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TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 supported by にしたんクリニック 08.06 sun

最終日。まずはメインの屋外ステージ、HOT STAGEに向かった。トップバッターが声優アイドルのDIALOGUE +ということで開場前から大行列が出来ていた。アニオタは開場の何時間も前から列に並ぶのを厭わない連中だらけだから、アニソン系をトップバッターにするのは間違いだったのではないかと思う。しかも、この日は午後に秋元系、指原系のアイドルの連発となる。おそらく、この辺を見たい連中も並んでいるのだろう。



そして、おそらく、組織力を使って場所取りをし、交互に休憩したり、別のステージを見に行ったりする者が続出し、その結果、見たいものが見られない来場者だらけになってしまうのでは?

運営サイドは会場が人で埋まっている=大盛況・大成功という画さえ外に発信できれば満足なんだろうが、個々の演者のファンのことは全く考えていないと思う。



ただ、DIALOGUE+のライブ自体は良かった。アニメのタイアップ曲限定のセトリにしていたが、アニオタ・声豚のみが満足するというものではなく、きちんとアイドルのライブとして成立していた。
というか、声優アイドルという枕詞がつけられているor自ら名乗っているユニットやグループは山程あるけれど、彼女たちほど、アイドル、アニソン両方の界隈に何の違和感もなく溶け込めているところはないと思う。



i☆Risを支持しているのは圧倒的にアニメやアニソンのファンだし、=LOVEにはアニオタ寄りのファンは少ない。でも、DIALOGUE+はどちらからも好意的に受け入れられているって感じがする。

この後、DOLL FACTORY(フジテレビのスタジオ)に移動して22/7を見た。

彼女たちも声優アイドルにくくられるタイプのアーティストだ。デビュー当初はバーチャルアイドル的な立ち位置だったし、冠番組がアニメに強いTOKYO MXで放送されていることもあり、秋元系アイドルにしては珍しくアニオタ人気の高いグループだと思っていた。でも、最近のファンの応援の仕方を見ているとアニソン要素はかなり薄いね。ほぼアイドル現場の雰囲気だね。DIALOGUE+のように、兼オタでないドルオタやアニオタが自然に溶け込めるというものではないと思う。

続いて、SKY STAGEに移動した。このクソ暑い時期にこのステージまでたどり着くのは修行といっていいレベルだと思う。エレベーターを降りてからの階段がヘビーでステージに着くまでに疲れてしまうよね。



ここで見たのは以下の3組。

⚫︎アイテムはてるてるのみ
変わった名前で前から気になっていたがやっと見ることができた。
パフォーマンス中に雨が降ってきたが、アイテムのてるてる坊主の効果がないんじゃないかと言いたくなってきた。

⚫︎i-COL
見たのは初日のメインステージ争奪LIVE決勝戦に次いで2度目。確かにあいすというメンバーがバズったりしたのも納得。かなり魅力的なメンバーだと思う。ちなみに彼女たちのパフォーマンス中に雨はやんだ。

⚫︎@onefive
初めて見た。というか、TIFは今回が初参加だったのか。彼女たちが出演している実写ドラマ及び映画の「推し武道」の曲もやったけれど、同作とは雰囲気が全然違うよね。

そして、SMILE GARDENに移動。SUPER⭐︎GiRLSを見た。虹のコンキスタドールも毎年、夏曲を発表しているが、ここ最近は配信やミュージックカードでのリリースとなっているので、CDで毎年リリースしているスパガがアイドル界最大の夏曲クイーン集団と言っていいのかも知れない。
このステージで披露した4曲全てが夏曲という振り切ったセトリも最高だった。
そして、今年の夏曲である“リボン”を披露しなかったのも納得。ぶっちゃけ、イマイチだしね。
大塚愛提供曲だから、シングルにせざるを得なかったんだろうけれど、去年はスパガのキャリアの中でも一、二を争う夏の神曲である“Summer Lemon”を発表しているから、それと比べたら、凡曲の“リボン”ではフェスは盛り上がらないしね。



