【論文レビュー】テレワーク下のジョブ・クラフティング:細見(2023)
『ジョブ・クラフティング: 仕事の自律的再創造に向けた理論的・実践的アプローチ』第9章は、コロナ禍という現代的イシューに焦点を当てて、テレワークにおけるジョブ・クラフティング(以下JC)を論じられています。コロナ禍になる以前におけるテレワークの頻度とコロナ禍におけるテレワークの頻度を説明変数に置き、JD-Rモデルが想定する四つのJCを結果変数として、前者が後者にどのように影響するかを明らかにしています。コロナ禍が収束したとしてもテレワークを続ける企業や組織も一定程度は継続する