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双子パパになったら学びたいお金のこと。まず防衛、管理・投資・最後は稼ぐ力が大切。#035

双子の妊娠が分かり、いろいろと準備をしていくと、養育費や教育費どうなるんやろか?お金足りるかな??と金銭的な不安も出てくると思います。

私自身、独身時代は家計管理とかはざっくり、ズボラで全くセンスなしでした。しかし、やはり環境は人を変えるため、結婚したり、家族ができると、お金に関する知識不足を痛感し、いろいろと勉強してみようと模索をしました。

特に双子誕生を迎えるに際して、これから先どうなるんやろかー!お金大丈夫かー!と悩みましたが、独学で1つ1つ理解していくなかで、冷静に1つずつ整理して理解すれば、そんなにビビる話ではないと思えてきます。

当時の私としては、情報が溢れるなかで、何をどういう順番で学ぶのが良いか、ガイドがあればよいのになーと思っていたので、当時の自分に向けたガイド記事として、まとめておきたいとと思います。

育児に備えて、お金のことを学びたいという方に向けに、ごくごく素人の目線から、じっくり学ぶことができるステップも提示したいと思います。

育児をきっかけとして、家計・投資について学んでいきたいけど、何から手をつけていけば良いか困っている方の参考になればと思います。

本を読むことが苦手な方向けに、Youtubeや音声で聴けるコンテンツでオススメの内容についても、まとめておきたいと思います。


お金のことは学校では教えていないので、大人として独学するしかない

2024年からは新NISA制度も始まり、これから育児をする方も、現在育児中の方も、お金についての学びは必須の知識になってくると思います。

日本では、大人が生きていくうえで大切なこと(民主主義、社会保障、お金のこと)を学校では全く教えていないという、とってもクセの強い学校教育プログラムになっています。

つまり、東京大学法学部を出ようが中卒だろうが、お金のことや社会保障については知識が変わらない可能性があるので、独学でしか差がつかない領域だということです。

【ケース学習】高学歴の人でも騙されまくっているので要注意

まず騙されない防衛力を高める:怪しい投資詐欺などを見極める判断軸を持つことが大切

カードのリボ払いとか、不動産投資とか、歯の矯正ローンとか、FXとか、怪しい謎の投資詐欺に騙されまくるニュースが後を絶ちませんが、こうしたトラップにはまることなく、基礎的な知識を持って武装することが最重要のポイントになります。

以下で述べるような知識を徐々にまとめて理解していく、利回り5%を超える商品はかなりリスクが高いか、怪しいなーと思える嗅覚があるかどうかは重要です。

不動産投資などの広告で、説明会に参加するだけで、Amazonギフト5万円!とかがありますが、ん??めっちゃ怪しいなこれは、と思えるかどうかです。

不動産を提供している企業サイドから考えたら、1人のカモ(知識のないサラリーマン)の個人情報をゲットして営業活動できるのなら、5万円のギフト券なんて安いもん!だと思っているという風に理解できるアンテナがあるかどうかが大切です。

説明会参加だけで、5万円の宣伝費用を出せるんだから、ワンルームマンション投資をしてもらえたら、提案している会社側がめっちゃ儲かるシステムになっていると気づけるかどうかが大切です。

このあたりは、不動産Gメン滝島さんのYoutubeを観ていただけると、大人の社会科見学として、とっても示唆的です。

年収600万円*2人、世帯年収1200万円程度のいわゆる高学歴でまじめなご夫婦が登場しますが、この方たちの金融リテラシーが低すぎて、怪しいマンション投資に引っかかる直前になっていることが良く分かる最強の社会学習教材です。

この動画のように、高学歴で知的レベルの高い方でも、金融知識がないことで、とんでもないミスジャッジをしてしまう(つまりカモにされる)可能性があります。

だから怖いからや嫌なんだよ!、貯金が一番安全だけでいいとか、そういった極端な方向には行かず、普通の知識として基本を押さえて、騙されずに、一攫千金とかではなく、普通の庶民が幸せになるために金融知識を活用していくことが大切だと思います。

【学びのガイド】基本的なことを理解することが最重要

【Step1】基本的な書籍を1冊(できれば3冊)読んで知識補給

基本的なことについては、1冊の書籍代金くらいは投資して学ぶことが大切だと思います。

以下の2冊のどれか1つ(できれば両方)を読んで、基礎的な理解をしておくことで、なーんだそういうことか!とかなり賢くなれます。

個人的には、書店の金融関連の棚で最初に選ぶ本がダメだと、バイアスがかかり、ミスリードされてしまいます。「いきなり、年収1億円!」とかそういう本にひっからずに、優しく基本的なことをまとめている本を読んで、丁寧に理解しておくと良いかと思います。

