見出し画像

すみだストリートジャズフェスティバル 通常開催中止…

墨田区民の音楽マニアにとってはフジロックやサマソニよりも重要な音楽フェスである「すみだストリートジャズフェスディバル」(すみジャズ)が去年に引き続き今年も通常開催を見送ることになってしまった…。

通常開催中止という言い方をしているということは去年のようにオンラインではやるのかな?
去年のオンラインはシステム構築がきちんとできていなくて大失敗となっていたから、それに懲りて今年は完全中止なのかな?

まぁ、隅田川花火大会も2年連続で中止となっているし、墨田区はコロナ・ワクチン対策でマスコミなどから、“マンセー”って言っていいくらい絶賛されているから、音楽フェスを強行したら、“墨田区のコロナ・ワクチン対策はウソっぱちなのかよ?区民の健康より地域おこしが優先かよ?”って批判の対象になるから、中止は既定路線だとは思っていたが、こんなにはやく発表するとは思わなかった。

ネトウヨ思想の区議がうじゃうじゃいる葛飾区や、緊急事態宣言だろうとなんだろうと構わず、家族全員で遊ばないと気が済まない新興住民だらけの江東区だったら開催されていたと思うな。

まぁ、出演アーティストの中には名の知られたアーティストも結構いるし、そうした人たちには間違いなくギャラが発生していると思うが(セミプロみたいなアーティストはノーギャラなのかな?)、そのアーティストがかわりの仕事を見つけやすい早期のタイミングで中止をアナウンスすれば、そうしたアーティストへの支払いもしなくて済む(しても少額で済む)って判断なんだろうね。

すみジャズは原則入場無料の音楽フェスだからそういう判断がしやすいのかな。まぁ、飲食店が会場となっているステージはさすがに、その店で何か飲食しないといけないと思うし、初期の頃はやたらと、司会や出演アーティストが運営資金のためにTシャツを買えとウザいくらい呼びかけていたし、錦糸公園の会場に行けば露店で何かを買いたくなるから、純粋に1円も金を落とさずに見ることはまずないけれどね。

すみジャズが迅速な対応で中止を決められたのは、入場無料だから観客の払ったチケット代の払い戻しをする必要がないってのが大きいと思う。
労働力も資金も地元の飲食店や楽器店、CDショップなど有志でまかなっているから、著名アーティストのギャラ以外は自分たちでやりくりすればいいだけ。だから、冷静な判断ができるんだろうね。

結局、フジロックなど他の音楽フェスは入場料の払い戻しがあるから、運営はなかなか中止を決められないんだと思う。自転車操業だから、開催前に既にチケット収入を使い込んでしまっているしね。

それにしても、2年連続で通常開催見送りとなってしまったから、もう、来年は今までのような規模で開催するのは難しいかもね。
2年(2回)連続で中止もしくは通常開催見送りとなると、世間的な注目は薄れてしまうしね。
他の音楽フェスが強行開催するのは、払い戻ししたくないという要因が大きいけれど、そういう知名度や興味の低下に対する懸念もあると思うしね。

すみジャズは最初は本当に町の祭りレベルだったけれど、年々、注目度も規模も増していき(東京スカイツリー会場だけは、強欲な東武が観客から入場料をむしり取ることができないとして興味を失い、年々、ショボいステージになっていたが)、大物アーティストも参加し、マスコミも取材するようになっていったからね。

特に墨田区長が芸能に対する理解がある今の区長(山本)になってからは、すみジャズの知名度はぐんぐん上昇していったと思う。
前区長(山崎)なんて、いかにも、次の選挙で自分に投票してもらうために、自治体のあらゆる催しものに顔を出す典型的な古くさいクソ政治家って感じだったけれど、今の区長からはきちんと、墨田区を内外に発信しようという意欲を感じられるしね。
2019年秋の台風の下町地域の被害がほとんどなかったのも、コロナ禍になってからの対策も上出来だったのは、そうした、墨田区を内外に発信しようという意欲から来ているんだろうね。その辺が自分の票しか興味がない前区長との差だね。

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?