Mリーグを自分なりに考える

麻雀、経営、いずれも素人同然の自分が感じた事を書いています。
何も分かってないな、と思われるでしょうが、Mリーグから麻雀を見始めた素人目線という事でご容赦。

Mリーグ2022-2023のレギュラーシーズンが終了した。
Mリーグが好きな人なら結果はもうご存じだろう。

結果ドリブンズとフェニックスはレギュラーシーズン敗退が決定。
昨年のシーズンから制定された規定で、2年連続ファイナル(4位以内)に進出できなかった選手は強制的に選手を最低1名入れ替えなければならない、というルールとなっている。
なので昨年も7位で2年連続ファイナル進出できなかったドリブンズは選手入れ替えをしなくてはならなくなった。雷電もファイナル進出は楽ではないだろう。雷電もファイナル進出できなければ入れ替え対象となる。

先に言っておくと、自分はドリブンズと雷電のファンである。
他のスポーツでもそうだが、弱いチーム、人気のないチームや選手に感情移入してしまう性質だからだ。
こういうファンもいるという事を踏まえて見てほしい。

個人的には選手を強制的に入れ替える、というシステムは仕方ないと思う。
組織(この場合はMリーグ全体)の発展のためには代謝は必要だからだ。
改革は必要である事は理解しているつもりである。

ただ思うのはいささか性急すぎないか?という事である。
最短2年でクビになる選手はたまったものじゃないだろう。

クビになった選手も今はまだ元Mリーガーという肩書が通用するけど、この先どんどん元Mリーガーは増えていくわけで。
今年は元パイレーツの朝倉プロや石橋プロは解説という形でMリーグに携われてはいるが、来年以降はまた違う元Mリーガーが解説を務める形になるかもしれない。
現状元MリーガーがまたMリーグに復帰したケースは無く(自主退団した滝沢選手は除く)、空気的にも一度クビになった選手よりも、まだ見ぬ次代のスターをどのチームも探しているような感じを受ける。

正直Mリーグは実際の麻雀の盛り上がりと、Mリーグという舞台の規模が釣り合ってないんじゃないか。
野球やサッカーには及ばないにしても、卓球、バスケ、バレーのプロリーグには引けを取らないのではないか。ただの麻雀ファンの贔屓目か。

単純にチーム数は2倍以上あってもいいと思う。
今必要なのは、Mリーグの門戸を大きくして、Mリーガーの母数を増やす事なのではないだろうか。
Mリーグ参入にあたり年俸400万円を保証しなければならない、という規約がいけないのではないだろうか。
年俸なんて100万円あればいい、食い扶持くらい自分でなんとかする。だからMリーグに入れてくれ、という麻雀プロがほとんどだと思う。それぐらい今のMリーグは魅力的な舞台である。

2部制だっていい。Jリーグみたいに1部の最下位と7位、2部の1位と2位が入れ替え戦を行い、半荘4回くらいで上位2チームが1部に昇格(残留)とかでもいい。麻雀は点数面で調整すればアドバンテージもつけやすいし、条件戦の面白さもあると思う。

1部は現状のMリーグスタジオで演出バリバリの豪華な放送。
2部は各麻雀団体のスタジオを持ち回りで使用。
1部はABEMA TVが引き続き放送し、2部はU-NEXTや他の放送媒体が放送してもいいだろう。

ABEMASの多井選手は、チーム数を増やすことにはいささか否定的な感じではあったが(立ち上げ時に参入してくれた企業に義理立てしているようだ)、現状今のチーム数と選手数を鑑みると、これ以上の大きいムーヴメントにはなりにくいような気もする。
それでも2倍とまではいかなくてももう2チームくらいはあってもいいと思うんだけどな。

安い年俸しか払えなくて知名度の低い若手しか集められない貧乏チーム、金に物を言わせて人気と実力のタキヒサ、瑞原、内川を強奪した金満チーム、ハギーを監督に据えてタレント、芸能人で構成されたテレビ局がスポンサーのチーム、毎回夜行バスに乗ってやってくる地方在住の麻雀プロで構成された自治体チーム、色々あってもいいじゃないか。



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