技術ではなく、追及するのは「新しい視点」

自分のことを、天才だと思う人?

もし違うと思うなら、この話は読む価値があるかもしれません。天才だと思うなら、この記事はあまり価値がないかも。

TAKUROMANさんが、こんなことをツイッターで呟いていました。

要は「技術で戦うな。新しい世界を生み出せ」っていうこと。これってとても大事なこと。

技術で戦える人っていうのは、頭の出来が最初から違う『天才』。所謂神童。学校で言えば勉強をロクすっぽしてないのにテストで満点取っちゃう人。

僕らがプリウスに乗ってるのに、天才はF1カーに乗ってるみたいなもん。マジで叶わない。どれだけ時間を費やして走っていっても、彼らは300km/hで余裕でぶち抜かす。

ジジイの挫折

僕が、この「技術で勝てない」という壁にぶち当たった時がある。それはおよそ1年半前でのclusterの話。

知ってる人は知っているが、僕がclusterに来た当初の2020年4月~7月の頃、自分で必要なワールドを全部作っていた。イベント会場然り、新しい遊べるワールド然り。自分でデザインして、モデリングして、簡単なギミックを組んでいた。

奇抜なアイデアのおかげで4月と5月はハロクラにも取り上げられたが、僕は他のワールドクリエイターに遥かに劣っていることに気づき始めた。

彼らは、ワールド作りの速度がメチャクチャ速い。そして、ギミックやロジックを理解して組み込んでいく速度も速い。Galupenoさんとかマジでやばいんだよ。技術半端ない。恐らく僕が1週間かけて作るものを、彼らは1日とかで作り終えてしまう。

同じ土俵で戦っても、こりゃ勝てんわってなった。技術で戦っても100%競り負ける。

誰かが技術を高める間に、僕は新しい世界を築く

だから、ジジイはワールド作りからイベントにフィールドを変えて、かつ技術で戦わない。常に新しい何かを生み出す。意識してやってるわけではないけど、そういうのが好きなので。

『てつじん』として活動してもうすぐ2年経ち、VR世界でもそれなりに知名度が高くなった。でも、ジジイは別に高い技術を持っているわけではないんだよ

毎回のイベントで、変なものを生み出す。新しいアイデアを生み出し、まだ生まれていない世界観を築く。技術でぶっちぎるのではなく、世界観でぶっちぎる。

天才とカーレースをしても負ける。ならばそもそもの勝負をひっくり返す。スコアを競わずステージから降りる。そして新しいジャンルを作る。そこに要るのは新しい視点。あっと驚かす斬新な着眼点。






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