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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト

劇場版が毎回、全米興行収入ランキングに入るなどヒロアカが米国で受けていることを不思議に思う人は多いと思う。
パッと見た感じだと、良く言えばティーンエイジャー版、悪く言えば劣化版のX-MENだからね。オリジナリティはそんなにない。

でも、劇場版でもテレビ版でもいいが、ちょっとでも見れば米国で受ける理由はすぐに理解できる。

結局、ポリコレ疲れなんだよね。

ハリウッドの映画やドラマは民主党的なリベラル思想、要は白人よりも黒人を、男性よりも女性を、ストレートよりもLGBTQを、健常者よりも障害者を立派な人物として描かなくてはいけない。そういう風潮に一般の米国人、特に健常者でストレートの白人男性が嫌気がさしているから、日本のアニメやインド映画のような純粋に娯楽として消費できるものを見るようになっているのだと思う。



本作では悪役が理想の社会を作るため、反対意見を述べる者を全て排除しようとしていたが、そういう性格って非常にリベラル・左翼・パヨク・フェミ的だしね。
 
リベラル・左翼・パヨク・フェミは自分たちの理想とする“マニュアル”から1ミリでもずれた言動を取る者に対して差別主義者とか老害などといったレッテルを貼ってくる。

日本で言えば、自民党や岸田政権を批判していても、原発の稼働や憲法の改正を容認するとネトウヨ扱いしてくるみたいな感じかな。

リベラル・左翼・パヨク・フェミの“マニュアル”では、自民党や岸田政権を批判する者は原発の稼働や憲法の改正も批判しなくてはいけないらしい。

そういう凝り固まった思想を持った人間を悪役にしているのだから、過度なポリコレにうんざりしていた人たちにとってはストレス解消になるよね。



まぁ、ツッコミどころは多いし、オチもベタな感じだし、決して名作とか傑作、快作と呼べるようなものではない。でも、2時間弱のちょっとした時間を効率良くつぶすにはもってこいのエンタメだと思う。

そして、ゲストキャラのお嬢様はボイスキャストの演技は微妙だけれど、キャラクター自体はオタクがいかにも好きになりそうな感じなので、オタク属性が少しでもある人ならそれなりに楽しめるのではないかと思う。

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