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前向きな自分でいるための3つのポイント

こんにちは、産婦人科医の高尾美穂です。

ある日の夜、私は、同年代の女性で全く医療とは関係のないグループに対して、ヨガの指導をしていました。

この方たちとの出会いは、2019年の夏でした。

非常に前向きで、しかもポジティブな人たちばかりなので、私のキャラクターを伸ばしてもらえている素敵な時間を過ごしています。

さて、今回は、私の前向きな自分でいるための3つのポイントを紹介したいと思います。

他人と自分を比べない

人が前向きでいるために、どんなことができるのかを考えてみた際に、まず1つ目は、“他人と自分を比べない”ことです。

ヨガにおいては、他人とポーズを比べないということはよく言われます。

しかし、スポーツクラブのような鏡がある場所でのヨガは、実際にはほとんどの方が、自分の姿と他の方との姿を比べているシーンをよく目にします。

オンラインヨガの良い点は、他人と比べなくてもよいので、自分と先生だけというシチュエーションが、良い機会になっているのかなと感じています。

人と比べないという事は非常に難しく、実際に目から入ってしまう視覚がある以上は、仕方がない部分もあります。

しかし、冒頭にご紹介したグループの皆さんは、他人と自分を比べることが全くありません。
更に、妬むというような言葉が想像できない、人との接し方をされている方ばかりで、本当に私自身も学ばせていただくことが多いです。

妬むという気持ちは、他人と自分を比べてしまった時に初めて生まれるわけです。
もし妬むという気持ちが生まれてしまったら、自分がどこを追いつきたいと思っているかを言葉にしてみましょう。
前向きにいるためには必要なことなのかもしれません。


自分が決める、自分が決められるハードルを下げる

2つ目の前向きにいるためには、“自分が決める、自分が決められるハードルを下げる”です。

ハードルというものは、自分で決めるものです。

だから、それを自分で決められるからこそ、このハードルを低く設定するということも前向きでいるためには大事な事だと思っています。

皆さんは、毎日やろうと決めたことができなかった時にどう考えますか?

毎日できなかったから、もう諦めてしまおうと思うのではなく、1日おきだったらできるかもしれないと考えて、少しだけハードルを下げてみるというのも良いでしょう。
これは方向転換ではなく、続けるための工夫だと思います。

ハードルを下げることによって、続けられるのであれば、毎日ではなくても1日おきでも続けてみる事は良いアイデアです。

先ほどからご紹介しているヨガのグループでも、お休みする方はいらっしゃいます。
それでも別に、全く問題視されません。

出来る時に頑張ろう、出来る時は集まろう、そんなスタンスでいいと思っています。

ハードルを下げることによって、自分が前向きになれるのであれば、それは非常に良い選択です。


過ぎたことに捉われすぎない

そして3つ目は、”過ぎたことに心を動かされない、わざわざ感想を持たない”

あの時はこうだったとか、当時を懐かしみ、前向きに思えるような気持ちの動きを持つのであればもちろんいいと思います。

しかし、思い出して落ち込むようなことであれば、わざわざ思い出して、そこで自分自身の心の動きをうまなくてもいい。

つまり、観察するというだけでもいいのではないでしょうか。
あの時はこうだったなぁ以上、終わり!みたいな。

私たちにとって、過去は変えられないとよく言いますが、この過去のことを考えて前向きになれないのであれば自分で変えられる未来のことを考える。

自分で変えていける事にフォーカスする事が、私たちにとっては前向きになれる大事なポイントかなと思います。

実際、毎日の時間は限られています。
限られた時間の中で自分自身がやっていきたいことを全てやり終えていくためには、自分が変えていけることだけにフォーカスする。
これが大事な意識かなと思ったりもしています。

前向きで過ごしている人たちの日常にも、前向きじゃない時間はもちろんあると思います。

でも、私達がこれからをよくしていこうと思った時に、前向きな考え方がベースにある場合と、そうではない場合では随分生まれるものが違うだろうと考えています。

まとめ

私が考える、前向きでいるための3つのポイントをおさらいしてみましょう。

◯自分と誰かを比べない
もし、比べてしまったとしても、何が自分が追いつきたいのかを明らかにしてみる。

◯自分自身が決めるハードルを下げてみる
習慣という言葉は毎日という意味をイメージしますが、毎日じゃなくても習慣になるわけで、週に一回でもいいわけです。
そのハードルを下げることによって、前向きになれるのであれば、ハードルは自分が決めているということを自覚する。

◯過去のこと、終わってしまったことに捉われない
過去にはわざわざ感想を持たなくてもいい、自分が変えられる未来にフォーカスする。
これが私が意識していることです。

少しでもみなさんが前向きに、そして幸せに過ごしていただくことを願っております。

皆さんからの温かいサポートはすべて「保護ねこ活動の支援」に使わせて頂きます。 いつもご声援有難うございます。