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GiRLS POWER LiVESHOT! ~岸梨菜花 生誕祭SP~

のーぷらん。のメンバーの生誕祭らしい。自分が会場入りしたすぐ後に見たa-plan。というユニットもどうやら、このグループの派生ユニットのようだ。

対案や代替案、予備案といった意味でプランBという言葉がよく使われる。だから、本来の案はプランAということになる。BというのはB級映画のBと同じで本来のプランよりは格下という意味なのだろう。

そして、日本人というか漢字圏の人間の発想だとAプラン、Bプランと言いたくなるが、英語圏の人間の発想ではプランA、プランBというのが正しい言葉使いだ。

ジャッキー・チェン監督・主演作「プロジェクトA」は英題が邦題になったのでこういう表記になっているが、本来の原題(広東語タイトル)は「A計画」だ。やっぱり、アジア人と欧米人はAとかBを置く位置の感覚が違うのだろう。アジア人は順番を重視し、欧米人は目的(プラン、プロジェクト)を重視するということか。

まぁ、a-plan。というグループ名の由来はそんな、プランAとかプランBとか関係なく、ええプランというダジャレだと思うが…。正しい言葉使いだといいプランだけれど、それだとe-plan。と5番目になってしまうから、崩した言い方のええを採用したのだろう。

しかし、自分がこの公演に参戦した動機はのーぷらん。関連が目的ではない(。があるグループ名だと変な文章を書いたように見えるな…)。

この公演内でラストライブを行ったBe!Alertのパフォーマンスを見るのが目的だった。

公演中ずっと、背景に生誕祭の画像が写し出されているイベントでラストライブというのは複雑な感じではある。こういうのを見るとびあらが解散(運営は全員卒業の現体制終了と言っているが)してしまうのも当然の流れなんだろうなとは思う。



メンバーそれぞれが個別で活動している人たちが集まってできた、要は、地下アイドルやそれに付随する界隈のスーパーグループ(最近はアベンジャーズって言った方が理解されやすいかな?)がびあらだった。
そして、個々のメンバーはびあらと並行して個人でも活動していた。推しメンだったゆゆちゃんなんて、いくつのプロジェクトを抱えているんだかってほど多忙だった。



ただ、その多忙であることがネックとなったのも事実。ゆゆちゃんはそんなことはあまりなかったけれど、ちょっと声が出てないんじゃないのって思うメンバーがいたことも多かったからね。
多忙で朝起きれないのに、早い時間帯の出番が多いから物足りないパフォーマンスになってしまうこともある。そして、物足りないパフォーマンスに思われてしまうから、なかなかファンが増えず、対バンで良い時間帯の出番をもらえない。そういう負の連鎖があったのではないだろうか。

また、多忙でスケジュールを組めないのか、集客が見込めないから出演オファーが来ないのかは分からないが、ここ最近は出演ライブの本数も減っていた。

だから、ラストライブであるのにも関わらず、出してもらえる対バンがなかなか見つからず、結果として、他のグループの生誕祭というおめでたい場でラストライブという寂しさの残るステージをしなくてはならなくなったのだろう。

厳しい言い方をすれば、メンバーのコンディションやスケジュールを管理できなかった運営サイドの能力不足が、わずか1年1ヵ月弱の活動で事実上の解散である現体制終了に至ってしまった理由だと思う。

メンバー5人(最初の頃は6人だったが)、それぞれがビジュアル的にも異なるタイプで、普通なら同じグループのメンバーにはならないような人たちが集まっていた。それが魅力でもあったと思う。

そして、レパートリーの4曲はいずれも良曲だった。曲数が増えなかったのは人気が伸びないから予算的に難しかったのだろう(最初は3曲だから1年間で1曲増えただけ)。“吉田”とか“佐藤ちゃん”といった名字ソングはふざけたタイトルだけれど、結構カッコいい曲だったしね。

そして、何よりも“夜ト林檎”は超良曲だった。びあらのファンが順調に増えていく世界線があったのであれば間違いなく代表曲として浸透していったであろう楽曲だったと思う。

サウンドはロック系だけれど、ビジュアルというか衣装は最初の頃は可愛い寄りのストリート系、後期はファッショナブル寄りの可愛い系になっていて、そのちょっとしたギャップも良かった。

自分は平均すると月1ペースでライブを見るくらいなので偉そうにびあらを語れる立場ではないのかも知れないが、びあらの解散に関しては“本当、惜しかったな…”の一言に尽きると思う。もう少しうまくやれたら、知名度は上がったのにと思うと残念で仕方ない。

そして、他のオタクが誰も呼ばない“たっかー”という独自の呼び方でこちらを呼んできたゆゆちゃんも非常に魅力的なメンバーだった。色々な活動をしているので機会があればびあら後の彼女も見てみたいと思う。










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