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【note記事まとめ】キャリアについて書き綴ってきたこと。

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キャリアに関する論文や書籍についての感想を記したnote記事のまとめです。
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記事一覧

【論文レビュー】キャリア・アダプタビリティとJD-Rモデル:Akkermans et al.(2018)

今回取り上げるのは、キャリア・アダプタビリティを個人の資源の一部としてJD-Rモデルの中に組…

【読書メモ】『キャリアブレイク』(石山恒貴・片岡亜紀子・北野貴大著)

これまでの日本の雇用社会では、働いていない期間=ブランク(空白)としてみなして否定的に捉…

【論文レビュー】アイデンティティとキャリア発達:岡本(1999)

生涯発達論は、年齢ごとに人生の段階を想定し、役割を固定的に捉えた上で、人がどのように生涯…

【論文レビュー】海外からの帰任者はどのようなキャリア意識の変化があるのか?:内藤…

海外赴任者に対する実証研究はあまりないのですが、本論文は帰任者に焦点を当てて人材マネジメ…

【読書メモ】多様性とキャリア自律:『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』(…

武石先生の『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』の最終章では、多様性とキャリア自律…

【論文レビュー】自律的キャリア意識はキャリアの成功感にどのような影響を与えるのか…

本論文では、自律的キャリア意識をプロティアン・キャリアおよびバウンダリーレス・キャリアの…

【読書メモ】個人と組織の双方にとってのキャリア自律:『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』(武石恵美子著)

多くの日本企業で広く言われ始めたキャリア自律とはなんでしょうか。武石先生の『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』の第4章では、個人にとってのキャリア自律だけではなく、組織にとってのキャリア自律についても丁寧に論じられています。 キャリア自律まず本書では、キャリア自律について花田先生の2006年の論文から以下のように引用しています。 キャリア自律をもう少し噛み砕いて、花田先生たちの2003年論文を基にして、①転機だけではなく日常を重視する、②トランジションではなくスト

【論文レビュー】リアリティ・ショックと組織適応とキャリアの関係性:津木・城戸 (2…

新入社員は、どのようなプロセスを経て、リアリティ・ショックを経験し、それを乗り越えようと…

【読書メモ】経営環境とキャリア開発の変化:『キャリア開発論 自律性と多様性に向き…

今回は武石先生の『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』の第3章「経営環境とキャリア…

【読書メモ】キャリア開発と能力開発:『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』…

武石恵美子先生の『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』の第2章のタイトルは「キャリ…

【読書メモ】キャリア開発とは何か:『キャリア開発論 自律性と多様性に向き合う』(…

キャリア自律という言葉が広く言われ始めたからか、キャリア関連の書籍は増えてきている印象で…

【論文レビュー】リアリティショックとメンタリングとキャリア発達の関係性について:…

本論文では、小学校で教育実習を行った大学生を対象として、教育現場でのリアリティショックが…

【論文レビュー】キャリアレジリエンスとリアリティショック:児玉(2015)

新しい組織に入ったときに、事前の想定と現状とのギャップに直面して受けるショックのことをリ…

【読書メモ】キャリア論の先行研究パートを読み直したら勉強になりすぎた!:『組織内専門人材のキャリアと学習:組織を越境する新しい人材像』(石山恒貴著)

石山恒貴先生が出版された書籍には多くの好著があります。それらの中でも個人的に最も好きな一冊が『組織内専門人材のキャリアと学習』です。人事パーソンにも有名な賞を受賞された書籍も多い中で本作を推すのは少々マニアックかもしれません(笑)。初読は名古屋でL&Dを担当していた2014年で、高山に異動してHRBPを担当していた2015年に再読しています。つまり、研究に何も興味がなくハードワークしていた30歳代前半に好んで読んでいました。今回は、キャリア・アダプタビリティをはじめとしたキャ