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にじよん あにめーしょん

デフォルメされたキャラが登場するショートアニメとはいえ、「ラブライブ!」シリーズの各作品で第3のテレビシリーズが放送されたのはこの「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」が初めてだ(1期、2期、本作)。

しかし、今後は「サンシャイン!!」の1期、2期に続くスピンオフ作品「幻日のヨハネ」が7月から放送されるし、「スーパースター!!」に至っては正式なシリーズにカウントされる3期の制作が決定している。
だから、最初のシリーズ、いわゆる無印「ラブライブ!」のようにテレビシリーズ2本と劇場版1本で完結するという展開はやめたということなのだろう。
中の人=担当声優が顔出しで登場するライブイベントやCD作品などで稼き続けるというビジネスモデルを考えれば、そりゃ、テレビシリーズ2本と劇場版1本で完結させるのは勿体ないと思うのは当然だろうしね。

ただ本作に関しては金儲けのために作ったというのが露骨過ぎてちょっと評価はできないかなとは思った。

テレビ放送されたのは全12話だけれど、放送開始時点で全15話が作られることが発表されていて、放送終了直後に発売されるBlu-rayにはテレビ未放送の13〜15話を収録すると告知されていたのは興醒めもいいところだ。

せめて、テレビ版最終回を放送するまで未放送エピソードがBlu-rayに収録されているということは伏せられなかったのだろうか?
それだと、ほとんど本筋にほとんど影響のないショートアニメのBlu-rayなんてわざわざ予約購入してもらえないから、未放送エピソード収録というエサで釣ったんだろうが、それって、いくらローカル局のTOKYO MXやキー局系でないBS局のBS11での放送とはいえ、放送局に対して失礼では?

まぁ、通常のアニメより短い尺で流れるエンディング曲を含めても3分半しかない作品だから内容がどうだとか演出がこうだとか語るほどのものでもないけれどね。要は通常のシリーズでアクセント的に入っている日常のシーンを切り取っただけの内容だしね。(キャラデザは違うが)。

それに、ニジガクのメンバーは歌唱メンバーでない侑を含めると13人もいるんだから正味3分のアニメ12話(Blu-ray特典用のエピソードを除く)で全員をきちんと描くのなんて無理だしね。
だから、鬼頭明里演じる彼方なんて前半はほとんど出番がなかった。まぁ、あかりんの場合は多忙で「にじよん」にガッツリ関わることができなかったというのもあったのではないかと思う。

それから、楠木ともりはせつ菜役の降板を発表しているけれど、この作品ではまだ、声優としても歌唱メンバーとしても参加していたのは何故?
降板発表前に既に動いていたプロジェクトだし、「にじよん」絡みのライブイベントはないから、とりあえず本作はそのまま続投したってこと?
今年発表され、イベント上映もされるOVAはどうなっているんだろうか?気になるな。
というか、ソロ歌手としての活動は続けるのに、せつ菜役は降りるのって、なんかモヤっとしたものを感じるよね…。ソロではニジガクの時ほど激しいダンスはないし、踊ったとしても自分のペースでできるから問題ないってこと?

それにしても、侑って1期の時はボーイッシュなイメージがあったし、歌唱メンバーでないメンバーがニジガクの一員にいるという設定もよく分からないよねって感じだったけれど、2期になると、すっかり可愛い感じになったし、主人公感も出てきたよね。


そういえば、今回の「にじよん」のエンディング曲“わちゅごなどぅー”って、ニジガクっぽくない電波系ワチャワチャソングって感じで面白いよね。そして、叫んでいるだけではあるが、侑が参加しているのも面白い。やっぱり、侑って主人公なんだね。

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