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i☆Ris the Movie - Full Energy!! -

鑑賞中に抱いた感想は自分は一体、何を見ているのだろうかというものだった。



実在のアーティストを主人公にしたアニメーション作品というのは、日本でも放送された「アニメ・ザ・ビートルズ」などの例があるし、アイドルアニメやガールズバンドアニメのようにアニメの中のアーティストが担当声優によって現実世界でもアーティストとして活動するケースなんかは無数にある。



本作のように、現実世界で存在するグループがアニメ化され、その声優も本人たちが担当するというケースは稀だとは思うが、i☆Risは元々、声優アイドルユニットにカテゴライズされるグループだから、ザ・ビートルズやニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのアニメとは異なるのは当然だと思う。



ただ、こんな内容だとは思わなかった…。

ファンタジー要素をまぶした少女向けアイドルアニメだからね。ぶっちゃけ、「プリパラ」かと思った。まぁ、i☆Risは同作の声優や主題歌で有名になったのだから、こういうオマージュ的な作品になってもおかしくはないんだけれどね。



それにしてもツッコミどころ満載だ…。

歌がなくなった世界なのに、ライブという概念があるのは謎だ…。
あと、最初の方に「ど根性ガエル」みたいにTシャツと一体化したキャラが前にせりだすシーンがあったが、女性キャラでそれをやると単なるエロにしかならないと思うのだが。



それから、これは本作というよりも、i☆Risというグループへのツッコミどころだが、このユニットは虹がモチーフなのにメンバーが5人(デビュー当初は6人)ってどういうこと?7人じゃないのか?

まぁ、i☆Risの曲には良い曲が多いからいいとするか…。
本作の主題歌“愛 for you!”なんてアニオタよりドルオタに刺さりそうな歌詞だしね。
同じ声優アイドルユニットでもDIALOGUE+は完全にアイドル、アニソン両方の界隈で支持されているけれど、i☆Risに関して言えば圧倒的にアニソン寄りの支持が多いから、この曲はどういう反応になっているのだろうか?
まぁ、i☆RisはTOKYO IDOL FESTIVALとかのアイドルイベントにも出ているんだけれどね。だから、この曲がドルオタでないアニオタにどう評価されるのか気になるところではある。
でも、ひと昔前に比べると、自分のようなドルオタでもあり、アニオタでもあるって人は増えたから、この曲を気に入るアニオタはそれなりにはいると思う。
とりあえず、声優アイドルにカテゴライズされるグループで言えば、代アニが運営する=LOVEはドルオタもアニオタも本人たちも声優アイドルとは思ってないし、そういうフリをしようともしていないよねって思うかな。

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