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【おもひでぽろぽろ小学生編】君はカミナリが目の前に落ちたことがあるかい?

「おもひでぽろぽろ小学生編」は、昭和生まれのおじさんが小学生だったころのショートエピソード。
なんてことはない話ではあるけれど、今では「ありえない」と思われるエピソードがあるかも。。

そう、昭和おじさんの思い出は、ある意味「異世界」。
そんな昭和おじさんワールドを楽しんでくれ。


目の前にカミナリが落ちると爆風を感じる

いきなり、ぶっそうなタイトルだが、
そのまんまである。

そう、ぼくは目の前にカミナリが落ちる経験をしたことがある。
とは言っても、150mくらいの距離があった。

カミナリMAP

※気になったので、GoogleMapで測ってみた。
しかしながら、この時もっと近かったらぼくは消し炭になっていたかもしれない。

なんせ外に飛び出していたから。


・・・

まあ、それはそうとさ~

なんかカミナリって、
光ってたり、鳴ってたりしたら


「めっちゃ、見たくならん???」

いや、怖い。
ちゃんと怖いんやで。

でもさ~、こわいもん見たさっちゅーか
見たぁなるやん?


・・・

さて、小学5年生くらいだったか。
雨はそうでもなかったけど、雷がとんでもなくバリバリ落ちていたある日。ぼくは家の中で少々ビビりながら、雷の音を聞いていた。

「なんか今日、めっちゃ近くにカミナリ落ちてんな~」
「停電すんのちゃうかな~」
「家に落ちへんかな」

とか考えながら、雷の光と音を感じていた。


ちなみに、

カミナリの音って、遠くで聞いてる分には
ドーーン。ゴロゴロゴロゴロ・・・・
なんだけど、

近距離になってくると
バギイイッ!!ゴ―――ン!!
みたいな感じで、まさに空間を引き裂くような音と同時に、地面が揺れるんだよね。(語彙力)

なんだか、そんな
空間を引き裂く音が連続してきて

これは・・・


近くで見たらもんのすごいかも!!

っていう好奇心を抑えきれなくなった。

アホ?
確かに。

ともかく、
ぼくは家を飛び出して、目の前の坂道を上がって
横に伸びた2車線の国道を目指した。

どうやら、坂道を上がったすぐ向こう側が
カミナリ地帯になっているようだったからだ。

雨はしっかり降っていたけれど、傘は使わなかった。
だって雷落ちたらイヤだもん。


ダッシュで坂道の頂上に差し掛かった瞬間!
目の前が真っ白になって、何も見えなくなった!!

「夜なのに、昼間より明るいっ!」

そう思うと同時に
バギイイイッッ!!!!!!!
いままで聞いたことのない爆音でカミナリが落ちていた。
さらに爆音は、地面とぼくの全身を震わせた。
「爆風?」と思ったくらいだ。


そのとき
恐ろしいより先に
「すごいものを見てしまった・・・・・笑」
と、おもわず笑ってしまった。

あの、映画「未知との遭遇」の何百倍もまぶしかった。



次の日。

学校で「すんごいもん見た!」という話を友達にしたら。

「俺の家燃えた」

と、言われた。

はぁああああっ????

なんと、そのときぼくの友達の家が直撃して火事になったそうだ。

「よう、生きてたな」
「うん」

家に帰ってから現場に行くと、
確かに2~3軒の家が燃えていた。


「こっわ」

教訓

雷の日は家の中にいると、生存確率が上がるぞ!





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