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舞台「イリス・ノワール -焔罪のミサ-」6/15(木)19:00

馬嘉伶の出演する舞台作品の多さに感心してしまう。

落語作品を含めると今年4本目だ。半年で4本というのはアイドルの舞台出演ペースではない。しかも、2ヵ月連続で出たりもしているからね。そして、その全てが同じ主催・ILLUMINUSの作品だ。さらに、落語作品以外の作品は全て六行会ホールでの上演だ。つまり、馬嘉伶がILLUMINUS に気に入られているということなのだろう。
勿論、気に入られている背景には彼女目当てで観劇に来るファンが多いからであることは間違いないと思う。

それにしても、3月上演の「女王幻想花劇」はマタ・ハリが暗躍した時代のショウビジネスの世界を描いた作品だし、5月上演の「NO TRAVEL, NO LIFE 2023」は世界を旅したカメラマンの話だし、本作は黒魔術ものだし、意外と出演作のジャンルは幅広いんだよね。

そして、「女王」や「NO TRAVEL」もそうだったが、本作もまちゃりんの出番はそんなに多くはなかった。やっぱり、日本語のネイティブスピーカーじゃないから演じられるキャラに限界があるんだよね…。
「NO TRAVEL」では主人公が海外で出会った女性役だったし、本作ではちょっと変わった教師みたいな役だったが、今までの出演舞台で主演扱いになったのって、W主演だった去年の「メイドランカー!詰り蹴落とし跪け乙女」しかないんだよね…。これもファンタジーものだからね。結局、ファンタジー系か海外を舞台にした作品しか出られないんだよね…。決して演技は下手ではないんだけれど、日本語で作られている舞台だから、日本語の台詞がネイティブレベルでないというのはちょっと致命的かなと思った。

そんなわけで、彼女目当てで見ていると物足りなさを感じるのも事実だ。

そして、本作は黒魔術の話ということで照明も暗いから、睡魔に襲われそうになりながら観劇することになってしまうんだよね。何とか寝ずには済んだけれど…。

というか、魔術を使う者の家系の出身でないのに特別な魔術の才能を持った主人公が、寮わけされた魔術を学ぶ学園で陰謀に巻き込まれながら成長していくという、誰がどう見ても「ハリー・ポッター」シリーズのパクリにしかならない話をよくもまぁ、堂々とやれるよねって悪い意味で感心してしまった…。

それから、主人公・ミサ役の安藤千伽奈が噛みまくり…。全体的にレベルの低い舞台だったと言わざるを得ないかな。

ただ、良い意味で感心したこともある。高額の前方席チケット購入者の特典のボリュームがすごすぎる。クリアファイルだけで十分なのに、ポストカードが21枚もついてくるからね…。

何かと話題の9時間1500円は、外仕事の際に人気があるとアピールするために=動員を増やすために、指名入場者に特典としてチェキ券などを大量に付けたりしているけれど、この公演の特典は9時間1500円もビックリってレベルだな。

あと、お見送り会もこの日の全キャスト勢揃いですごかった…。普通、この手のお見送り会って、キャストが大勢いる場合は、この回は誰と誰と誰だけってパターンが多いが、これは全員だからね。

《追記》
ところで、六行会ホールっていつまで来場者に検温・手指消毒を強要しているんだよ!ノーマスク論者に対しては勝手に⚪︎ねという感情しか抱けない自分でも、いまだに検温・消毒を強要する施設には腹が立って仕方ない。
それから、全観客分の用意がないのに通路を使った演出があるから傘は傘立てにさせとか、座席間が狭かったり左右エリアの座席が扇状に配置されたりしているのに、脚を広げるなとか本当、注文が多くて腹が立つ。
というか、こんなにガラガラな公演って滅多にないね。チケット価格が高いんだよ!
あと、場内が寒すぎる!それで上着をはおっての観劇となるから、尚更、睡魔に襲われそうになるんだよ!

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