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看護休暇の制度拡充が必用。子ども3人の入院からの学び #148

先週、今週と子ども3人が立て続けに、細菌性の肺炎による高熱と脱水のため大学病院に入院となりました。

ほとんど毎日大学病院に通い詰め、医療機器メーカーの営業、製薬会社のMRのような日々を送りました(笑)

おかげさまで治療の甲斐あり、長男は退院し、無事に明日、双子姉妹も退院できることになりました。

子どもが入院になるとどのような対応になるのか、今回の病院は完全看護のため親の付き添いは不要でしたが、付き添い入院の場合はどうなるのか、また看護休暇を取得しての気づきをまとめたいと思います。

小さい子どもを育てると、多かれ少なかれ何かしらの病気にかかり、小児科や大きな病院のお世話になることもあると思います。

こうしたケースに遭遇する人の学びをなればと思います。


小児科受診から入院までの流れ

先週月曜日に長男が発熱し、いつもよりも高熱と咳が重たいため、小児科にて血液検査、レントゲン撮影をしました。

保育園で感染したのかは定かではありませんが、細菌性の肺炎になってしまい、炎症反応が強くでておりましたので、精密検査が必要とのことで連携している大学病院への紹介となりました。

急いで行ってください!と言われて、1歳半の長男を連れて、大学病院へ駆け込みました。

大学病院での検査の流れ

地域の中核となっている大学病院に紹介状を持参して受診しましたが、やはり大学病院はかなり混んでおり、初診受付すりだけでも、40分程度の待ち時間がかかりました。

少し詳しく到着後の流れを説明すると、初診受付を行い、小児科窓口へ行きました。その際に、小児科からの紹介状を踏まえて問診にて、症状と子どもの状態を診てもらいます。

続いてレントゲン撮影に行き、小児科に戻ってからは看護師による採血と点滴の準備となります。

採血は泣きまくるため、立ち会いはせずに、看護師さんに任せることにしました。

メンタルが弱るときでもありますので、子どもがかなり泣き叫ぶ場面に同席して泣き声を聞くのが辛い方は、少し離れて見守ったほうがいいと思います。

血液検査の結果が出るまでの間、隔離された個室で点滴を打ちながら、2時間ほど子どもを抱っこしながら待つことになりました。

病院のイスは古いので、子どもを抱きながら2時間ほど座っているとオシリと腰がバッキバキになり、しんどかったです、、

血液検査での疲れ、体調不良もあり抱っこしながら寝てしまうことが多かったです。起きてからは、iPadにダウンロードしておいたパウパトロールを観て過ごしました。

この間に血液検査の結果が出てくるため、炎症反応の強さを見つつ、入院が必要と分かり、しばらく入院することになりました。

入院のための同意書や子どもの出生からの情報やアレルギーなども記載して、5枚ほど手書きで情報を記載します。

その後、病棟に移動して入院する部屋を案内されて、子どもと過ごし、入院用の洋服やオムツなどを家に取りに帰り、あらためて持参するという流れでした。

振り返ると、問診、レントゲン、血液検査、点滴、検査結果の説明、入院手続きを合わせると、大学病院に来てから6時間滞在することになりました。

覚悟はしていましたが、かなり長丁場になるので、親も疲れてしまいます。水分補給や軽食など、長時間を乗り切る工夫や、タブレットを持参して子どもが飽きないようにグッズを用意しておく必要があると思います。

完全看護であることの価値

入院した大学病院は、看護休暇のスタイルのため、親の付き添い入院は不要でした。

全国で小児科の看護師が不足しているため、親の付き添い入院が必要なケースも多いため、親が簡易ベッドで眠るのがしんどくて、入院付き添いは地獄だと聞いていました。

たしかに、集団部屋で子どもが入院するための環境に親が添い寝をしながら生活するのはまったく現実的ではないと思いました。

子の入院用ベッドも厳戒態勢

小児科から紹介される先の提携病院が、付き添いが必要な病院か、付き添い不要の完全看護の病院かをよく確認しておくことが大切だと思います。

共働きであったり、入院していない他の兄弟姉妹がいる家庭では泊まり込みの付き添いは現実的ではないと思います。

この点は今回の経験を通して強く感じました。

看護休暇の取得を有給にすべき

今回は子どもの診察と入院対応のために、職場に申請して子の看護休暇を取得しました。

法律により、就学前の子どもが複数人の場合は年間で10日の看護休暇が取得できます。

現行の法律では有給・無給は会社ごとの判断になっており、私の職場では無給となっています。

今回取得してみて感じるのは、就学前だけでなく、病気になりやすい小学生くらいまでは必要になる

また、取得を有給にしてもらえるとさらに取りやすくなるため、企業への助成などの仕組みづくりが必要と感じました。

全国的にも共働きを阻む壁として子育てに関する有事対応は問題となっているのか、昨年末に閣議決定された「子ども未来戦略」では、看護休暇の拡充について言及されています。

こどもが病気の際などに休みにくい等の問題を踏まえ、病児保育の拡充と併せて、こうした場合に休みやすい環境整備を行う。具体的には、こどもが就学前の場合に年5日間取得が認められる( 就学前のこどもが2人以上の場合は、年 10 日間)「子の看護休暇」について、対象となるこどもの年齢を小学校3年生修了時まで引き上げるほか、こどもの行事(入園式等)参加や、感染症に伴う学級閉鎖等にも活用できるように休暇取得事由の範囲を見直すため、所要の法案を次期通常国会に提出するとともに、取得促進に向けた支援を行う。

「子ども未来戦略」2023.12.22 27ページ

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/pdf/kakugikettei_20231222.pdf

期間の延長と取得事由の拡大は大いにやるべきですし、有給にすることも支援できるとより有り難いなと感じます。

当事者となり、制度を活用してみてはじめて制度の足りない点が具体的に見えてきます。

次世代により良い仕組みを残していくべく、職場側にもフィードバックしていきたいと思います。


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