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TOKYO IDOL FESTIVAL 2023 supported by にしたんクリニック 08.04 fri

ドルオタの多くは毎年、TOKYO IDOL FESTIVALに参戦するたびに、“クソ運営だな!来年は行かないぞ!”と思う。なのに、翌年はまた参戦してしまう。

それは何故かと言うと、ある年にクソ過ぎると思ったシステムについてオタクが不平不満をぶちまけると翌年にはそれが改善されていることがあるからだ。

TIFというフェスの雰囲気が大きく変わったのは現在の3日間開催になった2016年のことだ。この年より、それまでは出演アイドルの主流ではなかった地上アイドルが大量に登場するようになった。

それまでは地下・半地下中心で、それにライブ・パフォーマンスを売りにする地上アイドルが他流試合的に参加するというラインナップだったが、この年からはどちらかと言うと、大勢を動員する地上アイドルのステージと地下・半地下のステージが並行して行われるイベントになった。

とはいえ、フェス会場内には日本武道館や横浜アリーナ級の観客を収容できるステージはない。そこに、こうしたアリーナ級の会場を大盛況状態にできるアイドルがやって来るのだから大混雑になるのは必至だ。

だから、2016年のTIFでは一部ステージで予約券が配布された。でも、熱心なファンが開場とともに配布列に並ぶから、夕方のステージでも朝の時点で予約券が配布終了となってしまった。

列に並んでいても入場規制がかかって入れなくなるというのは、アイドル系に限らずあらゆるフェス現場であることだから諦めがつく。

でも、諦めがつく時間帯というのは、そのステージが始まる直前だ。

しかし、予約券制だと、実際にそのステージが始まる何時間も前にそのステージを見られないことが確定してしまう。そんなのはフェスではない。単独公演のチケットがソールドアウトしたのと同じだ。

だから、多くのドルオタはこの制度を批判した。

その結果、翌年以降も3日間開催、地上アイドル大量出演という方針は変わらなかったものの、予約券制というアホなシステムは廃止された。

リアル開催としては2年ぶりとなった2021年は、どんな理由でも払い戻しはしないというレギュレーションが批判された(ちなみにこの年はコロナ対策もあるのだろうが一部ステージで予約券よりも酷い事前抽選が実施され猛批判された)。

前年は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催に変更された。そして、この年も感染が拡大傾向にあったので、中止もしくはオンライン開催に変更となる可能性があった。
それによる払い戻し対応をしていたら運営できない、その辺はお前らオタクなら分かるだろ、だから運営都合で中止になっても払い戻しを要求するなよ、アイドル業界を救うと思って寄付しろよという圧力をかけたつもりなのだろう。

でも、コロナで金銭的に余裕がないのはオタクも一緒だ。だから、このレギュレーションに対しては批判の声が相次いだ。

しかも、この年は東京五輪が1年遅れの開催となり夏場にお台場地区を会場として使えなくなった影響でTIFは10月上旬に開かれることとなった。
ところが、この時期は台風シーズンでもあるため、3日間の会期のうち初日が中止となってしまった。

コロナの影響で中止もしくは延期、あるいはオンライン開催に変更という場合なら百歩譲って、苦しい台所事情のアイドル業界を援助するということで払い戻し要請を諦める人もいるかも知れないが、台風を理由とする中止では納得しないよね。当然、オタクから上がったのは批判の声ばかりだ。

なので、この年はそのレギュレーションを撤回して払い戻しに応じることとなったし、翌年以降の大会では、いかなる理由でも払い戻しに応じないというレギュレーションは外された。

2022年は、リアル開催、3日間開催、夏場開催が全て揃った本来の形では3年ぶりの開催となった。

しかし、前年同様、感染症対策を重視し、入場制限を厳しく行ったため、メイン会場のZepp DiverCityで行われたステージは見ることができない来場者だらけとなった。朝から待機列に並んだのに、夜になっても入ることができなかったファンもいて、中には、結局、どのステージも見られずに会場を去ることになったオタクもいたようだ。

入場できないファンだらけとなった最大の要因は、感染症対策で着席モードにすると800人くらいしか入れないZepp DiverCityをメイン会場にしたことだ。

そして、地上アイドルなど人気者を炎天下にさらすのは忍びないみたいな変な気を使ったせいか、人気アイドルを軒並み、この室内会場のZeppに出演させたことも大混雑を招いた要因だ。