上記で基本的なことを理解しつつ、お金との向かい方についての視点で面白いのは以下の本も読んで親子で考えたいないようです。

【Step1】本とか無理な方向けの動画ガイド

基本的には書籍を読むことが大切だと思いますが、動画でも基礎的なことを理解できますので、活字が苦手な方は活用してみてください。

これを知らずにお金持ちになるのは無理。豊かなお金持ちが極めている5つの力【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第15回

【Step2】教育費に関する基本を理解する

もっともお金がかかるのは、高校、大学。
日本の小学校、中学校の公教育はレベルが高いので、身の丈にあった選択をすることで、過剰投資に注意すること。

少し固いですが、以下のような資料を読むと、ざっくりと教育費がいくらぐらいかかるかが見えてきます。

令和3年度子供の学習費調査

https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-100012573_3a.pdf

https://www.mext.go.jp/content/20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf

私立は高いなーというのと、公立で高校まで行けば大丈夫そうだなと。そして、まとまった支出になるのは、高校以降

つまり18年後に備えて、以下に運用して備えるかという視点が見えてきます。

これもブレイクダウンしていくと、ざっくりと1人あたり毎月2万円をコツコツ貯めていくというのが基本戦略になることが分かります。

双子で考えると毎月4万円。いやいやそんな金ないよ!という方も安心してください

基本的には、児童手当を原資として、児童手当を別枠管理して自動積立をしていくことで、予算を確保するアプローチができます。

全体像としては、以下の動画も参考になります。

【不安解消!】今の日本で子育てするための「基本戦略」と「ファイナンス法8選」【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第156回

【Step3】家計管理能力を形成し、家計防衛予算を形成

まずは貯める力が重要ですので、家計管理能力を高めて、生活費の3-6か月分の現預金を確保できるように準備することが大切です。

いきなりこのハードルが高い人もいるかと思いますので、コツコツと防衛予算をためつつ、コツコツと積み立て投資をしていくことが重要だなと思います。

私自身は、家計管理は楽天カードを主力として、マネーフォワードを活用して、デジタル化しています。

双子育児では時間が重要ですので、とにかく効率化できるものはすべて効率化していくようにしています。

【Step4】子どもがいるともらえるお金を別管理する

上記の家計管理をしていきつつ、子どもがいるともらえる支援制度を活用し、それらを運用していくことが基本戦略になると思います。

まず児童手当、東京都の方は2024年からは018支援制度が始まる。

これらを活用すると、

3歳までは、児童手当で3万円、018支援で1万円、合計4万円となります。その後は、児童手当で2万円、018支援で1万円、合計3万円となります。この場合は、フローの所得から1万円を追加し、合計4万円を積み立て原資としていくことができます

書籍としても、子どもがいるともらえるお金についてまとめている本もありますので、参考にしてみてください。

【Step5】ネット証券・ネット銀行を使い、長期・分散・積立投資をじっくりと行う

なお、運用については、ネット証券、ネット銀行を活用していくのが良いと思います。子ども用にも楽天銀行を開設しておくと、公金受け取りなどの制度活用においても登録できて便利です。

2024年以降は新NISA制度を活用して、親の名義の枠ですべての運用を行うことができると思います。

【ご参考】我が家のマネーポリシー:自分なりの哲学を持つことが大切

住宅費用・生活費・教育費・老後費用という4つの項目に対する自分たちのスタンスによってかかえるお金がかなり異なるということが分かります。

住居費用へのスタンス

住居費用については、今の賃貸住宅が気にっていることもあり、しばらく賃貸住宅でよいと思っています。自分の考えとして、家が欲しいものではないので、その時のライフスタイルに合わせて変えていければと思っています。

この考えは、新卒でITソフトウェア企業に勤務したことが影響しています。当時からベンチャー企業は自社ビルではなく、賃貸でオフィスを借りておりました。

私はオンプレミス環境からクラウド環境への移行を提案していたので、クラウドは本当に便利な技術だなと思ったのが背景にあるのだと思います。

家を所有すること(オンプレミス)に興味があまりなく、その時に必要なスペックを調達できればよい(クラウド型)というのが哲学としてあるのだと思います。

住宅についての考えを整理するうえで、ちきりんさんの以下の本もオススメです。

まだまだ先ですが、子どもが大きくなって夫婦だけになったら、季節ごとに住む場所を変えていくような生活ができるのが理想かなと思っています。その際にも、拠点となる地域にマンション購入をしてもよいかなと思っています。その時に考えようという程度のゆるい感覚です。

教育資金についての考え方

教育資金についても、高等教育機関に勤めているのと、自分自身も公立高校までずっと公立でしたので、公立学校のぐちゃぐちゃした環境でよいかなと思っています。これも子どもの特性に合わせてまた考えたいと思います。

