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さよなら、人

……僕は、人が嫌いだ。

人は皆、僕を蔑ろにする。
人は皆、僕を見てくれない。
人は皆、僕を孤立させる。

……僕は、人が嫌いでたまらないのだ。

僕が気を使っても、誰一人、僕に気を使ってくれない。
僕が気を利かせても、誰一人、僕に気を利かせてくれない。
僕が気を配っても、誰一人、僕に気を配ってくれない。

僕だけが、人のあふれる世界で不幸だった。
人は皆幸せに笑っているのに、僕だけがあの世界で笑っていなかった。

人が嫌いだ、人のいない世界へ行きたい。
僕が、僕らしく、僕でいられるための場所へ行きたい。

人は嫌いだ、人のいない世界に行きたい。
僕が、僕であることを手放さなくてもいい場所に行きたい。


「その願い、叶えてやろう」


人が嫌いでたまらない僕に、人ではない存在が、手を差し伸べてくれた。
僕は、人のあふれる世界に、別れを告げることにした。

さようなら、ろくでもない、人という、存在。

僕の世界が、変わった。

青い空には雲が浮かび、近くには生い茂った森がある。
足元には少々の雑草と、ごつごつした石、土。
遠くには海が見え、どこかで獣のなく声がする。

自然豊かな、人だけがいない、世界。


「ここで、自由に過ごすがいい。」


僕を蔑ろにする者はいない。
僕を見る者はいない。
僕を孤立させる集団はいない。

大嫌いな人がいない世界に、僕ただ一人。

僕が気を使う必要はない。
僕が気を利かせる必要はない
僕が気を配る必要はない。

誰もいない世界で、僕は幸せに暮らし始めた。


自由気ままに、自然の恵みを頂戴しながら、朝日と共に目を覚まし、夕暮れと共に就寝した。
気の向くままに、自然と向き合いながら、果実を食べ、川の水を飲み、時には魚や肉を喰らい、世界を巡った。

僕はたった一人で、この世界を楽しんでいる。
人のいない世界は、こんなにも過ごしやすい。
僕が、僕らしく、僕でいられるための場所は、ここだったのだ。

人のいない世界に来てよかった。

僕が、僕であることを手放さなくてもいい場所は、ここにあったのだ。
僕の世界が変わったのは、人ではない存在のおかげだ。

僕は今、幸せだ。
僕は今、幸せなんだ。

人がいない世界に、僕が、ただ一人。

僕は自由に生きている。
僕は自由に生き続けている。

僕は自由に生き続けていくことになる。


僕はたった一人で、この世界を堪能していた。

誰もいない世界が、僕には必要だと思っていた。
誰もいない世界が、僕には必要だと信じていた。

……人のいない世界で、一人笑う、僕が思うのは…なぜか。

人のいない世界にない、出来事ばかりだ。
人のいない世界には起こり得ない、出来事ばかりだ。

僕が、人との邂逅を手放してしまったこの世界では、新たな人との出来事は発生しない。

僕が嫌いでならなかった、人の溢れる世界で起きた出来事を思い浮かべてしまう自分に吐き気がする。
僕が嫌いでならなかった、人の溢れる世界で起きうる出来事を創造してしまう自分に絶望する。

なぜだ。

なぜだ。

なぜ、僕は、人が嫌いでたまらないのに、人を思い浮かべる?

なぜだ。

なぜだ。

なぜ、僕は、人のいないこの世界で、人の事ばかり考えている?

なぜだ。

なぜだ。

なぜ、僕は、人のいないこの世界で、人とかかわっていた過去を振り返っている?


この世界に、ただ一人、生きる僕。

人のいない世界に、ただ一人、生きる僕。

僕は、何のために、生きているのだろうか?

大嫌いな人から逃れて、僕の人生を楽しむため?
大嫌いな人が排除された世界で、僕らしくあるため?

僕の、存在する意味は、どこにあるのだろうか。

僕が、この世界を楽しんで、それから?
僕が、この世界で僕らしく過ごして、それから?

僕の、存在する意味が、見つからない。

存在に意味がないのであれば、存在している必要はないのではないだろうか。

僕は、自分という存在を、消す事にした。
何も変わらない、何も変えることのできない、無力な自分に嫌気がさしたのだ。

だが、何をしても、自分という存在が、消えてくれない。

身を投げても、のたうち回る痛みを得たのち、ゆっくりと完治した。
身を水に沈めても、もがき苦しんだのち、ゆっくりと浮上した。
身を焼いても、消炭になったのち、ゆっくりと再生した。
身を食わせても、恐怖と衝撃でイカれたのち、ゆっくりと肉付いた。