さらに、=LOVEと≠ME、日向坂46と乃木坂46 5期生などといった具合にファン層の近いグループを同じ日の近い時間帯に配置するタイムテーブルにしたために、いったん入場した客が延々と場内に居座り続けることとなってしまった。

勿論、Zeppをメイン会場にしてしまった責任はTIF運営だけが負うものではない。

2018年から22年までお台場地区で開催のフジテレビの夏イベントが縮小傾向にあり、同イベントの特設大規模屋外ステージをTIFのメインステージとして兼用できなくなったことも影響していた。また、去年と一昨年に関してはコロナの影響もあった。

だから、特設大規模屋外ステージを除けば、これまでのTIFのステージで最もキャパが大きく、尚且つ、室内だから入場者数をコントロールしやすいZeppをメイン会場にしたのだとは思う。

でも、本来、フェスのメインステージというのはその時間帯に来場している者の過半数が入れるくらいのキャパがなくてはいけないと思うんだよね。だから、コロナ禍の感染症対策で入場者数を絞っていたZeppではその役割は全然果たすことができなかった。

メインステージのトリのパフォーマンスをその時間帯にいる者のほとんどが見られないなんて、そんなのフェスではないからね。

そんなわけで、このZepp問題は大きな批判を浴びることとなった。

その声を受けて今年は6年ぶりに屋外特設ステージがメイン会場となり、地上の人気アイドルも軒並みこちらに登場するタイテとなった。

まぁ、フジテレビの夏祭りの規模が再び拡大傾向になり、ステージを共有できるようになっただけという話でもあるけれどね。

まぁ、メインが屋外に変わっただけで、相変わらず同系列のアイドルが続くタイテだから、一度入った客が延々と居座ることには変わらないが、キャパがおそらく、去年のZepp比で5倍くらいにはなっているから、去年のように見たいものが全く見られなかったという状態にはならないとは思う。

とはいえ、屋外で何時間もトイレにも行けない状態となるし、しかも、混んでいるから、落ち着いて水分補給もできないだろうから、まぁ、あまり、ここでのステージは見たくないかなとは思う。特に、秋元系、指原系が立て続けに出てくる最終日は危険だね。

体調のことを考えると、仮に見るスペースが確保できたとしても、このタイテなら見なくていいやという気分にもなるかな。

来年の課題は、同系列のアイドルを近い時間帯の同じステージに出すのをやめることかな。

あと、一部エリアでは相変わらず入場時に手持ちの飲料類をスタッフの前で一口飲むとかいうアホなことをやらせているようだが、いくら5類に引き下げられたとはいえコロナの感染が拡大傾向にあるようだし、熱中症対策を考えたらステージを見る前に手持ちの飲料の量が減らされてしまうというのも意味不明だ。こうした感染症対策にも熱中症対策にもなっていないアホなレギュレーションはとっとと廃止すべきだと思う。

もし、演者や来場者がテロなどに巻き込まれるのを防ぐためというのなら全てのエリアでやるべきだし、飲み物を持ち込ませたくないなら、そもそも、夏に野外でイベントをやるのが間違いなんだから、とっととこうしたクソなルールは撤廃すべきだと思う。

それから、ジャンプはしてもいいが連続ジャンプは禁止というレギュレーションも意味不明だ。ジャンプする奴って普通、連続でジャンプするよね。それとも、2回や3回は連続ではないってこと?結局、飛びたくて仕方ないアホなオタクは連続ジャンプしまくりで何の意味もないレギュレーションになっているしね。

やっぱり、改善すべき点が多いね。

それにしても、TIFって、なかなか3日間フルで見ることができないよね。

3日間開催になってからだとこんな感じかな。

2016年
予約券制度のせいで見たいものが見られなかったため2日目は何も見ずに帰宅

2017年
フル参戦

2018年
3日分チケットを取ったが仕事の都合で1日しか参戦できず

2019年
フル参戦

2020年
オンライン開催のため参戦せず

2021年
初日が台風の影響で中止となったので結果として2日間の参戦

2022年
フル参戦

今年もフル参戦のつもりだが、初日は夕方以降のみの参戦となってしまった。

本来なら夏休み申請していたので初日も朝から参戦するつもりだったが、シフト管理者が何故か夏休み申請している日に打ち合わせをスケジューリングした上に、未明から朝にかけての業務にも立ち会わざるを得ないシフトにしやがったからね。どこが夏休みなんだ!しかも、こっそり夏休み申請取り消しましたよねとか言ってくるし。当たり前だろ!

本当、ちょくちょく邪魔が入りやがる!
腹立つな!

