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配当の使い方について!

最近、周囲でも配当金の話をする
友人が増えてきました。

今日は配当金の
使い道があるのかについて
確認してみたいと思います。

生活費に回す

日々の生活費のほかにも、
趣味や娯楽にお金を投じる人も、
入ります。

貯金する

貯金は生活費に回すよりは
資産形成につながりますが、
現在の銀行金利は非常に低いため、
資産形成の効率は悪いと言えます。

再投資

投資元本から得た配当を
再投資に回す方法になります。

例えば、
配当利回り3%の株式Aを
100万円購入したとします。

配当は年3万円のため、
この3万円で再び株式Aを
購入するのが再投資です。
※税金、手数料などは考慮してません

株式は
3万円を使い切って購入するといった
金額指定の購入ができないため、
配当を綺麗に使い切れない場合も
多いです。

また、
株式Aの年間配当だけでは、
株式Aの最低購入金額に
届かない場合もあります。

端数の現金が残ったり、
一時的に現金と保有しておいて、
毎年の配当の合計額が
株式Aの最低購入金額に
届いたときに購入したりするケースも、
ここに入ります。

配当を再投資すると資産形成が成功しやすい

資産形成の効率という観点では、
一般的に
再投資がおすすめされています。

生活費に回さないと
生活が成り立たない場合は
やむを得ませんが、
できる限り運用益を
再投資に回すことによって、
効率的な資産形成を実現できます。

複利効果とは

運用益を再投資に
回すことによって
効率的な資産形成を実現できる理由は、
複利効果があるからです。

複利効果とは、
投資元本を運用して得られた利益を
再投資することで元本が増え、
得られる利益が増えることです。

利益を再投資せず、
当初の投資元本を変えずに
利益を受け取ることを単利と呼びます。

単利は、
元金に対して利益が出る一方で
複利は、
利益を含めたお金を
次の元金として計算していく
ものになると思ってもらえたら
良いかと思います!

複利運用をすることで、
単利運用よりも資産を
早く大きく増やすことができます。

例えば、
投資元本100万円を
年5%の利回りで10年間運用するとします。

税金や手数料などを考慮せずですが、
単利運用だと150万円
(投資元本100万円+年間利益5万円×10年分)
になります。

一方で、
複利運用だと約163万円に増えます。
10年で約13万円の差がつくわけです。

複利効果と長期投資の相性

複利効果は、
長期投資と相性が良いと言えます。

上記の設定の運用期間が20年・30年に
伸びた場合のシミュレーションは、
※税金や手数料などは考慮せず

<投資元本100万円を年5%利回りで運用> 
10年間単利運用した場合:150万円
10年間複利運用した場合:約163万円

20年間単利運用した場合:200万円
20年間複利運用した場合:約265万円

30年間単利運用した場合:250万円
30年間複利運用した場合:約432万円

運用期間が20年の場合、
複利運用は単利運用に比べて約65万円多く、
運用期間が30年の場合、
複利運用は単利運用に比べて約182万円多く得られるわけです。

このように、
投資期間が長くなればなるほど複利効果は大きくなります。

効率的な資産形成には、
複利効果を活用しながら長期投資を行うのが
有効といえます。

連続増配企業だとなお良し

複利効果と長期投資を
組み合わせることで
効率的な資産形成を実現できますが、
投資対象が連続増配企業だった場合は、
さらに大きな効果を得られます。

増配とは、
株主に還元する配当金を増やすことで、
中には、
30年以上連続で増配を続けている企業もあります。

増配できるということは
原則として業績が好調であり、
連続増配ができるということは
原則、業績が右肩上がりということです。

そのような銘柄は、
中長期的には株価も上昇する可能性が高いと言えます。

税金がかかることに注意

株式の配当には、
通常、20.315%の税金がかかります。

したがって、
税金を支払った後の金額を再投資することになります。

NISAなどの制度では、
この税金が非課税になることが
魅力とされているわけです。

再投資する資産の価格の下落

配当を再投資して
複利効果を得る運用は効率的ですが、
万能ではありません。

再投資した資産の価格が
大きく下がると、
配当と売買益を合わせた
トータルリターンは
マイナスになる可能性があります。

配当など保有しているときに
受け取る利益はインカムゲイン、
保有している金融商品の
値上がり時に売却したときに
受け取る利益をキャピタルゲインと言います。

配当を出した後に、
商品が値下がりした場合は、
インカムゲインがあったけど、
キャピタルロスになる
というわけです。

そのため
配当の再投資する方法は優れているものの、
投資対象をよく見極めるという
投資の大原則は忘れないようにしましょう。

配当再投資+長期投資の組み合わせ

効率的な資産形成を実現するためには、
配当を再投資して
複利効果を得ることをおすすめします。

配当再投資+長期投資を
コツコツ続けていくことで、
いずれ大きな資産形成が期待できます。

※投資は自己責任でお願いします。

一緒に学んでいきましょう!

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