頑張れパパさん
今日
アソビルという施設で遊んでいたのだが
次男が急にフロアの中央で座り込んだ
あれだ
「ん・・・ん?・・・ん!!」
あれである
コトが終えたであろう次男
満面の笑みで私のところまで歩いてきて
こういった
次男
「でっった」
できれば
「でた」ではなく
「でる」が欲しい
風に乗って漂う
眉間にしわを寄せる魔法の臭い
次男を抱え
オムツ閲覧ルーム直行
小脇に抱えるこの姿は
ラグビー選手に引けを取らないともいえるだろう
オムツ閲覧ルームには既に先約がいた
4か月ぐらいの乳児
オムツを変えようとしているパパ
横からレクチャーしているママ
私
(おぉー パパのデビュー戦かな)
普段オムツ替えをしていないであろう
パパさんの手つきに
しびれを切らして口調が強くなりかけているママ
いつまでもオムツを変えてくれないことに戸惑う乳児
真横の「子育てデビュー家族」を横目に
全弾発射した次男のオムツと向き合う私
私
(次男よ 何を食べたらこんなに出すんだよ)
黙々と各部位の処置を実施している最中も
横から聞こえる内容が気になってしかたない
鬼教官ママ
「だからそんな強く拭いたら肌が荒れちゃうじゃん
まず両足捕まえて!片手でできるでしょ!
腰上げすぎ!!腰少しだけ浮かせてぐらいでいいから
拭き残しあるよ!ここ ここも
同じのでずっと拭いたら意味ないでしょ
オムツつける順番違う
顔怖いよ!○○ちゃんには笑顔!」
鬼教官ママだなー
とはじめは思っていたが
このパパさんもなかなか要領が悪い
私
(あっそのやり方したらまずいぞー)
鬼教官ママ
「だから違うってば」
私
(あちゃー)
オムツ閲覧ルームでは極稀に
パパさん指導を見ることがあるが
これまでで一番厳しい鬼教官だ
こちらの処置が先に終わり
ささっと退散
出口付近で
最後のやり取りが聞こえた
パパさん
「いやー今隣にいた人
凄い早かったね」
間髪入れずに鬼教官
鬼教官ママ
「あなたが遅すぎるの!!」
・・・
頑張れパパさん
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