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SPARKing

GWから夏にかけてのシーズンはドルオタの心と財布がいたむことが多い。
それは、アイドルや運営、一部のTOが動員や課金というプレッシャーをかけ、貢献できない奴はファンではないというような空気を醸し出すからだ。

そうした空気が作られてしまう最大の理由はこの時季にアイドルフェスが相次いで開催されるからだ。

例年、8月上旬に開催される(例外あり)TOKYO IDOL FESTIVAL、例年は8月下旬だけれど、今年は9月開催の@JAM EXPOを中心に、夏で言えば、六本木アイドルフェスティバル、地方開催の関ケ原唄姫合戦やSPARK(今年のSPARKは首都圏開催らしい)もあるし、GWから初夏にかけては歌舞伎町UP GATE↑↑やクロフェスといった新しいフェスも誕生している。

秋元系、指原系、ハロプロ、スタダ、WACKなどの一部大手を除けば、こうしたフェスに出ることは知名度の向上につながるから、出たいと思うのは当然だ。有名になりたくない、金を稼ぎたくないと思うのであればアイドルなんてやる必要はないしね。与党になる気がない政党に存在意義がないのと同じだ。

勿論、動員や課金でオタクにプレッシャーをかけて疲弊させ、挙げ句の果てに本選に出場できないってことになったら、オタクの財政も厳しくなり、通常のライブや物販に来てくれなくなる。
イベント主催や、選考指標の一つとなっている配信イベントを実施している配信業者が儲かるだけで、アイドルやその運営には金が入らない。
イベント主催や配信業者が手にしたオタクの金は本来はアイドルや運営に行くはずのものだったと考え、どんなに動員が良くてもパフォーマンスが良くても配信ポイントを稼いでも本選出場できるとは限らない(審査員票という不透明な指標もあるし)アイドルフェス出場のための課金レースに参戦する必要はないと考える運営がいることも理解できる。

そして、ドルオタが病む最大の要因は動員だと思う。
課金の方は余程、度をこした額を注ぎ込まなければ、今の時代、キャッシュレス払いがほとんどだから何とかなる。
でも、招待の方はそうはいかない。招待した人のチケット代、ライブハウスのドリンク代、配信投票のための配信チケット代、会場までの交通費を全額負担となるとさすがにそれは借金地獄になるでしょって思う。
そもそも、ドルオタにしろアイドルにしろ友達が少ないから招待できる人が少ない。だから、招待した人の金銭負担をすることになるわけだしね。
オタクやアイドルに自腹を切らせるのは業界のためにならないと思う。
演劇界になかなか新規顧客が入って来ないのは、チケットのノルマ制があって、結局、身内や常連でチケットの売買をして、形の上だけで売れたということにしているからだ。これと同じことをやっていたら、新規のドルオタなんて獲得できないよね。

一説によるとコール・MIXをする地下アイドルオタクはたったの2000人しかいないそうだ。こうした招待したりされたりという関係になるオタクはこれよりも少ないはずだから、そりゃ、その狭いコミュニティの中で動員を増やすのは無理だよねって思う。

そもそも、どこの地下・半地下アイドルもフェス否定派や消極派以外は、この時季は課金レース・動員レースに血眼になっているし、同時期にフェス出場をかけた予選とか、フェス出場者を決める際の参考となるフェスと同じ主催開催の対バンなどが数多く開催されている。
あるアイドル以外の現場は全く行かないという人ならともかく、主現場やそれに準ずる現場を複数持っている人はスケジュール調整が大変だ。しかも、この期間にだって、通常の動員重要ライブや生誕祭、ワンマンはある。

そりゃ、複数の現場のフェス絡みの予選や対バンなどに掛け持ちで参戦するのは無理だよ。

アイドルや運営はもう少し、その辺を考えて欲しい。中には同じ事務所内の複数のアイドルがそれぞれ、別のフェス絡みのイベントに出ていたりもするしね。



ちなみに、このSPARKingという対バンはアイドル系夏フェスの一つであるSPARKの主催が開いているものだ。本選出場をかけた予選とか課金レースなどではないが、ここで動員が良かったり、フロアーが盛り上がっていたりすると好印象になるから、各アイドルや運営は躍起になっている。

本公演はタイムテーブル上、前半の出番のアイドルはほとんどが10分枠しか与えられていなかったので、通常の対バンに比べて見たアイドルの数がやたらと多くなってしまった。なので、各アイドルの印象は薄れてしまっている…。

