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娘っこ県外高校見学レポ鹿児島編高校・部活体験その3

鹿児島編最終回。

鹿児島での一番のメインイベントは娘っこの学校体験と部活体験なのであった。

学校学科体験は部活の先生と連絡を取っていたのでてっきり顔パスでオッケーなのかと思って申し込みをしていなかったらそれ以外の学校の先生と共有されてなくて飛び込み扱いになってしまった(汗)暑いところ余計な冷や汗までかいてしまった。それでも受け入れてくれてありがとうございました。

娘っこは授業体験、私は学校の説明を聞き、個別相談で偏差値発表会をして御校には行けるのか確認。娘っこの偏差値はあともう少しらしいがこちらの単願だとなんとか行けるのではと言われたのでもう少し勉強してもらいたい所存。違う学科なら合格を出せるのではとの見解。しかし、娘っこがどこの高校に行きたいのかはまだ謎なので戦々恐々な母。どこに行きたいかわからないため最大限知識だけは放り込んでおかないとと思い、先生にできる限りのことを聞いた。

ここの学校のいいところは生徒さんみんな挨拶をしてくれるところ。今時の若い子はと言ってしまうと私も昭和なお母ちゃんなのだが、思春期になるとなかなかあいさつは面と向かって言えないものだが、ちゃんと挨拶をすると自分も相手も気持ちが良い。すごく清々しい気持ちになれた。人物形成を重んじてくれる学校で親としては好感触だった。

…ぼそっと言うが
こういう学校に行ってほしいな(小声)

そして、午前中の学校体験が終わり一度ホテルに戻り、ちょっと昼ごはん食べたり休憩して午後にまた学校に出向き今度は部活体験をさせてもらう。顧問の先生に挨拶をして、私も娘っこもやや緊張して体育館に入る。真夏の体育館、窓全開、大型扇風機はついているが冷房は無し。生徒さんも娘っこも汗だくだったが、私も上のバルコニーで見学させてもらっていたが汗ダラダラ。風が吹いていたがそこは夏。私立なのに…そこはちょっと残念←施設もよく見ておかないと。さながらサウナで我慢大会の様だった。冷たくなるタオルと扇子とハンディー扇風機で乗り切った。

1日目の部活体験は流行病と選手の怪我の影響で部員が半数でしたが、基礎的な練習と、フォーメーションと合わせの練習などを中心に見てもらう。娘っこも埼玉の高校部活体験を何回か行っていたので、高校生の練習などは経験していたがやはり多少中学のクラブチームの練習とは勝手が違うので戸惑うこともあったが、ついていけていたのかと。

娘っこの中学は、人数が少ない学校なのでバスケ部がなく部活は3年間文化部で過ごしクラブチームの練習しか体験していないのだが、高校の部活体験というのは新鮮な体験なのだと思う母であった。

ホテルのある駅に戻り次の日の時刻表を写真に撮っておく。というのも電車の数がかなりタイト。関東と違って本数が少ない。通勤通学時以外は1時間に1本しかないので乗り遅れると1時間ロスをする。これは大変。交通機関のチェックにも余念がない。私はこの旅でテレ東さんのバス旅のるいるい並みに電車やバスのチェックをしたかもしれない。

そして次の日の朝、帰り支度をしてホテルをチェックアウトして調べた時刻通りの電車に乗ることが出来て定刻に体育館にお邪魔する。

2日目は前日の選手がさらに5人国体選手の為合宿に行ってしまったため、部員2人と先生で対応してくれた。(それにしても国体選手が同じ学校から5人てすごいことだと思う)それでも娘っこの為に時間を割いてくれたことがとてもありがたく思った。2日目も少し部活体験(シュート練習など)して、寮見学もさせてもらえた。娘っこも先生にチームでの戦法を聞いたりしてとても有意義な時間を過ごさせてもらった。

「先生いろいろとありがとうございました。進路は娘(っこ)次第となってしまいますが、その時はまた連絡しますね」

と精一杯のお礼を先生や関わってくれた生徒さん達にに言って学校を後にする。電車の時間も迫っていたので足早に荷物を持って駅へと向かう。

そして、帰り際先生は言った。
「いろんなところを見ていただいてもし、うちが選択肢に残っているならまたいらしてください。」

「ありがとうございます。また連絡させていただきます」

って言って電車に乗り込む私と娘っこ。

電車の中で先生に深々と頭を下げながら私はふと思った。
もしかしたら娘っこはこの学校に行くかもしれないなぁ・・・と。

娘っこが何を考えているかわからないし、私の直感に過ぎないのだが私の直感はよく当たる。こうなるだろうなぁって漠然と思っていたことが現実になることもよくある。ここまで言っておいて違う学校に行きたいと言ったら盛大にコケてみせようと誓う母なのだった。

そして電車は動き出した。帰路を目指して。






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