見出し画像

池袋グラフィティ11月11日

当初は予定していなかったが、急遽、参戦することにした。

桜色Standardのオリジナルメンバーで9月上旬より活動を休止していたみおちゅんが正式に卒業することになったので、“新体制”のサクスタを見なくてはと思ったからだ。

正直なところ、活動休止からわずか2ヵ月で卒業発表というのは早すぎると思った。というか、来年1月に予定されているサクスタ初のワンマンもしくはそのちょっと前あたりで復帰というよくあるストーリーを期待していた。

でも、グループでの活動が本人のメンタル面にかなりの負担を与えていたであろうことは察することができたので仕方ないのかなとは思う。

サクスタというグループ、個々のメンバー、姉貴分のTwinkle⭐︎Starsも含めた所属事務所の雰囲気は、いわゆる地下アイドル・ライブアイドルと呼ばれる現場の中ではかなり良い方だと思う。クソDDの自分は色んなところに顔を出しているが、ここの雰囲気はオタクを含めてもかなり良いと思う。自分みたいなクソDD相手でも、⚪︎⚪︎推しなら、前に行けばとか言ってくれるしね。
他の現場だと、“運営やメンバーは良くてもオタクがね…”とか、“メンバーやオタクは良くても運営がね…”みたいなところがあるけれど、ここはそういうのがないからね。

とはいえ、グループアイドル、特に女性グループというのはどうしても、他のメンバーと比べられてしまう宿命にある。メンバー同士の仲が良くてもね。しかも、それは必ずしも歌唱力やダンス、ルックス、性格といったものが判断基準ではないから面倒くさい。地上アイドルなら握手会やオンラインイベント、いわゆるミーグリの完売状況、地下アイドル・ライブアイドルならチェキ販売数や指名入場者数で判断されてしまう。そういうのがかなりのプレッシャーになっていたのではないかと勝手に推察する。みおちゅんは歌唱やダンスの面では間違いなくサクスタの顔であったし、サクスタ以前の活動では一定の支持者がいたから、なおさら、そういうジレンマに陥ってしまったように思えて仕方ない。
でも、サクスタが結成から間もなく2年となるのに現体制終了みたいなものもなく活動を続けて来られた下地を作ってくれた1人として彼女は重要な存在だったことは間違いない。そして、彼女の残したものは確実にサクスタの他のメンバーに受け継がれていると思う。

というわけで、正式に5人組となったサクスタのライブを見るために急遽、参戦することにした。

みおちゅんと一緒にステージに立つことはなかったが、彼女の活動休止直後から参加しているえーりんはすっかり、サクスタのメンバーとして定着している。

あむぴなんて3月に加入したばかりなのに、オリメンとまではいかなくても1年半くらいはいるように思える。



オリメンのにじちゃんやみやびは大人の雰囲気を最近は出すようになっている。



そして、推しメンだから贔屓目で見ているというワケではないが、くるみんは確実に歌にしろ、ダンスにしろ、リーダーシップ的な面にしろ、サクスタを引っ張る存在になりつつあるように感じる。



今回のライブも5人組として安定しつつあるパフォーマンスになっていたのではないかと思う。今後のサクスタに期待したいと思う。




ちなみに、サクスタ以外で見たのは以下のアイドル。直前でタイムテーブルが変わったらしく、段取りを間違えているアイドルが多かった。


⚫︎ZeroprojectZ5-A
ゼロプロを見るたびに思う。ゼロプロってクロード・モネの「睡蓮」みたいだよねと。絵画展で「睡蓮」を見るたびに、この「睡蓮」は初めて見るものなのか、以前にも見たものなのかと考えてしまうが、それと同様にゼロプロも今見ているメンバーは初めて見るメンバーなのか、以前にも見たことがあるメンバーなのかと考えてしまう。

⚫︎傾奇隊
初めて見たが、イマイチ、どういうメンバー構成のグループなのかよく分からなかった…。

⚫︎僕には通じない
ロック・サウンド系のアイドルグループってボーイッシュ系(男装、中性的なイメージ含む)のメンバーがいる率が高いよねって思う。その一方で、可愛い路線とか、水商売っぽいビジュアルのメンバーもいるんだよね。不思議だ…。

