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ペルリンプスと秘密の森

米国産でない海外アニメーション映画は中華圏などアジア系も含めて一時期公開ラッシュ状態だった時期もあったが最近は落ち着いているようだ。
そして、自分も公開されても見に行くのを断念した作品も何本かあるので鑑賞本数は減っている。というか、イベント上映を含む国産作品の公開本数が多くて金と時間の都合でチェックしきれないというのが本音だが。

ちなみに自分が足を運んだ映画館はガラガラだった。最近、海外アニメーションの上映が多いYEBISU GARDEN CINEMAだったのに…。ミニシアター系劇場での海外アニメーションのブームは去ったのかな?



本作は2013年に発表され、2015年度のアカデミー長編アニメーション賞にノミネート、日本では2016年に公開された「父を探して」で知られるブラジルのアレ・アブレウ監督の新作だ。

同作もそうだったが、本作も夜勤明けで見るにはキツい作品に仕上がっていた。幸い自分は今回はいつもよりはまともに寝れていたけれど、それでもツラいかもと思ってしまったくらいだし。

まぁ、主人公たちが敵視する巨人の正体が人間であることはかなり鈍感な人を除けば誰でもすぐに分かるし、環境保護とか戦争反対というメッセージを込めた作品であることはすぐに分かるけれどね。

それから、説明台詞が多過ぎるし、人間が出てくるシーン以外はずっと森が舞台だから画面(えづら)はそんなに変わり映えしないのもどうかと思った。

なので絶賛できる作品かと言うとそうでもないと思う。まぁ、環境保護的メッセージを全肯定するようなリベラル思想に洗脳された人の受けは良さそうだが。

ただ、ハリウッド製のCGアニメーション映画と比べると小品に見えるのに、ハリウッド作品なみにエンド・クレジットが長かったことには驚いた。そう考えると日本のアニメって本当、ブラックな環境で作られているんだなというのを改めて実感した。




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