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羽村動物公園が賑わっても羽村市は儲からない構図 #245

連休中に訪れた東京都羽村市にある羽村動物公園は、ベビーカーを押して歩くには最適な動物園で、3歳児くらいまでの子連れにはちょうどいいお出かけ先でした。

羽村動物公園を純粋に楽しめたら良いのですが、入園料や駐車場代金があまりに安いので、どういう経営構造になっているのかなーと覗いてみたら、面白いことがわかりました。

木下斉さんの本やVoicyで学んでいると、自治体が経営をしている公園の経営構造などが気になってしまいます。

羽村市にある、羽村動物公園だから、たくさん人が来てくれたら羽村市にもお金が落ちて(稼ぐまちづくりができて)メリットがあるのかなーと思えてきますが、そう簡単な話ではありませんでした。

道の駅のように、一見すると賑わってるかのように見えて、人がたくさん来ていても、運営元の自治体には旨味が少ないスキームになっていて、まったく稼げない構図になっていることが見えてきました。

羽村市の市税の流れを追っていくと、羽村動物公園のにぎわいは、意外な企業の収益になっていました。

どれだけ人が来ても、その地域が潤うことにはつながらないというのはなかなか厳しい構造です。

地域資本を投下して、地域内でお金がぐるぐる回る仕組みを初期設定にしておかないと、お金だけが外に出ていくダダ漏れの構図は変わりません。

木下さんVoicyからの学びの実践篇として、子どもと行った羽村動物公園のお金の流れから見えてきた稼ぐ街作りの難しさについてまとめたいと思います。


【羽村動物公園の概要】

開園から46年の人気動物園

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