この世界に来た僕は、死ぬことができなくなっていたのだ。


「お前は、人が嫌いなのだろう。」

僕は、人が、嫌いだ。


「お前は、人が嫌いなのだから、人である必要はないだろう。」

この世界に来た僕は、大嫌いな、人では、なくなっていたのだ。


「お前の大嫌いな、人の持つ、命。」

死にたくないともがく人に、虫唾が走っていた。
死にたいと虚言を吐き続ける人に、反吐が出ていた。

命を持つ、人が大嫌いだった。

「お前の大嫌いな、人の持つ、感情。」

つまらないことで感情を爆発させる人に、閉口していた。
たいしたこともないのに感情をさらけ出す人に、あきれ果てていた。

感情を持つ、人が大嫌いだった。

「お前の大嫌いな、人の持つ、願望。」

叶うはずのない願いに縋る人が、不愉快でならなかった。
叶うはずのない願いに手をのばす人が、腹立たしくてならなかった。
願いを叶えて自慢する人が、妬ましくてたまらなかった。
願いを叶えて偉そうに説教を垂れる人が、憎くてたまらなかった。

願望を持つ、人が大嫌いだった。

「お前が嫌ったものは、すべて排除してある。」

僕は、人が、嫌いなのだ。
僕は、人が、大嫌いなのだ。

僕は、人が、大嫌いでたまらないのだ。


「人でなくなったお前は、この世界で…何をする?」


人を嫌い、人のいない世界に来た、僕。
人を嫌い、人でなくなった、僕。

ただ、意味もなく、空を見上げた。
ただ、何の気なしに、緑を見つめた。
ただ、思いつくまま、水を揺らした。
ただ、ただ、人のいない世界で、放蕩した。


……人など、いなくても。

空を見上げれば、雲が愉快な模様となって浮かんでいる。
緑に目を向ければ、動物や虫たちが時折姿を見せてくれる。
海は変わらず凪いでおり、夜になれば満天の星が輝いている。

命を持たない僕は、ただただ存在し続ける。
命を持たない僕は、ただただ存在し続けねばならないのだ。

ただ、やみくもに、空を見上げた。
ただ、ぼんやりと、緑を見つめた。
ただ、気の向くままに、水を揺らした。

感情を持たない僕は、ただただ存在し続ける。
感情を持たない僕は、ただただ存在し続けねばならないのだ。

ただ、空を見上げた。
ただ、緑を見つめた。
ただ、水を揺らした。

願望を持たない僕は、ただただ存在し続ける。
願望を持たない僕は、ただただ存在し続けねばならないのだ。

空を、見上げ。
緑を、見つめ。
水を、揺らし。

長い、長い時を越え、ふと、僕は…足元を、見た。

少しぬかるんだ、水たまり。
小さな動物がのどを潤す横で、蝶がひらりと飛んでいる。

ふと、戯れに…その水たまりに、手をのばした。

水たまりの表面が揺れたが、動物は逃げ出すことなく、水を飲んでいる。

……指先に、ぬるりとした感覚があった。
手を上げると、指先には、赤い土がこびりついていた。

……僕の、指に。

絡みつく、土。
へばりつく、土。
こびりつく、土。

指に纏わりつく、土が、不愉快でたまらない。
指にねばりつく、土に、我慢がならない。

……水たまりで、土を落とそうと思ったが。
気まぐれに、両手を穢してみたく、なった。

水たまりに両手を突っ込み、土を掻き出した。

土を、丸めてみた。
土を、こねてみた。
土を、弄んでみた。

土は、いつしか、人の形になった。

人が嫌いでならなかった僕が、こんなものを。
人が嫌いで人でなくなった僕が、こんなものを。

呆然としていたら、土で作った人が、動き出した。


「それは、お前が生み出した、命だ。」


僕は、人が嫌いだ。
僕は、人など、求めてはいない。

これは、人の形をしているけれど、人ではない。
これは、人の形をしているだけで、人とは違うものだ。

僕は、人が大嫌いだ。
僕は、人など、生み出していない。

自分のしでかしたことに愕然としていたら、土で作った人が、土をこねて人を作り始めた。


「人を嫌ったお前が生み出した命の行方、しかと見届けるがいい。」


あまりの展開に、身動き一つとれない。
あまりの仕打ちに、瞬きひとつすることができない。
あまりのおぞましさに、体が動かない。

土で作った人は、どんどん数を増やし、僕の周りにあふれ始めた。

土でできている人が、僕によじ登り始めた。
土でできている人が、僕を囲み始めた。
土でできている人が、僕の周りで踊り始めた

土でできている人は、ただただ、ちょこまかと、動いている。
土でできている人は、ただただ、何も言わずに、僕の近くで、動いている。
土でできている人は、ただただ、何も言わずに、僕の体の上で、動いている。

