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令和6年度の年金額について!

おはようございます!

1月に令和6年度の年金額が
発表されたので情報共有したいと思います!

令和6年度の老齢基礎年金(月額)は
新規裁定者:68,000円/月(+1,750円)
既裁定者 :67,808円/月(+1,758円)
となりました。

新規裁定者というのは、
昭和31年4月2日以降生まれの方です。
昭和31年4月1日以前生まれの方の年金額は
既裁定者の金額となります。

細かい話なので概要だけお伝えすると
年金の制度にすでに加入している人と
今から入る人によって
受け取る金額を決めるための要素が
不公平感をなくす目的で違うんだ!
程度で大丈夫です!

結果として、
令和6年度の年金額は2.7%の引上げられる
ことになりました。

ここはポイントなので
もう少し深堀してみると
・物価変動率 3.2%
・名目手取り賃金変動率 3.1%
・マクロ経済スライド調整率 ▲0.4%
という結果に対して
年金額が調整されました。

年金額の改定は、
物価変動率>名目手取り賃金変動率
となっているときは
名目手取り賃金変動率
ベースに年金額が改定されます。



逆に、名目手取り賃金変動率の方が高い場合は、
新規裁定者は、名目手取り賃金変動率、
既裁定者は物価変動率をベースに年金額が改定されます。

物価変動率<名目手取り賃金変動率
ということですね。

令和5年度は、
名目手取り賃金変動率の方が高かったので
新規裁定者は名目手取り賃金変動率、
既裁定者は物価変動率をベースに年金額が改定されました。

ただ、今回、
令和6年度は
物価変動率>名目手取り賃金変動率
であったことから名目手取り賃金変動率の
3.1%が基準になります。

そして、現在はマクロ経済スライドによる調整分が
残っていたため
そこから▲0.4%年金額が調整されます。

この調整といいますが、
年金額の減額という方向にしか作用しない機能なので
減額とイコールで考えてもらってよいです。
 
その結果、3.1%-0.4%=2.7%

これが、
令和6年度の年金額の改定率となりました。

この記事を読んで
『年金上がるんならいいね~』
という話をする人もいるかもしれませんが
改めて重要視してほしいなと思うのは
【年金はそもそも物価に勝てない】
ということです。

私たちが給料や報酬を得るのは
お金の額面を受け取りたいからではありません。

『何言ってるのこいつ?』
と思われたかもですが
私たちが給料などを得る本質は
財やサービスを購入できる購買力を得るため】なんです。

これは非常に大切です。
なので、物価に勝てない構造の年金は
購買力の維持としての機能は弱いわけなので
何かしらの工夫などを考えておくことは
改めて重要だと感じます。

今日も一日成長していきましょう!


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