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「=LOVE 5th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」@国立代々木競技場 第一体育館【昼の部】


まぁ、座席配置の再抽選というのがFC先行グッズ付きチケットを購入した人からすればベストの処置なんだけれど、これをやると、本来はアリーナ席に着くことができなかった人たちが2階席に飛ばされることになってしまう。本人も一般受付とかプレイガイド受付で購入したんだから、こんな良席にありつけるとは思っていないはずだけれど、一度得られたものを先方のミスだから返還してくれと言われると腹が立つのは事実だと思う。おそらく、自分がその立場だったら文句を言う。4630万円誤送金騒動のように返還に応じず最初に割り振られた座席に居座る人が続出し、トラブルになることは目に見えている。

だから、2階席に回されたグッズ付きチケット購入者に対して、来場してもしなくてもグッズ代を含めて全額返金する(手数料を除く)というのは、“慰謝料”を支払うという意味も含めて、現実的な解決策なんだと思う。

まぁ、グッズ付きチケット購入者の中には、アリーナでも2階席でもない1階席にされた人もわずかながらとはいえいるので、返金対象にならないこの人たちの不満は解消されないが…。

自分は今回の国立代々木競技場 第一体育館よりは遥かにキャパが小さいハコだけれどTDCホールでイコラブのツアーを見た時は1階スタンド席(TDCの呼び方はバルコニー席)にされたから、おそらく、イコラブ運営のプランとしては1階席まではグッズ付きチケット購入者の座席エリアだったんだろうね。

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そして、今回の騒動で分かったことがある。

イコラブに限ったことではなく、どんなジャンルのライブでも、演劇でも、我々、来場者側は常に運営やチケット会社が厳正な抽選をしておらず、応募者の属性に基いて当選者や座席を決めているに違いないと感じていた。

それは、SNSで落選報告をした人の属性がたとえば、お一人様で応募の30代以上の男性に偏っているとか、実際に現場に行ってみると、アリーナ席は女性と20代以下の男性ばかりというので実感していた。おそらくはマスコミ取材とかを受けた際に会場の見映えを良くし、自分たちは女性に人気がある、若者に人気があるというアピールをしたいからなんだと思う。

今回、イコラブ運営は“グッズ付きチケット購入者は2階席に配置するつもりはなかった”という声明を発表している。それって、運営やチケット会社は、応募者や当選者の属性に合わせて普段から当選者や座席配置を決めていたことをバラしたようなものだからね。

運営やチケット会社に対する不信に基く憶測が事実だったということが明らかになったという意味では今回のイコラブ運営と楽天チケットのミスは意味があったと思う。

ということで、女性アイドル系以外の演劇のチケットがなかなか当選しないのは運営側とチケット会社側が結託して、応募者の属性から当選者を決めているんだろうなというのが確信に変わった。
舞台を見に来る人に女性が多いのは別に男が演劇に興味がないからというわけではなかったということなのか。

そして、ふと思った。イコラブと楽天チケットと言えば、楽天がチケットを発券していたTOKYO IDOL FESTIVALの入場規制問題もあったが、結局、あれも、楽天がTIF運営から聞いていたキャパよりも多めにチケットを売り捌いたことによって起こった騒動だったんじゃないかなって気がしてきた。

それにしても、全額返金とはね…。

グッズ付きチケットを何席用意したのか知らないが、仮に国立代々木競技場 第一体育館のアリーナのキャパが約4000なので、その前半分をグッズ付きチケット購入者用のエリアにして、そこからカメコ席や女性限定エリア席対象者を除くと1500くらいって感じかな?それが2公演だから3000。

グッズ代を含めたチケット料金が税込19,800円だから、これに3000をかけると5940万円。この払い戻し費用を全額、楽天が出すのか、連帯責任としてイコラブ運営も折半するのかは知らないが、とんでもない額だぞ。多分、イコラブ運営スタッフ、メンバー全員の月収(指P除く)を足してもこの数字にはならないのでは?

個人的には、グッズ付きチケットを買った人の多くはアリーナ席確定という暗黙の了解があったから買った人がほとんどだと思うので、払い戻しするのはチケット本体価格との差額だけで良かったと思うんだよね。
グッズを受け取らなかった人はグッズ代相当分を全額返金。受け取った人には1000円程度の楽天ポイントとか、イコラブ公式サイトで使えるクーポンのようなものを付与とかで良かったのでは?

まぁ、今回の件は、以前からファンの間でイコラブ運営に対する不満がたまっていた。そして、他界隈も含めて楽天チケットの当選者や座席配置の決め方に疑念が持たれていた。さらに、イコラブと楽天の組み合わせでは、春のツアーやTIFでもトラブルがあった。

そこへ来て、大祝福モードに包まれた状態で開催すべきである5周年コンサートで運営や楽天が大きなミスをしてしまった。
だから、積み重なってきた怒りが一気に噴き出てきたって感じかな。

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そんなわけで、実質無料で5周年コンサートを見ることになった。

タダだから文句は言えないが、無料なんだから他の入場料を支払った観客の心情もケアして、はしゃぎすぎるのもダメだし、地蔵になるのもダメだし、となるので、どんな立ち位置で見ればいいのか困ってしまう。

最近、関係者席に着いている連中のマナーが問題になったけれど、関係者席って見たくないものを付き合いで見に来ている人も多いけれど、その一方で、本来なら一般席ではしゃぎたいのに、関係者席に座らされているために、じっとおとなしくしてクールに見ることを(周囲の空気におされて)強いられている人もいるんだよね。
今回、グッズ付きチケット購入者の席は実質関係者席扱いのようなものだからね、どう楽しんでいいのか困るよね。