これは、土なのか、それとも。
これは、人なのか、それとも。

僕は、逃げ出した。

土の人がいない場所へ。
土の人が見えない場所へ。
土の人が来ない場所へ。

ただひたすら逃げた僕は、やがて信じられない状況を目にした。

土の人は、僕が逃げている間に、爆発的に数を増やしていたのだ。
広い草原に、いつの間にか蔓延っていた、茶色い布陣。

土という土を掘り起こし、どんどん仲間を増やし続けている。
土という土を掘り起こし、どんどん自然を破壊し続けている。
土という土を掘り起こし、どんどん居場所をなくし続けている。

このまま土の人が増えれば、やがて緑はなくなり、海すら土に埋まる。

土の人に、やがて来る運命を伝えるべきではないか。

土の人と、向き合うべきではないか。
……だが、伝えたところで、向き合ったところで。

土の人は、話を聞くことができるのだろうか。
土の人が、僕の言葉に反応できるのだろうか。

……こちらのいう事を理解できるだけなら、まだいい。

つまらない愚痴ばかり聞かされることになるかもしれない。
見苦しい言い訳ばかり聞かされる羽目になるかもしれない。
聞くに値しない身勝手な主張ばかりされるようになるかもしれない。

なぜ、僕は土をこねてしまったのだろう。
なぜ、僕は土で人を作ってしまったのだろう。
なぜ、僕は土に命を吹き込んでしまったのだろう。

僕は、人が、嫌いだ。
僕は、人が嫌いなせいで、人でなくなってしまった。

僕は、人が嫌いだ。
僕は、人が嫌いなのに、人の形をした命を生み出してしまった。

頭の中がいっぱいになってしまった僕は、一人で、呆然と、立ち尽くした。

人の形をした土が、僕に近づいた。
人の形をした土が、僕にたかった。
人の形をした土が、僕にのしかかった。

僕は、土まみれになった。

不愉快なので、体によじ登る、土の塊を、勢いよく払い除けた。
土でできた人が、地面にたたきつけられて、土に戻った。

纏わりつく土を、次から次へと、払い除けた。
土でできた人が、地面にたたきつけられて、土に戻ってゆく。

僕の周りで踊る土の人を、次から次へと、踏みつぶした。
土でできた人が、土に戻ってゆく。

僕の周りに、動く土の塊が一つも存在しなくなった。

……遠くに、僕を警戒している、人の形をした土が集まっているのが見える。

あの、人の形をした土どもは、何を思っているのだろうか。

……もし、あいつらが、人のような感情を持っているのだとすれば。

僕は、おそらく、奴らの敵。
僕は、おそらく、奴らの脅威。
僕は、おそらく、奴らの邪魔者。

逃げるしか、ない。
逃げるしか、なかった。

だが、所詮、僕は、この世界に、たった一人の、存在。

気が付けば、僕は土の中に埋められていて、身動き一つとれなくなっていた。

呼吸ができず、苦しくてたまらない。
だが、命のない僕は、死ぬことができない。

体が腐り、再生し、また腐敗して、復活し。

何度も繰り返すうちに、僕の周りには空間ができた。
その空間を、少しづつ掘って、自分の空間を広げていった。

長い、長いトンネルができた。

ある時、トンネルの中に、新鮮な空気が、届いた。
トンネルのどこかが、地上と繋がったのだ。

僕のもとに、人の形をした土が、現れた。

―――お前は何だ。
―――お前はなぜここにいる。
―――お前は敵なのか。

言葉を発しない、人の形をした、土の塊は、おかしな能力を使いこなすようになっていた。
意思を飛ばすことで、コミュニケーションを取るようになっていたのだ。

―――抵抗しないで欲しい。
―――何もしない。
―――わたしたちは、土だ。

僕は意思を飛ばすことができないので、土の一方的なコミュニケーションを受けとることしかできない。

―――大いなる土の意志により、わたしたちは命を得ている。
―――はるか昔、命を星に帰す存在を地中深くに埋めた。
―――お前は、私たちを星に帰すのだろうか。

一方的に、人の形をした土たちの歴史を知らされる。

―――わたしたちが星に帰るのは、水にさらされて命を流した時。
―――わたしたちが星に帰るのは、形を崩されて命を粉砕した時。
―――わたしたちが星に帰るのは、大地に混じるという事。

一方的に、人の形をした土たちの摂理を知らされる。

―――わたしたちは命を繋いで数を増やす。
―――命を持つ土が土を練ると命が生まれる。
―――星の土も、星に帰った土も、こねれば命として生まれる。

僕の嫌いな人とは違う、命のシステムがいつの間にか完成していた。

―――お前は、命なのだろうか。
―――お前は、土ではない。
―――お前は、土を練ってみてはどうか。

僕が、土を、練る?