そして、再びメインのHOT STAGEに戻った。

長い待機列ができていた。そりゃそうだよね。この日の午後のタイムテーブルを見ると、秋元系アイドルが5組、指原系アイドルが3組、それに#ババババンビというラインナップだ。さらには、秋元系アイドル出身者がMCを務める番組の公開録画やこの元秋元系アイドルと新たな秋元系アイドルが登場するグランドフィナーレ(閉会式)もあるし、メインステージ争奪LIVE決勝戦で優勝したグループのパフォーマンスもある。
昼までに居座った人間がエンディングまでずっと居座ってもおかしくないタイテだよね。



何故、こんなアホなタイテにするかと言えば見映えがいいからだ。配信とかワイドショーの芸能ニュースで伝えられた時に混雑して盛り上がっている会場の画を見せて、本大会が大盛況・大成功に終わったことをアピールしたいからだ。

つまり、チケット代を払って会場に足を運んだ人たちのことなんてどうでもいいということだ。

その来場者軽視の姿勢はその後、天候が悪化したことで顕著になった。

自分は#ババババンビとその後に登場する秋元系アイドル3組をこのステージで見ようと思っていた。しかし、ババババンビのパフォーマンスの後半になって雨が降ってきて、しかも、昼頃の雨(SKY STAGE滞在時)とは比べものにならないほど大降りになってきたのに、運営はステージを中断したり中止したりすることはなかった。



百歩譲って、バンビのステージが終わるまでは強行するのは仕方ないとしよう。武道館公演が決定したという告知はしたいだろうからね(最初で最後の武道館公演という謎のキャッチコピーだったのは何だったんだろうか?武道館公演で解散とか改名とかの発表でもする気か?)。
でも、それが終わった時点で“様子を見ます”とかアナウンスするのが普通では?



しかし、TIF運営はステージを強行した。それは、このメインステージは他の野外ステージとは異なり、ステージや高額チケット購入者が入る前方エリアにはしっかりとした屋根がつけられている。つまり、演者やパトロンは雨の影響をほとんど受けることがないからだ。
それでいて一般エリアの観客は雨でびしょ濡れになるが、ステージを続行していれば、悪天候にもかかわらず、熱心に応援を続けるファンというワイドショー好みの画を撮ることができる。

結局、来場者の体調やメンタルではなく、イベントが盛り上がったという画を拡散することしか考えていないんだよね。



そのTIF運営の姿勢に腹が立ったので、バンビの後の秋元系アイドル3組を見るのをやめて、ここから近い室内ステージであるHEAT GARAGE(Zepp DiverCity)で雨宿りをするというプランに急遽変更した。

Zeppで見たのはまねきケチャ。
新体制になってから見るのはこれが初めてだ。
見た目や聞こえる歌声の印象は変わったけれど、“冗談じゃないね”や“きみわずらい”、“どうでもいいや”といった定番曲をやれば、まねきケチャとして成立してしまうということを実感した。
まぁ、AKB48やモーニング娘。が代表曲を披露する際に現在のメンバーで歌ったりしているのと同じってことなのかな。



そして、悪天候で濡れてしまった服を着替えることにした。今年はTシャツ付きチケット購入者限定ステージを一度も見ることがなかったし、今回のTシャツで描かれていた「推しの子」とコラボしたステージも時間が合わずに見ることができなかったので、このままだとTシャツは無用の長物になるところだったが、突然の降雨のおかげで有効利用できた。

そして、雨の影響で中止になったステージが再開されるのを待った。

ちょうど再開されたステージでタイミングが合ったのがガンダム像そばのFESTIVAL STAGEだった。
ここで、ラフ×ラフを見た。彼女たちを見たのは今回が初めてだ。
テレビ東京のバラエティ番組の元プロデューサーが手掛けているアイドルということもあり、バラエティ番組発の企画ものっぽい雰囲気はあった。曲の中で大喜利をやるなんて、音楽畑の人間の発想ではないしね。

