、質疑応答(ここがかなり盛り上がります)、そして3人ほどの登壇者のピッチが終わると、参加者の投票タイムに移ります。もっと話を聞いてみたい、しっかりプロジェクトメンバーに加わりたいという濃度のものから、何かあったら相談してほしい、壁打ち相手になりたいというフラットなものまで、とにかく誰かのピッチ内容に参加することを盛り込むことで、登壇者のピッチの質も上がりますし、実現性も高まるのかなと思います
以下では、第1回から第3回の仲間集めピッチNEKONOTEに参加してくださった3名の方へのインタビューを通して、仲間集めピッチで実現した(もしくは別の方向に転じた)学生のチャレンジをお届けします。
第1回ピッチ参加者 益田耕佑さんーTOYAMA夢文化祭の提案、実施
第1回の仲間集めピッチに参加してくださった益田耕佑さん(まっすー)は、富山大学の全学横断PBLという授業で夢のシェアについて提案したことがきっかけでピッチに参加してくれました。
中高生・大学生・社会人がそれぞれ夢をシェアすることで、やりたいことが見つかったり、モチベーションがあがったりするイベントを作りたい、その仲間を集めたいという想いのあったまっすー。
当日もわかりやすい内容と、参加したい!と思わせる力のあるピッチでたくさんの仲間を集めたようです。
仲間集めピッチがきっかけで実際にプロジェクトが動き出しました!
運営としては感無量です😭😁
結果として、2023年1~3月にかけて夢をシェアするイベント「TOYAMA夢文化祭」を実施し、のべ50人以上の中高生・大学生・社会人に参加いただいたようです!
実際にイベントが開催されただけではなく、そこからさらに学生が自分のしたいことに向かって挑戦できているようです!
まっすーが主催するイベントの成功要因は段取りの良さにある気がします。
仲間集めピッチの時から具体的にスケジュールを提示し、学生の参加形態も詳しく提示できていたからこそ、まっすーについていきたい!と思う学生も多く集まったのではないでしょうか。
第2回ピッチ参加者 尾崎日紀さんー違う形での挑戦へ
第2回の仲間集めピッチには、当時「泊まれる図書館 寄処」で管理人を始めたばかりだった尾崎日紀くんが参加してくれました。
「泊まれる図書館 寄処」とは、富山に住む大学生が運営しているゲストハウスです。皆で一緒にボードゲームで遊んだり、夜が明けるまで語り合ったり。宿泊場所としての機能だけではなく、交流できる空間を大切にしています。
ずっと続いてきた場所の管理人になったばっかりで、この場所をどうしたいか、自分自身がどのように成長していきたいか、ということを、日紀くんらしい素直な言葉でピッチしてくれました。「とりあえずなんでもいいのでアドバイスください!」という姿勢が印象的でした。
第1回と同じく、10人以上の学生が集まった2回目の仲間集めピッチ。さらに、社会人の方や寄処の元管理人の学生も応援しに来ていたので、日紀くんにとって相当なプレッシャーだったと思います。
プレゼンの資料を先輩に見てもらうなどの準備もして、やる気十分の状態で前に立ってもらいました。
ただ、仲間集めでピッチした内容が今進行しているというわけではなさそうです。
日紀くんらしい素直な内容(笑)
全力でやってみたことが自分の目指すことではなかったと気づいても、そこで培ったことは(もちろん、仲間集めピッチに参加したことも含めて!笑)日紀くんの今後の糧になると思います。
さらに、日紀くんは寄処の管理人を辞めた後、別の挑戦をしているようです。
sui-suiはキャンドルが灯る空間でスイーツを楽しめる夜カフェ。日紀くんは、自分でお金を発生させる経験を積むことと、ここで自己資金を貯めて不動産で開業するため(!?)に頑張っています。
ぜひこれからの日紀くんの活動にも期待したいですね🤗
第3回ピッチ参加者 高橋冴さんー課題意識と熱量あるピッチ
第3回目の仲間集めピッチには、地元と鉄道が大好きな、当時大学1年生だった高橋冴さん(さえちゃん)に参加してもらいました。
仲間集めピッチの登壇に関して、最初は乗り気ではなかったさえちゃんですが、バイタリティあふれるさえちゃんの想いに共感してくれる学生がきっといるはず!と思い、参加を後押ししました。
当時、さえちゃんは、廃線となっていた地元のローカル線に強い危機感を抱いており、それをテーマにビジネスコンテストへの挑戦を始めていました。
ピッチ当日も、その熱い思いが伝わるよう工夫を凝らした資料を用意してくれて、大学1年生とは思えない行動力に、他の参加学生も感動していました。
仲間集めピッチの内容を実現したわけではなくとも、それがきっかけで人に自分の想いを伝え、それに共感してもらうことの大切さに気付くことが出来たというさえちゃん。約1年経った今、環水公園で地元の名産を出店したり、多世代交流のコミュニティを立ち上げたり等、幅広く活動しています。
余談ですが、さえちゃんの鉄道好きが高じ、「市電ダービー」というプチイベントを一緒に企画したこともありました。
身近な市内電車に興味を持ってもらい、何より楽しんでもらうためのイベント。
内容はくだらないんですが(笑)とっても楽しかったです。
これからもHATCHは学生の活動を支援していきます!
この1年、主に仲間集めピッチというイベントを通して、HATCHは学生の挑戦の後押しをしてきました。また、現在学生スタッフは4名在籍しており、イベントや受付スタッフとしてHATCHで活動しています。
さまざまな社会人の方と出会え、インターンなどにつながったり、同じく学生から刺激をもらったり、もちろん学校の課題なども捗ったり、ちょっと大学からは遠いのですが、富山大橋を越えるだけの意味や価値はある場所だと思います。
学生の皆さん、ぜひ見学やドロップイン(短時間利用)をしに、気軽に遊びにきてくださいね!
HATCHについて詳しい内容はこちらから↓
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