この世界には、僕の嫌いな、人はいないと、知った。
この世界には、僕の嫌いな、人はいないのだ。

だが、僕は、僕の嫌いな、人というものを、知っている。

―――お前は、土ではない。
―――お前に、土を練ってほしい。

この世界に、人という存在を生み出してしまう可能性があるのは、僕。

この世界に、人という存在を生み出してしまったら、僕は。

―――お前は、土ではない。
―――お前に、土を練るべきなのだ。

僕の心の葛藤を伝えるすべはない。
僕は、意思を飛ばすことができないのだ。

僕の胸の内を伝えることができたら。
僕の心の叫びを知ってもらえたら。
僕の思いをわかってもらえたら。

―――お前は、土ではない。
―――お前は、土を練る勇気が出せるはず。

土を、練ることで、なにかが、変わるのであれば。

―――全ては、命の生まれるままに。

僕は、土を、手に取った。

土を練り、形を模索する。

大嫌いな人の形を取らないように、ただ無心に、土を練った。
大嫌いな人の事を思い出さずに、ただ夢中になって、土をこねた。
大嫌いな人の事を忘れて、ただ一生懸命、土を形にした。

―――命が、生まれる。
―――お前は、命を生み出した。
―――お前は、土ではないが、土の命を繋ぐものだ。

僕の練った土が、動き出した。
僕の練った土が、踊り出した。
僕の練った土が、意思を伝えてきた。

―――命をありがとう。
―――お前の思いを、聞かせてほしい。
―――わたしは、お前の心を、知ることができる。

僕の練った土は、ハート型の、ちいさな体をしている。
頭も、手も、体もない、ただのハート形をしている。

「……僕は、人が、嫌いだ。」

―――人とは何だ。
―――嫌いとは何だ。
―――わからない、教えて欲しい。

僕は、小さなハートを、そっと両手で包み込んだ。

この、小さなハートは、僕の言葉を……聞いてくれるのだ。
この、小さなハートは、僕の気持ちを……聞いてくれるのだ。

この世界に来て、一度だって叶わなかった、自分以外の存在との、会話、交流、ふれあい。

「人は、この世界にいないもの。嫌いとは、この世界に存在しなくていい感情。」

―――もっと教えて欲しい。
―――わたしに気持ちを聞かせてほしい。
―――お前の事をたくさん知りたい、お前はなんだ。

僕は、小さなハートを、そっと両手で包み込みながら、周りを見渡した。

たくさんの土が、僕を囲んでいる。
たくさんの土が、僕とハートの様子を伺っている。
たくさんの土が、僕に意思を伝えている。

―――新しい命を生み出してくれてありがとう。
―――意思を返していることが分かった。
―――新しい土の形が今始まった。
―――意思を交換することができる。

「僕は、僕だよ。……何から、話そうかな。」

僕は、人では、ない。
僕は、人ではないから、命も、感情も、願望も、無くなってしまった。

けれど、感情に代わる、新しい気持ちを得ることはできるのではないだろうか。
いつか、願望に代わる、新しい欲求を得ることはできるのではないだろうか。

―――知らないことを知りたい。
―――知らないことをつたえたい。
―――知らないことを増やしたい。

好奇心旺盛な土が、僕を離してくれない。

「じゃあ、森に住む命の終わる仕組みを教えるから、土と砂の違いについて教えて欲しいな。」

―――命の終わりは、土に混じった時。
―――砂は土と混じらない、練るべきではない。
―――【な】、【じゃあ】、【から】、わからない。

土が僕の言葉を覚えるのが先か、僕が土の言葉を覚えるのが先か。
僕の言葉と、土の言葉が混じるのが先か。

増え続ける土が星を埋め尽くすのか、自然と混じるのか。
僕は、嫌いな人を忘れるのか、忘れないのか。

―――命の終わりは、止まった時。
―――砂は砂と混じっても練ることができない。
―――わからないことは聞く、聞かなければわかることができない。

……先の事を考えていると、返事が遅れてしまうな。

ハートの土が、手のひらの上で、小刻みに震えている。
……僕の言葉を待っている、印。

「森の命は、止まったら終わるけど、土に混じるためには時間がかかって……。」

僕の耳にきこえるのは、人ではない、自身の声。

この世界にいる僕は、人の声を聞く事がない。
僕の嫌いでたまらなかった人は、この世界にはいないのだ。

……この世界にいるのは。

僕が、嫌いじゃない、土という、命。
僕が、嫌いじゃない、人ではない、命。
僕が、嫌いじゃない、人ではない、自分。

……この世界に、来て、良かった。

僕は、この世界に来て、……初めて。

涙を、一粒、こぼした。


こちらの作品は、二月から小説家になろうにて連載開始予定です。よろしければチェックしてみてくださいな。

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土のイメージはこんなんです。頑張れば塊になるけど、水分のバランスが悪いとバラバラになっちゃう感じ。命という土を粘っこくする星の意思?的なものが形を保持し続けているような…。海水と雨が天敵。


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