そして、このグループって、日比野芽奈を売り出すため、というか、コロナの影響で売り出し作戦が頓挫した彼女を救済するためのプロジェクトなんだろうなという気がした。

テレ東のバラエティ番組「青春高校3年C組」及び同番組から誕生した青春高校3年C組アイドル部はコロナがなければ存続していたプロジェクトだと思うんだよね。でも、コロナ禍の最初の1年くらいの期間は密になる収録行為はやってはいけないとされていたし、しかも、このプロジェクトは高校生設定だから、尚更、若者を危険な目にあわせるなと批判の対象になりやすかったしね。

同番組のスピンオフ的な感じで作られた深夜ドラマ「あなた犯人じゃありません」の主演が彼女であったことからも同番組は日比野芽奈を売り出すためのプロジェクトに途中から変わっていたと思うんだよね。

でも、コロナのせいで計画は頓挫してしまった。その補完計画がこのラフ×ラフなのではないかと思う。メンバーの中で彼女だけ明らかにオーラが違うしね。



この後は本来予定していたスケジュールに戻り、SKY STAGEに移動した(まねきケチャは既にZeppで見たので、ここでは見ないことにした)。

SKYに戻って来てから見たのは以下の3組。

⚫︎Merry BAD TUNE.
見たのは初日のメインステージ争奪LIVE決勝戦に次ぐ2度目。意外と良い曲が多い。まぁ、争奪戦優勝も納得かな。

⚫︎chuLa
まりん可愛い!ビジュアル面でもパフォーマンス面でも中心的な人物が卒業してしまうのは残念で仕方ない。


ところで彼女たちが所属する(過去形という説もあるが)芸能事務所フリークのアイドルのファンって世間一般的には民度が低いと言われているが、今回のライブを見てそれを改めて実感した。
自分たちが見たいのが終わり、次のアイドルに興味がなければとっととその場を去るのは当たり前なんだけれど、その去る時の態度が酷いね。他の事務所のアイドルのファンをゴミ扱いして、“お前ら邪魔だ”みたいな感じで、ぶつかって来ても謝りもしない。
どんなにアイドルのパフォーマンスが良くても楽曲が良くても、ファンの民度が低いと世間的にはイコールで見られてしまうから、結局、そのアイドル自体の印象も悪くなるんだよね。
フリークのオタクはその辺、きちんと考えた方がいいぞ!

⚫︎高嶺のなでしこ
もしかすると、今までに見た彼女たちのライブで最もメンバーの表情を間近で見ることができたかも知れない。
まぁ、ライブの前半は時間帯的に逆光になってしまって、顔がよく見えなかったメンバーもいたけれどね。

あと、たかねこに限らず女オタの多い現場でよく見かける光景だが、本番直前になって女オタに“前に行きな”とか言う男のオタクってうざいよね。
だったら、最初から前の方に入れてやれよって思う。自分は譲る気ないくせに、いじりやすい男のオタクに移動させて、それで自分のポイントを稼いで、あわよくば自分の彼女にしようとかしている奴とか見ていると本当腹立つんだよね。

というわけで、たかねこを見て会場を去ることにした。去り際に、=LOVEの音漏れを聞いているのがかなりいたことに驚いた。



やっぱり、タイテがダメなんだよ!

秋元系、指原系をかためたタイテにしたら人が動かないのは分かりきっているんだから、結局、午前中に場所取りされたまま空きがなかなかできず、見られない人だらけになるんだよ。



TIF運営は、配信とかワイドショーやスポーツ紙への素材提供のことしか考えていないのでは?
来場者のことを考えたら、こんな誰でもおかしいと思うタイテなんて組まないよ!

相変わらずクソ運営を続けるTIFを見ていると、コロナや熱中症対策をきちんと学習し、本開催は10月に変更したすみだストリートジャズフェスティバルの運営は優秀だなと思う。

まぁ、毎年、TIF運営に腹を立てて、来年は行かないと決意するのに、結局、次の年になるとまた行ってしまうんだろうけれどね…。


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