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≠ME ACT LIVE「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」<コロンチーム>5月15日(日)18:00

≠ME、そして、その“姉貴分”である=LOVEは代々木アニメーション学院が運営していることから、声優アイドルに括られることもある。

実績は多くはないが、確かにイコラブは活動初期の頃には、アニメ関連の仕事もやっていた。
2017年に公開されたアニメ映画「はいからさんが通る」には複数メンバーがちょい役ではあるが声優として参加した。

そして、2018年には「けものフレンズ」、「ガールフレンド(仮)」とメンバー総出演の2.5次元舞台2作品が上演された。

また、同じく2018年にはテレビアニメ「SNSポリス」に出番は多くはないものの複数メンバーが声優として出演している。

さらに、こちらも2018年だが、テレビアニメ「走り続けてよかったって。」のED曲“アイカツハッピーエンド”を担当し(HoneyWorks、通称ハニワが手掛けた楽曲で、指原莉乃が作詞に関わっていない数少ないイコラブ楽曲の一つ)、メンバーの野口衣織が声優としても出演している。

このほか、ゲーム関連の仕事もいくつかこなしていた。

でも、一応、声優アイドルですといった感じでアニメ関連の仕事が続いていたというのは2018年辺りまでだ(2019年以降もゼロではないが)。

DIALOGUE+は2019年にデビュー以降、全てのCDシングル表題曲にアニメのタイアップがついているし、全員揃って同じゲームに声優として出演している。
「明日ちゃんのセーラー服」で主演を務め、話題の「オッドタクシー」にもアイドル役で出演した村上まなつのように声優としても注目度が上昇しているメンバーもいる。
そうした、DIALOGUE+と比べてしまうと、イコラブを声優アイドルと呼ぶのは無理があるとは思う。

まぁ、代アニが運営しているから声優アイドルに括られているだけで、プロデューサーの指原莉乃がアニメに対する深い関心を持っていないのだから仕方ないと言えば仕方ないんだけれどね。

ノイミーなんかは開き直って、初期からアニメ・ゲーム・2.5次元には関わってこなかった。

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ところが、ここに来て急にイコノイがアニメ関連プロジェクトに関わるようになってきたんだよね。

今夏放送予定のアイドルアニメ「シャインポスト」には、メインのアイドルグループTiNgSのメンバーとしてノイミーの蟹沢萌子が声優および歌唱メンバーとして参加するほか、他のアイドルグループのメンバーとしてイコラブから2人が参加することも発表されている。

また、テレビアニメ「オッドタクシー」の前日譚が舞台化され、今夏、上演されるが、これにはノイミーの鈴木瞳美がアイドル役で出演することが発表済みだ。

そして、開幕したばかりであるノイミー全メンバーが2組にわかれて上演する本公演「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」もそうだ。

言うまでもなく、これは、1990年代末から2000年代初頭にかけて人気を集めたテレビアニメの舞台化だ。

本格的にイコノイが、アニオタをファンにしようと攻勢をかけだしていると言っていいのではないだろうか。

ノイミーの最近の楽曲“まほろばアスタリスク”とか“君はスパークル”なんて、もろ、アニソンマナーで作られている曲だから、アニメのタイアップがつけば、一気にアニオタにも受け入れられる可能性はあるんだよね。

DIALOGUE+が、テレビアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のOP“おもいでしりとり”で人気上昇したように、ノイミーも楽曲次第ではそうなれるポテンシャルが高いと感じさせてくれたのが、“まほろばアスタリスク”や“君はスパークル”だったので、ノイミーがこうやって、アニメ関連の仕事をするようになったことは歓迎したいと思う。

それにしても、応援グッズは≠ME公式グッズと≠ME ACT LIVE「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」公式のペンライトのみ使用可能。これら以外の応援グッズは持ち込み不可というレギュレーションはなめてんのかとしか言えないね。

TWICEも東京ドーム公演で似たようなことをやっていたけれど、そういうのってダメでしょ!
コロナ禍で懐事情が苦しいから来場者にグッズを半ば強制的に買わせたいのだろうが、だったら、入場料を多少上げてでも、グッズ付きでチケットを販売すればいいのにって思う。
でも、そうすると高額になるから来場を断念する人が出てきてしまうし、また、既にグッズを持っている人からは反発されるからそうしないってことでしょ。

本当、やることがセコイんだよ!

そうやって、公演ごとに事実上、グッズを買わせるようなやり方だと、DDとかライト層からは敷居が高い(本来の意味は違うらしいが)と思われて、新規ファンを獲得できなくなってしまうのでは。

コロナ禍になって、どの運営も目先の金のことしか考えなくなったよね。大歓声という名のコールを黙認している乃木坂46の運営もそうだけれどね。

本当、腹立つけれど、ペンライト買っちゃったよ!

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あと、入場待機列の作り方の説明も案内不足!ステラボールって、アイドルのイベントをやる会場ではないのでは?

それから、この公演に限ったことではないが、感染症対策として来場者情報の登録を呼びかけるのはいいんだけれど、それって、公演の公式ホームページとかツイッターだけでやるのはやめようよ!
これまた、DDやライト層の話になってしまうけれど、自分も含めたDDなんて、特定のアーティストのホームページやSNSを一日中見ているわけではないんだしさ!

