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またまたクソ映画となったハシカン最新作「バイオレンスアクション」

安倍“暗殺”事件が発生したのに殺し屋の映画が予定通り公開されたことに驚いている。

まぁ、最近はポリコレを毛嫌いするネトウヨ寄りの思想の者による“公開中止・延期は過剰反応”という批判の方を映画界は気にするようになりつつあり、性暴行を働いた榊英雄作品「ハザードランプ」の公開中止をなかなか決められなかったくらいだから、日本映画界が社会的・政治的・経済的な問題に無頓着になっていることは間違いないと思う。

というか、不謹慎な題材だ云々を語るのもアホらしくなるくらいクソ映画だった。本当、ハシカン出演作品のクソ映画率って高いよね。

まぁ、福田雄一作品を含むコミック実写化作品が多いから、クソ映画だらけになるのも当たり前なんだけれどね。

まず、アクションが酷い…。

早送りやスローモーションを多様している上に画面を暗くしてゴマかしているって感じで本当酷い。しかも、終盤の対決以外はどんだけ殺しまくっても、ハシカン演じる主人公の服は汚れないし、主人公はケガもしないんだから呆れてしまう。
さらに、主人公は殺し屋組織に属しているという設定なのに主人公側の殺し屋は主人公以外では1人しか出てこないし、デタラメもいいところだ。

それから、佐藤二朗が相変わらずクソつまらないギャグを言っていて、本当呆れてしまう。
まぁ、時々見せる狂気の演技は良かったけれどね。結局、佐藤二朗を起用したら福田雄一作品でおなじみのクソつまらないギャグを言わせないといけない病に日本の映画・ドラマ界はかかっているんだろうね。

あと、主人公の友人役の箭内夢菜が無駄遣いすぎる。深夜ドラマ「明日、私は誰かのカノジョ」で絶賛された演技力が全く発揮できないどうでもいい役だしね。

そして何よりも、主人公が対決することになるヤクザ側の殺し屋の女性蔑視の言動を批判しておきながら、作品自体は下ネタ満載というのも意味不明だ。

コロナの感染が拡大すれば、可愛い風俗嬢が増えるとほざいた岡村を風俗店に偽装した殺し屋組織のドライバー役に起用するって何考えているんだかって感じだ。しかも、このキャラ、セクハラ三昧だしね。本当にこの映画はハリウッド資本の作品なのか?まぁ、日系企業のソニーだけれど。

そもそも、殺し屋組織が風俗店に偽装しているのもどうだかと思うしね。というか、主人公は風俗嬢にしか見えない。服装も風俗嬢がよくしている格好だし、髪型も自分がよく利用する風俗店のお気に入りの嬢と同じだ(色はちょっと違うけれどね)。

とりあえず、ハシカンが可愛いから許されているって感じの作品だった。
というか、観客もクソ映画にふさわしいクソな奴等が結構いた。
座席指定を無視して勝手に他の席に座っていると思われるのもいたしね。
まぁ、ガラガラだったけれどね。

そして気付いてしまった。
自分がハシカン出演映画を劇場で見るのはこれが20本目だ…。
何故、クソ映画だと分かっているのに見に行ってしまうのだろうか…。


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