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=LOVE全国ツアー2023「Today is your Trigger」@東京・日本武道館<夜の部>

イコラブが約2年2ヵ月ぶりに武道館のステージに帰ってきた。前回はコロナ禍で入場者数を大幅に制限した状態での開催だったので、会場は武道館でも平時であれば東京国際フォーラムやパシフィコ横浜よりも少ないキャパだったのではないかと思われる。

2020年から21年にかけて開催されたライブはイコラブに限らず結構、良席にありつけることが多かった。コロナ感染を懸念して来場する人が少なかったからだ。

この間、自分は武道館で行われた公演で4回もアリーナ席につくことができた。しかも、先述したイコラブの武道館公演では最前列をゲットできた。アリーナ級の会場で最前列なんて後にも先にもこれだけだ。

しかし、22年以降になるとライブに観客が徐々に戻ってくるようになったし、入場者数を制限した市松模様の座席販売もほとんど行われなくなった。そして、それに合わせて良席にありつけれる機会もぐっと減ってしまった。

そもそも、チケットがゲットできないことも多くなった。

需要が増えた途端、それまでライブ文化を支えてきた層を軽視し、若い女性や家族連れなどライト層を明らかに優遇していると思われる現場が増えたように思う。特にイコラブはその傾向が強い。

去年、イコラブのライブはたったの2回しか見ることができなかったが、LINE CUBE SHIBUYA公演は1階席後方だったし、代々木競技場第一体育館公演ではFC先行のグッズ付き高額チケットを購入したのにもかかわらず2階席に回されてしまった。

また、夏のTOKYO IDOL FESTIVALでは入場規制がかかり、数時間も並んだ末に結局見られなかったなんていうこともあった。

さらに、今年1月に開催された齊藤なぎさの卒業コンサートは落選祭りとなり、自分のように発足当時からFCに加入していてもチケットをゲットできないという人が続出した。

まぁ、どの女性アイドルグループの運営もやることだけれど、若い女の子に人気、家族連れに人気というアピールをしたいから、オーバー30の独身ファン、特に男のファンをなるべく会場の目立たない所に追いやっているんだろうね。

2020〜21年の現場を何とか維持させてあげたのはオタクなのに、そのオタクを迫害するのはなんだかなという気がする。

そして、クソ席をあてがわれると運営やメンバーなどに対してどうしても文句を言いたくなってしまう。

メンバーがツイッターで“武道館のレギュレーションでメンバーが声出しを煽ることはできないが、盛り上がって声を出すのはOK”みたいな曖昧なことを言っていたし、開演前の影ナレでも、そのレギュレーションに加えて改めて“コールやMIXは禁止”と伝えていた。

にもかかわらず、明らかにメンバーは煽っていた。というか、煽りまくりだし、ガチ恋口上までやらせていた。

そういう会場を騙すようなやり方はどうかと思う。自分たちは注意したのに勝手に騒いだファンが悪いみたいに逃れようとする姿勢にしか見えない。
フェス出演時に“洋楽アーティストは声出し禁止のレギュレーションを守らないんだから自分たちもファンに声出しさせる”みたいなことをほざいたワンオクや、国や自治体のコロナ対策を批判しておきながら自らは感染リスクを高める泥酔パーティーを開いていた野田洋次郎、日産スタジアムで観客を煽った乃木坂メンバーとやっていることは同じだ。
まぁ、若い女性ファンが多いからイコラブは批判されないんだろうが…。

というか、コロナ禍になってから、“Want you! Want you!”では、“=LOVE”とファンがコールするところの前フリコメントは“心の中で”だったのに、今回ははっきりと“みんなでせーの!”って言っていたからね、どこがメンバーから煽っていないんだよ!

ウソは良くないよ。

政府がイベントの声出しを解禁したんだから、ライブで声出しすることは問題ではない。
でも、武道館サイドはまだ、それを認めていないんだから、それは会場のルールに従ってやるべきでしょ。
3月13日を前にノーマスクで店の中に入っている目付きの悪い連中とやっていることは同じだね。

それから、クソ席にしたのはチケット会社を含む運営サイドなのに、入場も退場もクソ席の人ほど不便を強いられるのはおかしいだろ。

というか、昼夜2公演やるのはアイドルのライブではよくあることだけれど、昼の部が14:30開演、夜の部が18:30開演って、ブラックすぎるスケジュールでしょ!
キャパ2000人以下の会場ならともかく、武道館のような大会場ならもう少し両公演の間隔をあけないと!

そんなわけで全然楽しめなかった。

というか、イコラブって、代々木もそうだし、武道館もそうだけれど、アリーナ級の会場で見るグループではないね。多分、パシフィコとか国際フォーラムあたりを最大キャパとすべき音楽性だと思う。

まぁ、久しぶりに隅から隅まで埋まっている武道館の光景を見たって感じだったので、今のイコラブ人気ではその程度の会場では捌ききれないんだろうが。実際、パシフィコで開催したなーたんの卒コンは落選祭りだったわけだしね。

そして思った。女性ファンや若い男性ファンを優遇するために、2020〜21年のライブを支えてくれた層は確実に排除されているよねと。

“ウィークエンドシトロン”が21年にリリースされた当初は、衣装に合わせてファンがペンライトを黄色に合わせるというお約束になっていたが、22年になるとほとんどの人がやらなくなってしまったからね。

こういうのでもライブ会場にやって来るファン層というのが作為的にイメージ付けられているんだなというのを実感する。

やっぱり、イコラブのファン層が劇的に変わったのって22年辺りからのような気がする

●イコラブに限ったことではないが座席の市松模様販売が減り、レギュレーションも徐々に緩和されライブに行きやすくなった
● 瞳が表題曲センターから降りたことで、いかりんぐ辺りが好きな元々多かった女性ファンがさらに増えた
●シャインポスト経由でラブライブ系などアイドルアニメ好きの若い男性も入ってきた

この辺りがきっかけかな?

そして、自分もそうだけれど、イコラブ現場に居心地の悪さを感じるようになった男オタ、特にオーバー30がノイミーに流れているような気もする

そして、運営サイドはファン層をさらに若い女性中心にしたいから、カップルでも子連れでもないオーバー30の男には来て欲しくないって思っているってことでしょ。

会場の雰囲気でそれは痛いほど感じることができた。

●TIFで長々と並ばされたのに見られなかった
●代々木公演で高額チケットを買ったのに2階席にされた
●なーたん卒コンが落選となった
●武道館公演が2階席

イコラブのライブを巡っては、ガッカリ案件ばかり続いている。
そろそろ、イコラブ現場から卒業する時なのかな?とりあえず、莉沙姫が卒業するまではガマンするかな…。


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