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そして入場して驚いた。毎回、イコラブ現場に来るたびに女子オタが多いなと思ってはいたが、さらに増えている。しかも、明らかに客層がAKBグループや坂道シリーズと違う。というか、妹分のノイミーとも違う。アイドルライブの現場で日傘をさしている女子オタなんて見たことないしね。

というか、行列ができて動きが止まっている=密集状態なのに日傘をさしているのが多いのって非常識もいいところだよね。

やっぱり、イコラブのファン層って変わってしまったんだろうね。

何気に運営や楽天に執拗に善処を求めていたのって、男のオタクではなく女子オタなんじゃないかって気がしてきた…。

女子比率はさらに上がっているしね…。

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アイドルのライブ、しかも1万人規模の会場なのに男子トイレがすいているしね…。

これまでは、オッサンオタだけを迫害すれば女子オタを良席に送り込めたが、女子オタの数が増えたので、女子オタですらクソ席に回さざるをえなくなったって感じかな?

そりゃ、運営やチケット会社に対する批判の仕方もこれまでとは違うわけだ。女子オタのクレームも入っているってことなのかな?

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そして、問題の席に着いた。
2階スタンド席で今回、使用しているブロックの中で最もステージに近いブロックで、しかも、その中でも比較的前の方の列で、ハジ(ステージに近い方)から3席目ということもあり、まぁまぁ、ライブ全体を楽しめる席だった。個々のメンバーの表情を把握するのは不可能だし、モニターも所々見えなかったりしたけれどね。

でも、本編終盤にバックバンドの生演奏付きのコーナーもあったりしたおかげで、アリーナ・ロック的な楽しみもできたので、そんなに不満はなかった。
勿論、アリーナ席を見ながら、本来ならあの辺で見られたのかなとか思ってしまうことは何度もあったけれどね。

そして、生バンドの演奏付きで聞いたことにより新たな発見があった。イコラブの楽曲って、ベースにあるのはハード・ロックというか産業ロックだったんだね。“探せ ダイヤモンドリリー”とか、“青春サブリミナル”、“夏祭り恋慕う”なんて完全に産業ロックだった。

あと、ユニットコーナーが結構長かった。まぁ、5年もやっていれば、ユニット曲やソロ曲もたまってくるし、それぞれのメンバーのファンからすれば、グループ全体の曲よりも推しメンの出番が多いユニット曲やソロ曲を聞きたいって思うのは普通の感覚だと思うしね。

それにしても、“Want you! Want you!”って人気曲なんだな。バンドコーナーを除けば、何気に一番、イントロで観客がわいた感が強かったようにも思う。この曲がリリースされた2018年当時は、指オタから流れてきた老害ネトウヨおっさんオタクにK-POPみたいな曲として嫌われていたけれど、今ではグループを代表する一曲になっているってことだからね。

これまで、ファン人気が高いと思われていた“手遅れcaution”はこの昼公演では歌わなかったのに、“Want you! Want you!”や“ウィークエンド・シトロン”といったK-POP風の曲はしっかりとやるんだから、やっぱり、セトリの面でもファン層に入れ替わりがあったんだというのを実感する。

あと、莉沙センターの“お姫様にしてよ!”も冒頭の盛り上がる曲連発コーナーに組み込まれる人気曲になったのか!というか、この曲って、どう考えても元ネタはザ・マイティ・マイティ・ボストーンズの“The Impression That I Get”だと思うんだけれど、そのことを指摘する人っていないよね…。

それにしても、春ツアーの時ほどではないけれど、今回もMCタイムが少なかった。イコラブはしゃべりよりもパフォーマンスで見せる路線にシフトしたのかな。

まぁ、コロナ禍でK-POPのライブを楽しむ機会が減ったKポオタが流れてきたりもしていると思われるから、そういう人たちを取り込もうとしているのかな。

というか、元々、女子人気が高いとされているイコラブだけれど、最近増えているのはドルオタっぽく見えない女子が中心のようだ。

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AKBグループや坂道シリーズのライブにやって来る女子オタを見れば、オシャレをしていても、めちゃくちゃ可愛い娘でもドルオタだと分かる。
でも、イコラブのライブに来る女性ファンは同じ会場にいても、同じグループを推しているようには見えないんだよね…。

やっぱり、ファンの女性比率が高まっただけでなく、女性ファンの中でもファン層の入れ替わりがあったんじゃないかなって気がする。

繰り返し言うけれど、そりゃ、運営やチケット会社への抗議の仕方も変わってくるわけだ。

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もしかすると、なーたんがホスト狂いの風俗嬢役で出演した深夜ドラマ「明日カノ」の影響で風俗嬢やキャバ嬢のイコラブファンが増えているのか?
そう考えると日傘をさしているのが多いのも納得する。

風俗嬢やキャバ嬢は莫大な軍資金を持っているから、グッズ付きの高額チケットも買えるし、自分で買わなくても同伴の男を騙してチケットを取らせているかもしれないしね。
しかも、嫌いな客を出禁にするために店にあることないこと吹き込むのは得意だから、運営や楽天に文句を言うのは楽勝だろうし、男を騙して使うのも上手だから、同伴の男を使って攻撃させたのかもしれないしね。

というか、明らかに50代後半以上のオッサンと20代女性の組み合わせも見かけたから、そっち方面のファンが増えているんだろうね。

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