劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
うーん…。
というのが本作の鑑賞中及び鑑賞後の率直な感想だ。レースのシーンが中心の構成は競馬ファンや原作ゲームのファン、ウマ娘のアニメをスポ根ものと思っている人からすれば非常に満足度の高いものだと思う。
でも、萌えアニメやアイドルアニメの一種として接していた人や自分のようにゲームもやっていないし、テレビアニメも見ていない者からすると非常に退屈な作品だったと思う。
また、劇場版であるのにもかかわらず、背景のモブキャラは止め画だらけだし、レース中のキャラの顔が昭和のアニメのように崩れているのも個人的には好きになれない。
CGアニメを極端に毛嫌いする老害ネトウヨみたいなアニオタには絶賛されるかも知れないが、ジブリ・細田・新海あたりの作品くらいしか国産アニメ映画を見ないような人からしたら手抜きに思われてしまうのではないかと思う。というか、テレビの「鬼滅の刃」の方がモブキャラは動いていると思う。
とはいえ、自分は最高だと思っていた主人公が強力なライバルに敗れて一念発起し、実力をどんどんと伸ばしていき、リベンジを果たせるだけのポジションにつけたと思ったら、そのライバルは一線から退いてしまっていて、自分がやってきた努力に対する疑問を抱いたりもするといった感じのベタなストーリー展開はスポ根もの、バトルものの王道だから、まぁ、きちんと睡眠を取った状態で見れば、暇つぶしくらいにはなるのではないかとは思う。今回の自分のように、早朝勤務明け、しかも、睡眠不足状態で見たら拷問にしかならないので鑑賞する際は体調と相談してからにすべきだと思う。
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