こういうのは、チケット会社アプリの個人ページでもいいし、チケット会社経由のメール送信でもいいけれど、チケット会社を通じて前日までに“お知らせメール”を送るべきだよ!

感染症対策といえば、アイドル系の現場の男子トイレって、かなりの確率で個室の床や便器がおこぼれで汚れているよね!
大便器で小便する時は立って放尿するんじゃねぇよ!

本当、ドルオタって、コロナは風邪だと思っている連中が多いから呆れてしまう…。だから、乃木坂の日産スタジアム公演のコール問題みたいのが起きてしまうんだよ!

そういえば、注意事項のアナウンスだけれど、ネットニュースで前屈み鑑賞の是非を問う記事がバズって以降、前屈み鑑賞禁止のアナウンスをする会場が増えたよね。

でも、会場によっては、前屈みにならないと見えない席もあるし、身長や座高が低い人だと(自分は座高が低い)、前に身長や座高が高いのが来るとステージが見えなくなるんだよね。

一概に禁止するのは違うと思う。そもそも、会場の構造的な問題で見にくいのは会場のせいなんだしさ!

ついでに言うと、あくまで演劇のステージなのに、開演前にペンライトをつけっ放しにしているオタクも悪いけれど、マイクを使わずに大声で“ペンライトを消せ”と連呼するスタッフも感染症対策的にどうなんだろうかと思った。

ということで今回は、<コロンチーム>の公演を鑑賞した。キャストは以下の通り。

春風どれみ:冨田菜々風
瀬川おんぷ:鈴木瞳美
ハナちゃん:本田珠由記
藤原はづき:櫻井もも
妹尾あいこ:永田詩央里
飛鳥ももこ:落合希来里

6人中5人が推しメンだ。
ノイミーでおジャ魔女をやると知った時に、ハナ役はみるてんがやりそうだよねと予想していたが、その通りになっていた。まぁ、センターのななかがどれみ役というのも予想通りだが。

ちなみに、ミニライブコーナーでは上記6人以外のメンバーも登場する。
この辺は、片方のチームの公演しか見られない(チケットが取れなかったとか、仕事や学校、家庭の都合など)人に対する配慮としては合格点だと思う。

まずは演劇パートの印象から。

最近、色んな女性アイドルグループがメンバー出演の舞台をやっているけれど、ノイミーは明らかに他のグループよりも演技がうまかった。
他のグループにだって演技のうまいメンバーはいるけれど、全員が演技適正があることはまずないからね。
やっぱり、代アニが運営するグループということで、演技のレッスンもきちんと受けているってことなのかな?

ななかは深夜ドラマ「恋に無駄口」にゲスト出演した時は、棒読みかなと思うような演技だったけれど、本公演の演技はかなり良かった。となると、「無駄口」の演技はそういう指示だったのかな?

そして、特筆すべきなのはみるてんだ!

想像していた以上にハナちゃんがハマリ役だった。というか、話し方にしろ、動き方にしろ、普段のみるてんそのものなのに、誰がどう見てもハナちゃんなんだよね。
さすがは、なんだか色々あって魔法が使えちゃう子だけあって、魔法絡みの話にドンハマリしている!

ストーリー自体もベタだけれど感動的だったしね。

そういえば、「おジャ魔女どれみ」シリーズが放送されていた約4年間の時期って、毎日21時に起きて23時までに出社するというシフトをやっていた時期だったんだよね。
細かく言うと、日曜日の23時出社から1週間がスタートし、何もなければ金曜日の昼前くらいに解放されるという1週間のサイクル。
つまり、土曜日だけが普通に昼の生活だった。

そして、普通の人のように土曜日の夜に寝て、日曜日の朝に起きても、その日曜日の夜に再び出社しなくてはいけないから、体力温存や睡眠時間調整のために、日曜日に外出したりするなんてことはできなかった。

だから、日曜日の朝に目が覚めてから仮眠に入る昼過ぎまでの間は家でぼーっとしていることも多く、朝食と昼食の間の4〜5時間くらいが自由時間って感じになっていたので、ながら見のことも多かったけれど、毎週のように「おジャ魔女」を見ていたんだよね。 

なので、個人的には「プリキュア」シリーズよりも、「おジャ魔女」の方が親近感があるんだよね。

ライブパートに関しては、「おジャ魔女」楽曲とノイミー楽曲を披露するというセトリだった。

ノイミー版の“おジャ魔女カーニバル!!”はCDでも配信でもいいから、音源化してほしいなって思った。

そして、よく考えたら、復帰後のももきゅんの歌声を聞くのは今回が初めてだった。やっぱり、ノイミー楽曲のここぞという決めのパートにはももきゅんのパワフルな歌声が必要だよねというのを改めて実感した。

さらに、今回って、今までに自分が参加したノイミー現場で、最もステージと自分の席の距離が近かったんじゃないかという気がする。
ノイミーの初ライブとなった2019年のTOKYO IDOL FESTIVALは2列目で見たけれど、最前とステージの間に距離があったから、今回のようにメンバーの表情までクリアには分からなかったしね。

やっぱり、みるてんって可愛いよね!

《追記》
本放送時は気にしていなかったと思うが、よく考えたら、ラブシュプリームって、ジョン・コルトレーンの『至上の愛』じゃん!

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