⚫︎スターチスのラブレター
王道って感じなのかな。

⚫︎As a cutie Pomeranian
グループ名を見ても分かるようにペット的な可愛いさを追求したって感じなのかな。2曲を聞いた感じだと楽曲も可愛い路線のようだ。
あと、このグループは特に目立ったけれど、この公演、他のアイドルも含めてマイクトラブル、音声トラブルが多いね。このグループに関しては歌っている声がほとんど聞こえないというのがやけに多かった。

⚫︎Mellow × Mellow
メロメロと引っかけたダジャレだということを検索して知った。

⚫︎ヒビコレ
制服姿が似合うと思った。

⚫︎コノサキモ隣ニ
こちらは衣装的にも正統派地下アイドルって感じなのかな。

⚫︎HIGH HIGH BEAM
10分枠なので予想通り、現時点でサブスク配信されている2曲“夢アグレッション”と“エブリデイエブリデイ”をやるというセトリだった。まぁ、全てのレパートリーの中から特に盛り上がる曲を2曲選べと言われたら、誰でもこの2曲を選ぶと思う。
そして、のえぴーもつぴもやけに髪型が可愛いかった。つぴは今月下旬に生誕祭を開くが、そこでパフォーマンスするカバー曲は予想通り、chuLaの楽曲となるようだ。




⚫︎ MORE*
モアでも10分枠なんだと驚いた。

⚫︎恋獄魔法譚ラブマジカ
グループ名から想像する通りの感じだった。

⚫︎Layn
この辺からもう記憶があやふやになってきた…。

⚫︎RAiMEi
これも記憶が怪しい…。

⚫︎幻奏リフレクション
SNSでよく名前を見かけるのでこちらの記憶はある。

⚫︎りあくしょんバイト
これも記憶が怪しい…。

⚫︎星屑ラビリンス
このグループは好きな曲があるから記憶はきちんとある。

⚫︎Seven Day'z
セブンだけれど、メンバーは7人ではなかった…。

⚫︎思い出とプレゼント
思プレはきちんと15分枠だった。そして、ROAD TO @JAM EXPO決勝と同じ超勝負曲=盛り上がる曲の3曲“WILD LAND”、“Draw the story”、“トワイライトダンス”というセトリだった。今回は表に出す審査員票というのはないから、ROAD TOのようにオタクが自分の推し以外のアイドルでは盛り上がらないといった変な状況にはなっていなかった。楽曲やパフォーマンスの力でここまで盛り上がることができるとアピールするにはこの王道セトリがピッタリだと思う。


今回は時間に余裕があったので、あもさんともえちゃんとは2枚ずつチェキを撮った。さらに、以前にもらった入場特典の写メ券もたまっていたので写メも撮った。


意外と自分が他のメンバーと撮ったり、ライブ中に他のメンバーをじっくり見たりしていることを気にしているメンバーが多いんだなというのを実感した。反省します。
唯ちゃんとも撮ったが、てっきり他のメンバーの所に行くんだと思ったと言われた。こちらも反省しなくては…。


ちなみに今回は先週のROAD TOの前物販の時にはいなかったららちゃんとも撮った。
とりあえず、オリーブは色々なイベントごとが重なっているから、スタッフにもちょっと疲れの色が出ているよねと思ったりもした。



⚫︎Lily of the valley
この辺の記憶も怪しい…。

⚫︎ラビットビット
これも怪しい…。

⚫︎みらくる⭐︎ふぉーぜ
どうも、運営のブラック体質を批判して辞めたメンバーがいるせいで良いイメージで見ることができない…。

⚫︎AiVER.
ROAD TO@JAM EXPOの予選では思プレに負けてしまったが、本公演開催前の事実上の動員レース、課金レースである前売チケットの指名予約数では思プレに勝ち、トリを飾ることになった(結局、この対バンも動員・課金レースか…)。
おそらく、AiVER.のオタクからしたら、思プレに負けるなんて予想もできなかったんだろうね。しかも、決勝では思プレは4位に終わり、本選出場の機会を逃してしまった。AiVER.のオタクからすれば、あの時、こちらが勝っていれば本選にも行けたはず。うちらの動員を舐めるなよという宣戦布告なのだろう。まぁ、どちらの現場にも出入りしている自分からするとこうやって争っている現場を見るのは複雑な気もするが。



《追記》
今回の会場のなかのZERO(この手の対バンで大ホールって珍しいね。大抵は小ホールなのに)に限ったことではないが、指名入場の際に出番まで時間があるグループの名前を言うと、“は?”という表情をしたり、“もう一度”って言ったりする受付って多いよね。

結局、目当ての1〜2組前にしか入場しない客が多く、受付にはアイドルに対する興味がないのが多いから、今からの数組分の名前しか把握していないってことだよね。

そもそも、ライブハウスとか対バンライブの会場となるホールで受付している人って、やる気のない人か横柄な人がほとんどなのは何故?

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