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【論文レビュー】プロアクティブ行動研究の辞書的存在。:Bindl & Parker (2011)

レビュー論文ってありがたいですねぇ。本論文は、2011年時点でのプロアクティブ行動に関する先行研究がいい感じにまとまっています。

Bindl, U. K., & Parker, S. K. (2011). Proactive work behavior: Forward-thinking and change-oriented action in organizations. In APA handbook of industrial and organizational psychology, Vol 2: Selecting and developing members for the organization. (pp. 567-598). American Psychological Association.

具体的には、何がプロアクティブ行動に影響を与え、結果として何をもたらすかについてまとめられています。以下の見取り図として集約されています。

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こうやって全体像が提示されると、自分自身が研究しているテーマはどこに位置づけられるかがわかります。調べたいものを見つけるという意味では辞書的に使えるものでもあり、かつ今後に探究していくテーマを検討するガイドブックとしても使えます。

本論文で今後の研究領域として掲げられているのは、プロセスとしてプロアクティブ行動を捉えるというものです。私自身もこの領域に興味があり、ご丁寧にも参考になる論文が数本載っていますので、今後読むものが決まりました。読むたびに、読むべき論文が増えるというアリ地獄です(笑)。


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