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ブルーサーマルって東映作品なんだ…

東映作品っぽくないけれど東映作品なんだよね…。まぁ、東映アニメーションではなく東映東京撮影所の方の制作らしいが。

東宝は青春系・学園系アニメ映画というのはそんなに多くはないけれど、松竹あたりの劇場オリジナルのアニメ映画にはこの手のものが多いから、てっきり、松竹作品かと思ったら東映だったので驚いた…。

ぶっちゃけ、主人公たまき役の堀田真由の声優演技は微妙だと思ったが、このたまきというキャラクターは魅力的だと思った。
美人でも可愛い系でもないのに何故かもてる女子とかいるけれど、たまきはそういうタイプだよね。自分もこういうタイプ好きだし。
しかも、こういうタイプの女子って、自分はもてない、友達がいない、可愛くないと思っていたりして、若干、ネガティブなところがあるからそういうのも萌えポイントなんだよね。

あと、ギャルっぽいゆかりは純粋に可愛い。しかも、白石晴香が演じていると知ってビックリしている。基本的に、ラジオのアニソン情報番組「こむちゃっとカウントダウン」のアシスタントのイメージが強く、彼女を声優として意識して見た作品は主人公の母親役を演じた「ワンダーエッグ・プライオリティ」くらいしかなかったから、こういう演技もするんだって感心してしまった。

内容自体は王道の学園系スポーツものって感じかな。グライダーに乗る航空部という題材は珍しいけれどね。まぁ、主人公はすぐにグライダー操縦の才能を発揮するし、それほど大きな挫折はないから、血と汗と涙の日々みたいな描写はないけれどね。

それでも、ライバル校の男子と友達のような関係になったり、そのライバル校には自分のことを嫌っている母親の違う姉がいたり、航空部をやめてしまった憧れの先輩をわざわざドイツまで追いかけていったりとか、部活系・学園系コミック・アニメのベタな展開がされていて、それは個人的には嫌いではない。

ただ、打ち切られた少年ジャンプ連載漫画の最終回みたいな、“私たちの闘いはまだまだ続く”的な終わり方はどうなんだろうって気もする。
作中で全国大会やそれ以降の話もしていたのに、関東大会後に憧れの先輩を追ってドイツまで行き、そこで先輩と再会したところで終わってしまったからね。

まぁ、どこで終わっているのかは知らないが原作も打ち切られたような終わり方だったらしいが。

あと、最初の方でさんざん、体育会系女子に見られるのは嫌だと言っていたのに、その設定があっという間になきものにされていたし、母親も冒頭以降出てこないし、結構、構成はあらすぎる気がする。

まぁ、嫌いじゃないけれどね。

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