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しゃーSHE彼女♀シアター

先日開催されたももいろクローバーZの佐々木彩夏主催のアイドルフェス「AYAKARNIVAL 2021」を伝えるネット記事で出演アイドルのうちの1組であるHKT48にスポットをあてて言及したものがあった。

それは、当日出演したメンバーの中で人気知名度トップの田中美久をフィーチャーしたものでもないし、彼女同様にCDシングル表題曲のセンター経験者である松岡はなや運上弘菜に焦点をあてたものでもなかった。
その記事で注目メンバーとしてあげられていたのは、地頭江音々と豊永阿紀だった。記事の中では2人のパフォーマンス力の高さについてふれられていた。それを読んで自分は激しく同意した(ネット用語っぽい言い方だな…)。

その2人は揃って、「AYAKARNIVAL 2021」に先駆けて、舞台「しゃーSHE♀彼女」に出演していた。福岡でしか上演されなかったので、その舞台を見る機会はなかったが、首都圏で上演されていたら間違いなく見に行っていたと思う。

地頭江音々に関しては、ルックス的には好みだが、他のHKTメンバーとともに出演した北九州の地域おこし映画「想い出を、ラブソングにのせて」がまだ東京では上映されていないので、彼女の役者としてのポテンシャルに関しては把握しきれていない部分が多い。

なので、個人的にこの舞台が気になった最大の理由は豊永阿紀ということになる。彼女に関しては、HKT48メンバーと大人のカフェのコラボによるコント劇シリーズ(全作は見ていないが3作品は見ている)ではレギュラーとして重要なポジションを担っていた。
また、今年上演されたミュージカル「From Broadway with Love~ブロードウェイより愛を込めて~」にも出演していた。こちらは完全にHKTメンバーとは絡まない、いわゆる村外仕事だった。
そして、こうした舞台仕事で表現力を鍛えられた成果か、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」では見事、決勝進出を決めている。
間違いなく、今、AKBグループで一番注目すべきメンバーの1人だと思う。

もしかしたら、秋元系アイドル出身者でいえば、元AKB48の川栄李奈や、間もなく乃木坂46を卒業する生田絵梨花に匹敵する舞台仕事をこなせる存在になるポテンシャルも秘めているのではないかと個人的には注目している。

勿論、彼女がInstagramにアップしている写真も他のアイドルのものとは異なるアート性にあふれたもので、そちらの方の才能にも注目している。
さらに、最近のルックスがめちゃくちゃ自分の好みなので、自分の中での豊永株はどんどんと上昇している。

だから、生では見られなかった舞台「しゃーSHE♀彼女」のドラマ版が放送されると知り、“これは是非見なくては!”と思った次第であった。
残念ながら、関東では放送されなかったものの、TVerの配信では見ることができたので、そちらで何とかチェックすることができた。

まず、内容的には舞台のドラマ版というよりかは、舞台収録に近い作り方だった。そして、内容もストレートプレイというよりかは、コント劇といった感じだった。
また、クレジット上では地頭江嬢がトップ、2番手が豊永先生となっていたが、実際はオムニバス形式であり、全12話あるエピソードのうち、豊永先生は2話、地頭江嬢に関してはたった1話に出ているだけだった(それ以外に2人ともキャスト集合のトークコーナーには出ていたが)。

まぁ、ファンとしては物足りないと感じる部分があったのも事実だとは思う。

しかも、全12話といっても、放送は全4回(毎回3話放送)だし、放送枠は30分だから、中身はショートストーリーだからね。

個々のエピソードに関しては、基本的には、同じ部屋のセットを使い回し、毎話ごとに異なる人物に焦点をあてて、下世話なネタが展開されるというものだ(強烈なオチがあるのも多いので尚更、コント感が増している)。
浮気絡みの性的な話や豊胸の話をよくアイドルにやらせたものだと感心してしまうが、そんなことをやらせても大丈夫と思えるほど、豊永先生と地頭江嬢には女優として期待されているってことなんだろうね。

なので、出番は少ないものの、2人の役者としての可能性は感じることはできたと思う。

※画像は公式ホームページより

≪追記≫
本作といい、アニメ「おとなの防具屋さんⅡ」といい、下ネタだらけの作品にメンバーを出演させているHKT48の運営ってよく分からないな…。金になれば何でもいいのか?

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