⚫︎闇雲
初めて見るアイドルだとかなりの確率で金髪メンバーにひかれてしまうことが多い。何故なんだろうか…。

⚫︎ODD CIPHER Ø
スパイ設定のアイドルらしい…。それはさておき、このグループも金髪メンバーが気になった。

⚫︎TIGHT
曲を聞いている感じだと、TOKYO IDOL FESTIVALのSKY STAGEが似合いそうなグループだなと思った。

⚫︎Caress Van End
文字面だけ見ているとハード・ロック・バンド、Greta Van Fleetみたいに見えるので、ロック路線なのかなと思ったりもしたが、カッコいい寄りの曲もあるけれど、基本は可愛い寄りらしい。


冒頭の話に戻るが、本公演をに行くかどうかギリギリまで迷っていた原因は増税メガネだ。

本来なら今月から地上・地下問わず、というか、他ジャンルや舞台も含めてライブエンタメの現場への参加をセーブしようと思っていた(先月までにチケット購入済みのものは除く)。

相変わらず物価高は続いているし、実質賃金は下がっている。岸田政権は春闘で30年ぶりの賃上げ率を達成したとか、最低賃金(時給)を上昇させたとか豪語しているが、企業が人件費にさく金は変わらないから、結局、基本給が上がった分、リストラされる人や派遣が増えるだけだし、時給が上がった分、パートやバイトの労働時間が減らされるだけだ。近所のスーパーが最近、夕方の5時を過ぎるとレジを打っているのが男の社員だらけなのは、パートやバイトの労働時間を減らしているからだとしか思えないしね。

そして、一番のガンがインボイスだ。10月以降、ライブエンタメや水商売、風俗関連の値上げが目立っている。

アイドルやキャバ嬢、ホスト、風俗嬢がインボイスに登録しないという理由で企業側が契約解除したら、企業側が批判されてしまう。だから、インボイスに登録しないそうした人たちの消費税分は客が払う額に上乗せされることになる。

そもそも、小さな芸能事務所や場末のスナックなら元々、免税事業者だったはずだから自らの負担も増えている。当然、それも客が払う額に上乗せされる。

一方、客の側にもインボイスの影響を受けている人が多い。冷静に考えてみれば分かるけれど、カタギな職種の会社員が平日だろうと土日祝日だろうと、どんな時間帯だろうと、関係なくライブハウスに来られるワケがないんだよね。夜しか来られないとか土日祝日にしか来られないというのなら分かるけれどね。つまり、客側にもアイドルやキャバ嬢、ホスト、風俗嬢と同じ個人事業主・業務請負・フリーランスの者が多いということだ。

自分は経過措置期間の特例の税率のおよそ半額分をこれまでのギャラに上乗せするという比較的恵まれた契約になったので、自分の手取りに関しては微減で済んでいる。

でも、世の中のクリエイティブ職・メディア・芸能・水商売・風俗関係の人のほとんどはそうした恩恵を受けていない。だから、値上げという形でインボイス分を取り戻すしかない。つまり、9月までの感覚で金を使っていたら、あっという間に資金が尽きてしまうということだ。

勿論、9月までの水準を現時点では維持している現場もまだ多いが、チキンレース状態だから、この物価高が収まらない限りはいずれは値上げせざるを得ないのではないかと思う。
というか、現在はウクライナ情勢に加えて中東情勢もインフレのリスク要因となっているので遅かれ早かれ多くの現場で値上げとなるのでは?

現在、ライブハウスやライブスペースなどに入場する際のドリンク代は600円のところが最も多いが、近いうちに700円が主流になるのでは?というか、既にそういうところもあるし。

そんなわけで11月以降は主現場であろうと2〜3割くらいは訪れる回数を減らそうと思っていた。

でも、サクスタの体制の変更はあるし、池袋SOUND PEACEで開催のライブは低料金のものが多いから参加することにした。まぁ、ここの早割の仕組みって若干、説明不足だとは思うが。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?