【84回】線の善し悪しで評価したくない。
どうもこんにちは、札幌のイラストレーター、TAKAAKIです。せっかくの遅れてきたゴールデンウィークに突入しましたが、流石です。雨…。いいんです、イラストの仕事に割く時間を増やすために取得したお休みですから。
世界は神絵で溢れている・・・
イラストを描いていると、他人のイラストを見る機会も勿論あります。やはり、神絵が沢山・・・それはデジタルもアナログも含め、本当にうまい人で溢れているなあ・・・と思いますし、自分のイラストを振り返った時に、ずーんと落ち込む事もしばしばあります。そういう方は、得てして、凄い評価を獲得していますよね。本当に凄いなぁ・・と思いますし、自分もこれだけ描けたらもう無敵だよな・・と思ったりします。
普通に戦って勝てるわけがない
そんな神絵師達と、私が戦って勝てる訳が毛頭ありません。それは本当に当たり前~です。じゃあ、はい、負けです、諦めます・・・と言うのも違うと思います。私の愛するJリーグのクラブの現在はJリーグチェアマンとなった野々村元コンサドーレ社長が、あの小野伸二を獲得した時にこんな事を確か言っていました。『小野伸二が入ったらもう、間違いなく上手い。それで出れない若手の選手が、技術で敵わない、じゃぁ自分が試合に出て活躍する為にはどうしたら良いのかな?と考えて取り組むのが成長につながる』。それって、自分にしかないストロングポイントを自己分析して磨いて活躍するという事だと思うんです。先ほどの様に、小野伸二と言う神絵師には私は全然敵いません。じゃあ、僕のイラストって何が描けるのか?と言う事を考えて、取り組んで行けば、神絵師には敵わなくても、僕だって活躍できるのではないか?と思っています。
でも、絵を評価する時に技術的な指摘をする傾向あるよね
先ほどお話したように、魅力って皆さんもそれぞれ絶対あると思うんです。技術的に足りていなかったとしても。今ある能力の中で最大限頑張るわけじゃないですか?でも、どうしても絵のうまい方々の中には『こんな線引くようじゃダメだね』『構図が全然ダメだ』『絵が矛盾しているからダメ』とかそういう技術的な面を取り上げて、全体の評価を分けてしまう傾向もあるなぁと思います。これって、僕は、それがダメなら本当にダメかな?と思うんです。ある程度形を捉えられていれば、多少のゆがみや矛盾は良いんじゃないかな?と思います。勿論、だから歪んでいたらなんでも良いとかそんな極端なお話ではなくて、絵の意図が見ている側に感じられれば悪くないのではないか?と思うんです。あまり技術的な面で良い悪いを語りすぎると、『こうじゃないならダメ絵』と言う風潮が出来てしまうので、とてもつまらなく感じます。
とは言え技術も大事だよね
ここまで話すと、まるで技術不要論者になってしまいますが、やっぱり技術はあって悪いという事は絶対ないし、僕自身も技術を身に着けたいと、コツコツyoutubeなどでもプロ絵師さんのアドバイス動画を見たりしています。
最後に・・・
技術が足りない状態で取り組んでいると必然的に技術不足の壁にぶち当たります。私自身もやっぱりぶち当たっています。ここら辺はたぶん、理想の自分はいつまでも届かない論があるので、キリがないのでしょうけど、基礎技術向上のため、絵画教室も検討しています。とは言え自宅で持ち帰る課題だと、さすがに私の時間が足りないので、絵画教室の時間である程度8割がた吸収出来たらいいのになぁ・・・と思ったりしています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました☆