教育方針を考えていくうえでは、ちきりんさんの以下のVoicyは子育て世帯は必聴だと思います。

この配信では、「自分の子供を世界で通用する人材に育てたいなら、若いうちに少なくとも数年間は、混沌の環境に放り込むべし。」ということが述べられています。

これからの世界で活躍する人材は、同質性の高い環境ではなく、混沌としたカオスな環境でもまれる逞しさがカギになるというのは、親としてよく理解しておく必要があります。

本業ではグローバルキャリア支援を行っていますが、GAFAMなどの採用プロセスや採用選考を観ていると、このことを強く感じます

たくさん試行錯誤して、世の中には本当にいろんな人がいて、世界は広くて、自分の意見を持って生きていくことが大切だと気づけるように、なるべく多種多様な人と出会えるように子どもをたくましく育てたい(というか放り込みたい)と思っています。

生活費についての考え

生活費については郊外に住んでいるので、通勤と保育園送迎で必須のため、中古車を所有しています。それ以外は、食事も自炊なので、あまりお金がかからない生活を構築しました。

毎月の家計管理はマネーフォワードを活用しています。月550円で専属の家計管理担当を雇用できると思うと本当に便利です。

私自身は、こういう有料サービスをケチらずに活用し、時間というもっとも希少な資源を有効活用していくことが大切だと考えています。

子どもの用品についても、過去にも記事で書きましたが、基本的には中古で調達し、メルカリやジモティーをフル活用して豊かに生活できています。

日常の食品はイトーヨーカ堂のネットスーパー、日用品はアマゾンにお世話になっております。双子育児においては、時間の節約上、日用品の買い物をしないと決めました。

そのうえで、子どもたちを連れて、週末などは郊外のマルシェなどで、新鮮な野菜や果物が手に入るのがありがたいですね。自分自身は美味しい魚と美味しい和菓子が食べれたらかなり幸福なので、そこだけ担保できればオッケーという感覚です。

生活費に関連しますが、学びについては、毎月1万円は再投資するように本やVoicyなどのメディアを活用して学びつづけるようにしています。

老後の問題は健康と人間関係、稼ぐ力を高めることが大切かなと

老後については、老後が短くなるように、予防医療に投資し、好きなことでずっと仕事ができるようにしたいと思っています。なので、noteで執筆を始めたり、これからの仕事の身の振りを考えはじめています。

一応、所得控除になるため、iDecoだけは積み立て投資をしていますが、長く健康で働き続けることができるのが最大の老後対策ですので、健康と色んな人との出会いを大切にしたいと思います。

そして、何よりも稼ぐ力を高めることが大切だと思いますので、本業以外にも、いろいろ試行錯誤して、経験からの学びを価値に変えていくための取り組みに挑戦しています。

今後3年程度で、本業収入と同じくらいの収入を、いくつかのポートフォリオで稼げるようにしたいと思います。

そうすることで、より豊かな経験や学びに再投資でき、さらに発信の魅力を高めることができると思います。

初級以降の学びのガイド

私自身が現在地点として、家計管理とインデックス投資を5年間行い、いまは中級フェーズに入ってきたと思っています。

そこで、より自分の考え方として納得でき、継続的に学び続けられるファンドの投資信託の購入、学びを兼ねての個別企業への投資にも挑戦しています。

そこで、現時点の学びを踏まえて、初級以降の学びのガイドも簡単にではありますが、紹介しておきます。

投資家マインドや投資家の思考はビジネスパーソンとしての戦闘力向上に不可欠


投資というのは、ビジネスパーソンにとって、今の仕事での視点を高めていくために不可欠な知識だと思います。そして、学び自体が楽しいものなので、焦らずじっくりと学んでいきたいと思います。

ビジネスパーソンにとっての投資の価値について、以下の本を読むと、丁寧に理解できます。

また、以下の動画も参考になります。

https://youtu.be/ONsB-ECzQxk?si=T05FALfZeF7qBVKr

積立投資をしながらプロから学べるという超絶お得なプログラム

私自身、「おおぶねという投資信託」の積立をしており、毎月のセミナーに参加しながら、プロから投資家の思考についてレクチャーを受けて学んでおります。

積立投資をしている方は、極端な話ですが、100円の積み立て投資でもセミナーには参加できます。大変勉強になる素晴らしい内容ですので、一度ご参加されることをオススメします。

とっても民主的で参加者の質問にも丁寧にお答えしてくださるので、プロの方はこう考えるのかと学びになります。

オンラインで参加できますので、双子育児をしながら、耳で聴いたり、通勤中に学ぶことができるのも助かります。

現在やっているトレーニング

また、現在は四季報の業界地図や会社四季報がとっても面白い読み物だと気づきましたので、全部のページを読んで考えるトレーニングをしています。

これはとっても楽しく、ビジネスセンスを磨くうえでも鍛えられるので、オススメです。今後はこうした業界地図と四季報全読みから学んだことも紹介していきたいと思います。

おわりに

とにかく、一攫千金とかではなく、コツコツと身の丈に合って、時間を味方につけていくことが大切ですね。そして、実態のある利益を出せる会社に分散投資していくことに尽きると思います。

家計管理や投資による教育資金の準備などの視点からも、双子育児を考えていくための参考になれば幸いです。


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