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テレワークでできること、できないこと

タイトル画像は、私のテレワーク環境である。1年半前に在宅勤務が解禁になった時からすぐにテレワークを始めた。最初は月に1回だったが、だんだんと月に2回3回と増やして来て、今年から月4回になっていた。
テレワークを始めた頃はノートPCに外付けで、23型FHDモニタとキーボード、マウスを繋いでいたが、もっと効率を上げるためもう一台のモニタを購入した。当初から使っていたFHDモニタは8年くらい前に購入したもの。今回はより高精細の23.8型WQHDモニタにしたが、以前に比べて随分と価格は下がっていた。
最近では、コロナ騒ぎテレワークする人が増えて、モニタの在庫が少なくなっているようで、早めに購入しておいて正解だった。

現在は、人との接触を8割減らすという目標を実現するために、週4日がテレワークとなっている。正直なところ、ここまでテレワークが増えるとは予想していなかったこともあり、改めてテレワークでできること、できないことを、自分の仕事に限定される話になるが、まとめておくことにする。

テレワークでできること

テレワークでできることは、書類を読む、資料を検索する、資料を作成する、書類を書くという思索作業、創造作業には適している。また、会議も各種オンライン会議、Web会議のツールの充実によりそこそこできる。一方で、むだな会議や、ただ参加するだけの会議が減るという話も聞く。
テレワークしていると、周りには家人以外おらず、職場の同僚などから話しかけられることがなく、他人の会話も聞こえてこないのである。私の家には小さな子供がいないことも、環境としては恵まれている。
そういうわけで、テレワークは一人で作業をするには、集中できて非常に効率が良い。かえって集中しすぎになるから、意識して息抜きをする必要がある。

テレワークによって得られるメリットは、通勤時間がなくなることが最も大きなことである。私の通勤時間は片道1時間半、往復で3時間にもなる。通勤しないことで余った時間を有効に使える。朝はジョギングして、夜はスポーツジムに行くなどして、テレワークによる運動不足を解消するようにしている。今はスポーツジムも休館になっているので家で筋トレの日々である。
コロナ対策でテレワークするようになって、睡眠時間が増えている。iPhoneのアプリSleep Cycleで睡眠時間を計測しているが明らかに睡眠時間が長くなっている。3月はコロナ対策でいつもより1時間早く時差通勤していたから、いつもより睡眠時間は減っていた。

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もう一つのメリットは、サラメシの悲哀、ランチ難民から開放されることがある。都会のオフィスビルの周辺はランチタイムには非常に混むので、いつもは弁当を持参していた。テレワークとなれば、家にあるものを食べられるし、今は妻も家にいて、作ってくれるのでとてもありがたい。

テレワークでは息抜きが必要だと書いたが、家にいるときは、窓を開けてベランダに出て外の空気を吸える。今のオフィスではなかなかできないが、家なら自由にリフレッシュすることができる。

そして、テレワークの隠れたメリットは、家人に働く姿を見せられることではないかと思う。サラリーマンの家庭では、普段はどんな様子で仕事をしているか子供は知らない。それを間近で見ることができるのは、子供にとってもいい経験になるだろう。

テレワークでできないこと

テレワークでできないことは、最近話題となっていることなのだが、書類への押印。基本的に上長の決裁を得るためには、文書を印刷しなくてはならない。押印はしないが、電子決裁でも、紙での確認が必要なことがほとんどである。今の職場では中心となる業務を紙で回しているため、なかなかペーパーレスに移行できないでいる。
そしてもう一つは、機密性の高い書類を持ち出せず、関連する業務は出勤しないとできないというルールになっていることである。これもペーパーレスにすれば解決するのかもしれない。

テレワークが増えて、気がついたことは、職場の同僚との気軽なコミュニケーションができていないことがある。ちょっとした会話で、問題解決のいとぐちがつかめたり、アドバイスができたりしていた。それが無くなっているように感じる。また、何かを伝えたいという欲求も少なからずくすぶっている。オンラインでも気軽にコミュニケーションできるツールや環境が必要だと思う。

テレワークでできないことは、業態や職種により様々あるだろう。また、今回、テレワークが推奨されたことがきっかけで、初めて取り組んだ職場も多いだろう。実際にテレワークやってみた人は、そのメリットを少なからず感じているだろうから、今のコロナ騒ぎが去っても、テレワークのない社会にはもう戻れない。

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