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インフレで騒ぎすぎ?

インフレ?

インフレとは大体ものの価値と貨幣の価値を比べたときにものの価値が上昇して物価が上昇することだ。

一般的には日常的に取引が必要なものの値段が上昇すると生活を一時的に圧迫する。パンや米や野菜や燃料や電気だ。

一方で日常的に売買しないものの値段も上昇する。自動車やランドセルや冷蔵庫や洗濯機のようなものだ。

風の如く流されるか山の如く動かざるか

風の如く流されるタイプはエリート層や技術がある層である。これらの人は給料が良かったり時代にあった成長分野に転職しながら暮らしている。高い給料が欲しければ今の日本だと東京のような本社機能が集中している地域になる。住居は賃貸か売却しやすいマンションが好まれる。都会のスーパーは卸売市場を通して仕入れるから変動する仕入れ価格に影響されやすい。風の如く暮らすことは収入を最大化するが同時に支出も多くなるので意外と貯金できなかったりする。景気の風向きが変わって失業でもしようものならチャンピオンワイフとの結婚生活は破綻しゼロからやり直しとなる。

山の如く動かない生き方もある。風が吹いても流されずにしなるということだ。地方の実家に両親と暮らす。本屋の横に家を新築する。退職して年金暮らしの両親は畑で自給自足。畑と言っても侮れない。6人家族くらいであれば1年間の野菜をほとんど自給自足できてしまう。景気が悪化するとちゃっかり低所得者の補助金をもらっていたりする。
教育は高校まで当然地元の公立だ。学歴にあまり拘らないこともある。大卒よりも専門学校で技能を身に着けることを重視している。電気水道ガスや自動車整備、畜産など意外といないと困る仕事を身につけるので就職は地元で青田刈りが基本となる。上場企業でさえ技術者の確保が規模の拡大の基本となるので技能のある若者は入社試験はしてもその実態は縁故採用となる。会社から専門学校に頼んでいる以上普通に書類を出せば採用となる。普通の大学を卒業してエントリーシートを何百社と出して全部落ちるというのは世間知らずの典型となる。会社が万が一潰れても、電気自動車の技術がガソリン自動車の技術の延長であるように突然訳のわからない新しいものができることはないのでそれなりに転職できる。

インフレの影響を受けることはほとんどない。基本的に高級ブランドはビトンの財布くらいしか買わない。ビトンよりもポーターや土屋鞄を持っていた方がセンスがいいと話題になる。地場のスーパーは値上げは死活問題となるので営業努力で価格変動分を吸収して大体緩やかに価格上昇となる。ガソリンが高いと感じる時もあるがそういう時は遠出しないでやり過ごすとまた下がってくる。

日本の金融緩和?

日本は多くの金融関係者が思っているよりも実体経済中心で、金融経済の影響を受けいにくいのかもしれない。金融緩和するよりも直接的に減税したり補助金を給付した方がお金が流れやすい。バブル崩壊で過大な設備投資で痛い目にあった人が多いので設備投資も非常に慎重だ。十分な利益余剰金があってコロナショックでもびくともしていない。赤字経営などで税金対策していた会社はことごとく買収の憂き目に遭っているが社長は首になっても社員はそんなに困らない。

結論

日本の生活水準はすでに十分リッチだ。環境立国のような短期的な利益より長期的な安定を重視して腰を据えた技術立国こそが今こそ再評価されるべし。資源がなくても人がいる。歴史がある。世界の模範となる国づくりをこれからも続けるべし。

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