そんなわけで、会場入りできたのは16時半頃だった。本当、今年のタイテだと多くのステージを見るのは無理だね。

最初に行ったのはFESTIVAL STAGE。ガンダム像近くのこのステージで見たのは久しぶりだ。というか、コロナ禍になってからしばらくはこのステージなかったしね。

ここで見たのはメイビーME。存在は前から知っていたがライブを見たのはこれが初めて。というか、ノイミーと見間違えるよね。略称のノイミーと正式名称の≠MEが合体したような名前だしね。

そして、今年はメインステージでなくなったZepp DiverCity(名称もHOT STAGEではなくHEAT GARAGEに格下げ)に移動。

ここで見たのは#ババババンビ。まぁ、人気あるよね。フェス向けの曲が多いよねというのを改めて実感した。

そして、一旦外に出た。

それは、事前応募者から抽選で選ばれた人のみが見られるメインステージ争奪LIVE決勝戦のチケットをゲットしていたからだ。

なので、一度、Zeppから出て、また、Zeppに入るという面倒くさい状態となった。

というか仕切り悪いね…。

2000人くらい入れる会場で(2階席は使えなくしていたので実際に入れた人間はもっと少ないが)事前応募者でもない人でも見られる一般ステージとの入れ替えがたったの30分しかないのに、それで、5番ずつ番号を呼んでいくって効率悪過ぎるでしょ(途中から10番ずつとか20番ずつになったが)。

それで開演時間になっても全員が入り切れないって仕切りが悪過ぎるでしょ!何のために整理番号を配布していたんだかって感じだ。

ちなみにこの決勝には、i-COL、UtaGe!、ドラマチックレコード、Merry BAD TUNE.の4組が出場した。

でも、披露する楽曲数がグループによって違うし、きちんとしたMCパートがあるグループとそうでないグループがいたのもよく分からなかった。全然、公平な投票ではないと思った。

披露する曲は全グループ同じ、MCは何分(何秒)までという統一したルールを設けるべきでは。ぶっちゃけ、茶番でしょと思った。

個人的には、i-COLが歌唱力の面で優れていたと思ったかな。

というか、他の3組も含めて、ドルオタ系裏垢ではおなじみのグループばかりだから、まぁ、どのグループも熱心なファンを獲得しているなというのはよく分かったけれどね。

それにしても、入場だけでなく投票のやり方も仕切りが悪かったね。

普通、この手の投票って、来場者が退場時に票を投じ、結果は後でホームページやSNS、あるいは別のステージで発表することが多いが、このイベントでは1000人以上は確実にいる観客全員にその場で投票させた後、再び、鑑賞していた位置に戻らせて、投票結果を発表するまで待機させるという非常に効率の悪いものだった。しかも、プログラム中は退場禁止というのだから酷い。

結局、結果発表の時に混み合っている会場の画を見せたいから客を人質に取ったってことでしょ。

そして、集計が終わらないからという理由でダラダラと決勝進出4組にしゃべらせるのもなっていない演出と言わざるを得なかった。

というか、本当に集計は終わっていなかったのか?

最終得票発表の直前にスタッフが司会にメモなりなんなりを差し出した様子はなかったし、司会は手元の台本を見て結果を発表していたぞ。

ヤラセと言われても仕方ないと思う。
非常に胡散臭いものを感じたイベントだった。
まぁ、信者的なファンは大喜びなんだろうが、ちょっとでも芸能とかマスコミ、イベントといった世界に関わったことがある人間なら、何かおかしくないかって思ってしまう展開だった。

それにしても、この決勝会場、オタ臭が蔓延していたな…。久しぶりにこの悪臭を嗅いだって感じだ。こんなのまでコロナ前に戻らなくていいのに…。

ところで、これまでZepp会場はステージにモニターが設置されていたのに、今回はなかったのは何故?予算がないのか?

《追記》
毎年、Tシャツ付きチケットを買っているけれど、結局、ほとんど活用されずに終わるんだよね。朝イチのZeppのプログラムだけだからね、Tシャツ購入者のみが見られるor優先されるステージって。仕事などの都合で朝イチで会場にたどりつけなかったり、同時間帯に別の気になるステージがあったら、結局、使わずに終わってしまうからね…。3日間のうち、1日でも利用できればマシな方では?

というか、TIFってフジテレビ関連イベントなのに、TOKYO MXで放送された「推しの子」とタイアップしているのは何故?「鬼滅の刃」のように、また、MX発で人気を集めたアニメをフジテレビが強奪する気か?


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